yocoさんのレビュー一覧

花待つ君に捧ぐ愛 小説

和泉桂  yoco 

マイナーな映画館で昔の映画を観たような素敵なお話☆

前作があることを知らず購入し、読み終わったあとにスピンオフだった事を知りましたが、読み進めるのにこちらを単独で読んでも支障ないかと思います。

珍しく攻めさん視点のお話を読んだように思います。
戸次、警察のあり方に嫌気や不満を抱いた事から探偵業に転職します。
そんな事務所に現れたのが、警察時代に訪ねたやくざの親分の家で1度だけ顔を合わせた情人だった晶が訪ねてきます。
そのまま事務所に居座…

6

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

マジ泣く子ぎつね物

めちゃくちゃ可愛い子ぎつねと、都落ちしてきた武士とのお話です。
再読でしたが、相変わらず号泣。

当初より ちょっと腐経験値があがったので、
スピンオフというか番外編などを探してみたりしたのですが
お姉様方のレビューでは、あまあま話は見つけられなかった。
先生のサイトもちょっと見てみたんですが・・・
圧倒的な糖分不足により 萌2。都合いいお話ではないんです。

はぴはぴ少なくても…

3

窓辺のヒナタ 小説

朝丘戻  yoco 

日向がかわいい、切ない、愛おしい

久々に特典冊子付きのものを購入したくなるくらい気合いを入れてしまいました。

ゲイであることに引け目を感じる中で複雑な家庭環境を送る高校生男子の日向。
ネットゲーム上で出会った男性に恋心を抱くけれど、女子高生と勘違いされたのをあえて誤解を解かずに付き合い続けるうちに嘘をついている罪悪感と膨らんでいく想いが切なくてゲーム仲間の励ましと同じように応援したり慰めてあげたくなりました。

相手の…

9

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

冒頭が超せつなく感じた 幽体離脱もの

キッチュな表紙に惹かれてget。
内容は(特に前半)色合いからの予想に反してきゅんきゅん。
最後までそのまんまでいけなかったので萌2でお願いします。

表紙、カラー口絵1P目とも、ピンク基調で
受けさんのひょうきんな表情が らぶりー♡
その後ろ、カラー口絵の2P目が個人的大ヒット!
学ラン姿で、高校の屋上でキスする二人の図。わー青春ー
でも今じゃないってわかってるから「懐かしい~」…

0

窓辺のヒナタ 小説

朝丘戻  yoco 

良くも悪くも小綺麗

『坂道のソラ』の関連作。
前作未読ですが、問題なく読める内容でした。

あらすじ:
日向(受け)は、ゲイであることから義父と弟に辛くあたられ、肩身の狭い思いをしている高校生。
SNSで知り合ったシン(攻め)という男性に女性と勘違いされ、本当のことを言い出せないまま彼に惹かれていき…

顔も素性も知れない相手に本気の恋をするという展開にやや引っかかるものの、現実世界でそれぞれ鬱屈した思…

10

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

壮大な愛の物語が完結

 どうもこのシリーズを単体で時間を空けて読み進める精神的強さを私は持ち合わせておらず、1巻の評判を伝え聞いたのち、電子書籍で1巻ずつ買い進めて、この3巻が出るまで親鳥のように温めていたものでございます・・・・・(T_T)邪道極まりなくてすみません。本当に素晴らしい作品でした。
 アワードで上位に入っているのを横目に見ながら、見て見ぬふりをするのは辛かったですが、最後まで一気に読み終えてシリーズと…

11

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

印象のダブルミーニング

題名通り、8年後、恋人になった後の2人。

「八年目のクリスマス」
今年のクリスマスは恋人になった礼がイギリスにやってくる。その為に8ヶ月の間ずっと頑張り続けたエド。
そんなエド視点での礼への愛と執着が語られます。
出会いの頃の愛に怯えるエド。今年のクリスマスにもうすぐ会えると浮かれるエド。礼に仕事が入り感情が制御できないエド。別れた8年間の発狂するほどの礼への想い。コマドリに優しい心を…

6

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

BL界のビルデュングスロマン的な

「パブリックスクール」第2作。

冒頭、1作から続く誰もいない学校内での連日の強姦から。
相変わらずエドの心がわからない礼と、言葉では何も言わないエド。
何も言わなければ何も通じないのに、何を言ってもそれでも通じない。
読者にはエドの本心はいつでも透けて見えているのに、礼のフィルターがかかると途端に解釈がずれていく。
怖いところは、礼の解釈もまた成り立つところ。
作者様が一つ一つのセ…

6

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エド、頑張ったよね!

まずは、前作からの続きなので、未読の方は前作から順番に読むことをお勧めします。

前作から礼もエドも、色々な自分なりの理由から、自分の一番素直な気持ちを相手に伝えられずにもだもだしっぱなしで、礼くん、もういい加減エドの気持ちに気付いてやれよ!とおばちゃんは萌えきれずにいたのですが、クリスマスエピソードで少しいじいじを脱したのかと思えた礼くんの明るさと、卒業間際のエドの切なさが垣間見れて、ようや…

2

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

壮大なプロローグ。忍耐!

今はこういうの(私的)当たりの時期なのか?!
また主人公卑屈シリーズに当たってしまった!
やはりこういう主人公は読んでいて辛いし、非常にイライラするのですが、今回の礼くんは、まぁ、こんなに卑屈になっても仕方ないよね……と思える境遇で、100%感情移入できないわけでもありませんでしたが、それでもやっぱり、辛い!……というか、うじうじが長い!長すぎる!
それは、うじうじに拍車をかけるエドのせいで…

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