yocoさんのレビュー一覧

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

yoco先生のイラストでマストバイ

もう表紙を見ただけで紙で買うと決めました。挿絵は全て芸術でした…。yoco先生ありがとう…。
尾上先生は初読み作家さんでした。ストーリー設定も好みだったので迷わず購入。
読後の感想の一番は文章の表現と素晴らしくリンクする王と王子の美しさです。
攻めのグシオン王はこーんなイケメンどこにいるんだ!っていう王でした。性格も率直で思いやり深いのですが、軍事に長けて冷静に状況を見極めていて世に疎いリデ…

8

夜啼鶯は愛を紡ぐ 小説

小中大豆  yoco 

一度読んだだけでは理解できないかも

この作者さんの本を読むのは初めてです。表紙が綺麗だったので気になって購入しました。
シリアスであまり甘くない内容が好きなのでお話は◎ですが、作中で描かれている受けの描写と挿絵がかなり噛み合わず・・・うーんとなりました。
ページ数があまり多くはないのと攻めの行動があまり理解できないので、攻め目線での話もあればもっと理解が深まるのかなと思います。

1

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

めちゃくちゃ最高だった

ファンタジーもの、そんなに好きじゃないんです。
基本ものぐさなんで、設定とか背景とか独特の用語とか理解しながら読むのが億劫というか。

だけど表紙に惹かれて読んでみたら、これがまぁめちゃくちゃ面白い!!
一気に読んでしまいました。

繊細に、細部まで丹念に紡がれた一枚のタペストリーみたいな作品だなと思いました。
魔法とか、禍々しい呪いとか登場するのに、荒々しい筆致の油絵みたいな感じじ…

15

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

正統派ファンタジー

花嫁ものは、もはや形式美。テンプレ導入部からの展開を読ませる、大喜利の域です笑

作者の落ち着いた文体やyoco先生のイラストから、しっとりとした上品な物語なのだろうなと期待したとおりの、欧風ファンタジーでした。

最初から最後まで息もつかせぬ展開でありながら、きっちりと構築された世界観の中で全く破綻なくハッピーエンド。素晴らしいです…!

死を覚悟したエウェストルム国王子、リディルの…

10

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

無駄な言葉がひとつもない

すごく良かったです。
初めから過酷な運命なのに、受けがメソメソうじうじしないで気高い王子なんです。
国のため、民のために命を落とすなら本望。それは決して死んでも良いという後ろ向きな理由ではなくて、みんなを助けるための手段で役に立ちたいという健やかな理由。
そのため、命を落とすことに意味がない従者は一人残らず逃がす。(どうしても言うことを聞かない一人を残して)

それでも怖い訳じゃない。で…

6

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

シリーズ集大成のような作品

 桂人とスタンが結ばれた後のアフターストーリーの様な位置付けと思っていたら、全然違いました。内容が素晴らしかった…。前作は内容の理解が難しかったですが、今作はストーリーに入りやすく、読み終えた時にこみ上げる物が大きかったです。
1ページ1ページの内容が深いのと、ボリュームが多いので、読むのに時間がかかりました。この内容が現実に起これば、心身共に消耗しそう。スタンと桂人凄い。。

 読み出した…

1

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

1冊があっという間

結構厚みのある本だったのですが、面白くてあっという間に読み進めてしまいました。
最後に差し掛かると、もう終わってしまうのかと寂しい気持ちになります。

ファンタジー好きな私としては、魔法が使える世界観に大興奮でした。
とくに受けの、心情に合わせて手から花が生まれては零れ落ちる、この描写が大好きです。受けの心情を巧みに表していて、すごいなあと思いました。

魔法が蛇足ではなく、しっかりと…

8

パブリックスクール-ロンドンの蜜月- 小説

樋口美沙緒  yoco 

余韻がすごい

すみません、エドレイが気になりすぎて、八年後の王と小鳥の後スタン桂人編飛ばして読んじゃいました。(この後読みます)
すごく良かったです。
読後の余韻がすごい。
名台詞もたくさん、マーカーで線を引きたくなるくらいグッとくる台詞の数々。
今回は、さまざまな愛のかたちが描かれていました。
懐かないネコ(デミアン)が心を開く。
一緒に美術館行こうって誘ってきたり、自分からメール送ってくるとか。…

4

「花降る王子の婚礼」コミコミ特典限定書き下ろしSS小冊子「花降る王妃のしあわせ生活」 特典

タイトル通り幸せな一場面

国王夫妻が仲睦まじく末長く幸せに良き国政が続くだろうと思わせるショートストーリーで、花溢れる幸せな一場面です。

本編にもありましたがリディルの魔法が制御できず、手先から花が溢れてくるシーンが好きです。
それも、感情がダダ漏れで花の色や形状に現れてしまうところ。
多忙な中グシオンが会いにきてくれると思うと白く芳しい花、近づいてときめけば赤い花…と。

そして、王の側近カルカとリディルの…

1

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

愛と感動

運命を受け入れ死ぬための旅路に1ページ目から涙で文字が滲みました。

他国に対して命を差し出して詫びなければならない国の代表として旅立つ王子リディル。
城の皆に愛されその命が消えることを悲しみ誰もが涙ながらに別れを惜しみます。
逃れることができない運命を知りながら引き止め逃げてほしいを願う人々の悲しみと絶望が伝わり涙無くして読めませんでした。

城内の花や柱の傷や仕える人々との関わりを…

8
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