緒笠原くえんさんのレビュー一覧

囚愛契約 小説

ナツ之えだまめ  緒笠原くえん 

順応性高い受けと逃げ腰攻め

「うなじまで、7秒」を読んだ後にこの粗筋を読んだので、もっとグズグズの甘々なのかと思っていたのですが、苦しい恋のお話でした。

ある出来事から距離を置いた広告会社の先輩と辞めた後輩、デカい仕事で久し振りにタッグを組まなければならなくなり後輩に交渉するも「一週間俺のものになってください」と言われて、なお話。

まさか1週間のうち最終日に挿入宣言で、初日は筆攻めだけって易し過ぎない?
初日か…

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推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

真犯人を追え

やっぱり事件系ちょいミステリものは面白い!

主人公はクールビューティで有能な弁護士・恵吾。
上司からの命令で、専門外の殺人事件の弁護を引き受けることとなる。
容疑者は財閥の小笠原グループの三男でフリージャーナリストの晃司。友人の阿部を殺害した罪に問われていた…
詳しいあらすじはすでに皆様のレビューにありますので感想だけ。

もちろん晃司と阿部の間には人には言えぬ過去があって、阿部の…

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推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

淡々と進む法廷もの。

2014年刊、淡々と進む法廷もの。

弁護士という職業柄白黒つけたがる恵吾と、重傷で無実なのに殺人事件の容疑者に仕立てられていながらもどこか無気力な晃司。
彼の弁護を請け負った恵吾は、地道な調査や駆け引きから晃司自身が抑えていた実直な感情を引き出すのに成功して、事件の真相を見つめ直す機会へと道を開く。
素の晃司は恵まれた育ちの坊ちゃんなのに傲慢さは皆無で、意外にも他人の安息の為に自己犠牲を…

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極上快楽カウンセリング 小説

髙月まつり  緒笠原くえん 

カウンセラーってうさん臭くありませんか?

タイトルは全くもって私の偏見です。全国のカウンセラーさん、ごめんなさい。
でもね、このお話のカウンセラー、古見仲は間違いなくうさん臭いんですよねー。
とんでもないキラッキラの美貌を前髪で隠したカウンセラーなんですよ。
そもそも『セックスカウンセラー』ではなく『ナイトライフカウンセラー』。このマイルドな言い方がもう既にうさん臭いと思うのは私だけなのかしらん?
で、この『うさん臭さ』が面白かっ…

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極上快楽カウンセリング 小説

髙月まつり  緒笠原くえん 

ナイトカウンセラーの手腕とは

今回は動画配信で話題の心療内科医でもあるナイトカウンセラーと
長らく下半身に秘密を抱える国語教師のお話です。

攻様の独特な治療法で受様が無事に完治し攻様の恋人になるまで。

受様は広大な敷地をもつ学園の高等部で国語教師をしています。学校
では生徒から「カッコいい先生」と言われますが、学園の敷地から一
歩外にでると「地味な人」になります。

地味でも彼女はいたし、友人も多いので…

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LOVE×49 コミック

ちゃい  緒笠原くえん 

グッズに詳しくなれる…かも?

タイトル最高ですね!
『LOVE×49』は、四十八手を超える一手という意味らしく、わたしはとても気に入りました。

古代民俗学専門の大学非常勤講師・金山時雨と大学生でラブグッズ店バイト・了仙寺巴を中心としたお話です。
恋愛ストーリーを楽しむだけでなく、ラブグッズにも詳しくなれちゃいます。
実際に作者さんたちがTENGAの本社に取材に行っており、作中のグッズは実際に販売されているものです。…

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皇軍恋詩 紫の褥、花ぞ咲きける 小説

鳥谷しず  緒笠原くえん 

やってる事は下品でお馬鹿、なのに気品を感じる不思議

電子書籍で読了。挿絵あり。あとがきなし。

純愛です。
放尿、馬上、野外、いたしている最中のヴァイオリン演奏等々、変態プレイのオンパレードで、おまけに麗しの涼白宮星華さまは悪漢に捕まって媚薬を盛られ、尿道責めやら獣姦未遂やら……悪ノリと言っても良いほどのてんこ盛り。
舞踏会で麗しの涼白宮星華さまがダンスのお相手を誘ったご令嬢は、星華さまのあまりの美しさに次々と気絶されるシーンなどは「コント…

3

推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

ミステリとして、とても良作だと思います

電子書籍で読了。挿絵あり。

表題作とその後を描いた短編が収録されています。
表題作は、藤野が主人公の「ミステリ+法廷もの」として面白く読めました。
このお話が「ミステリ」である所以は、被告人の小笠原が弁護人である藤野に不可解な態度で接すること。本来ならば無実を勝ち取るために行われるべき協力が、何故か行われない所に「謎」があるのですね。その「謎」を解くために藤野は探偵役もこなすという形にな…

3

囚愛契約 小説

ナツ之えだまめ  緒笠原くえん 

受けさん winner! 

「うなじ・・・」「どうにか・・・」 に続く ナツ之先生3冊目~
リーマンものにめっちゃ興味あるわけではなく、ナツ之先生のを読みたかったからget。

作者名伏せて本だけ置いてあっても
ナツ之先生の作品では と推測できるんじゃないか?と思うぐらい
ねっとりまとわりつく、このトロットロな書きっぷり。
このねっとり感が、肌寒くなった今の季節にちょうど良し!で萌2.
(単にファンダジーじゃな…

3

囚愛契約 小説

ナツ之えだまめ  緒笠原くえん 

囚われているのはどちらか

契約として身体を差し出すというのはよくありますがこの作品の場合は会社の元先輩、後輩という関係ありきなのでその後の展開も違ってきます。囚えて、身体を弄んで、絶対的優位な立場の攻めがそうは見えなかったり。ともかく悲しいんですよね攻めの気持ちを思うと、拒絶しないのに受け入れてくれない。突き放してほしいのに希望を見せる
好きになってほしいけれど絶対に自分のものにはならない。
対する受けの気持ちは…

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