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伊勢原ささら 麻々原絵里依
kurinn
ネタバレ
実は伊勢原ささら先生の作品を読むのは、昨年発売された「ピノと、彼の初戀」が久しぶりでした。そしてその作品が素晴らしかったので今作も購入する事にしたんです。今作もとても素敵な作品でした。 今作の特徴としては読んでいてとても安心感のあるところなんです。良いワクワクはあっても嫌なドキドキは無いという、私の身体にも精神的にも元気を貰える作品でした。 それはひとえにエリオというキャラクターのおか…
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
【ほんのチビすけだったときから、俺はずっとおまえだけを想ってた(エリオ)】 エロス度★★★ おやおや、人を傷つけるものではなく花を咲かせて人を幸せにする魔法とは平和的でほっこりしますね。 日陰者として生きてきたリュカに訪れるシンデレララブ。 綺麗に咲き誇る花たちの美しさ。 モフモフなレムの可愛さ。 遠巻きにされていたリュカの元に幼馴染みのエリオが現れたことで、停滞したリ…
しぐれ西瓜
花を咲かせる魔法使いのリュカ。黒眼黒髪は不吉だと言われ、城を追われて隠れて生活している所を幼なじみの騎士エリオがリュカを探して訪ねて来た所から話が始まります。 エリオの協力によりリュカは花を咲かせる魔法、花術の訓練をして、国王主催の花術大会を目指す、というお話。 エリオはリュカ一筋で、だけど恋愛に関してあまりにも鈍感なリュカはなかなかエリオとそういう雰囲気にはならないです。それでも、幼なじみで…
umeair
「花の魔法使いは御前試合で愛される」のコミコミさん特典SS小冊子のこちら。 攻めのエリオ視点のお話となります。 王子としての仕事が忙しいエリオと、未来の王妃としての勉強と王室花術師として引っ張りだこのリュカ。多忙で1週間ぶりにリュカに会える!と喜び勇んでリュカの元へ向かったエリオですが、何かを隠した様子のリュカは部屋を飛び出していってしまってー と続きます。 別れ話なんて絶対に…
伊勢原ささら先生の新刊、楽しみにしていました〜! 前作の『ピノと、彼の初戀』が大好きで。 新刊は、花を咲かせる力を持つ”花術師”が主人公のファンタジー。 表紙のリュカの肩にちょこんと乗っている、コウモリのような見た目の「レム」が作中でもものすごく可愛かった。。「キュキュッ」と鳴くその鳴き声にも萌えました。 黒髪・黒瞳という容姿から「黒の花術師」として人々から敬遠される花術師・リュカ…
ちろこ
後半以降の怒涛の回収劇は見事としかいいようがない…っっ!ここぞっていう見せ場をガンガン入れて、ストーリーに引き込ませるパワーが素晴らしいこと。とっても面白かったです!!! 点と点が線となって繋がっていく盛り上がりに大・興・奮です。まさかのアノ人があの人で、まさかのアノ人もこの人で……って。一体、どんだけのサプライズを仕込んでくるんでしょうか。おったまげました…((((;゚Д゚))))))) …
伊勢原ささら yoco
もちベーグル
BLアワードランクイン作品からきました。 正直これはBLですか?と聞かれればうーんとはなります。そもそもピノは木の人形だし、ピノはお姫様に憧れアンジェロのこともお姫様みたい!と嬉しそうにしてますし。むしろ姿形とか性別なんて通り越して心と心で繋がる優しい愛の物語だと思います。 ジャンルにとらわれず読んでほしい、そんな1冊です。 この作品の特徴は間違いなくピノです。 明るくて優しくて文…
魔法の力を借りて、心を持って動く人形のピノが、人間のラウルに恋をする物語。 人形のピノが歌ったり踊ったり、そして童話で読んだお姫様と王子様の恋の物語に憧れ、人間のラウルを好きになって行く様子が、とても初々しい気持ちで、読むことが出来ました。ピノがラウルと出会う前は、ピノを作った製作者であるパオロとずっと一緒に暮らしていましたが、パオロの教育というか、ピノに対する接し方?どうやったらこんな風に美し…
伊勢原ささら hato
みざき
決して明るく楽しいお話ではないのです。 自分自身に重い枷をつけてしまっているような、主人公である敦也の心理描写がすごく苦しい。 通り魔から自分を庇って亡くなった親友・啓を想い、喪失感と罪悪感でいっぱいの状態のまま生きている敦也。 彼らは親友関係で恋愛関係ではなかったのですが、どこか置いて行かれてしまった未亡人っぽさを感じるというか…それくらい中盤まで本当に敦也の内面がぐるぐると苦しくて。…
ぱるりろん
木の人形であるピノが、自身を作ったパオロを探して旅をする話。 パオロを訪ねてきたラウル、旅の途中で知り合ったアンジェロとピノの3人の旅です。 ピノは天真爛漫で元気印の魔法人形。沈み込むラウルを笑顔にし、病弱のアンジェロに活力を与え、いろいろな人を明るい気持ちにしていきます。 設定は寓話的で可愛らしく、イラストもほのぼの。BLであることを忘れるほどでした。 むしろBLであることを最後まで忘れ…