市梨きみさんのレビュー一覧

心中するまで、待っててね。 (上) コミック

市梨きみ 

エンタメ範囲内の「不穏」。構え過ぎず読んでいいと思う。

ガッツリ感想は下巻に回すとして、上巻には軽めの雑感を。

私は市梨きみさんの作品を過去に1冊しか読んだことがなかったので、もし市梨さんがアーティストタイプの漫画家さんだったら題材的にメンタルをやられかねないなーと思ってめちゃくちゃ警戒しながら読み進めたんですが・・・
うん、全然大丈夫だ、市梨さんはエンターテイナータイプの漫画家さんだね。

上下巻読み終わっての超率直な感想は、「いやー、不…

7

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

このタイトルにたどり着くまで

というわけで、いよいよ下巻は「不穏」の部、謎解き編です。
まず冒頭にハートフルな描き下ろし部分があって、ちょっと油断させてからの謎解き編は、葵視点のパートもはさみつつ、どんどん真相解明されていくのですが、、、、。
真相は、想像してたよりは、ずっと「不穏」というか、陰惨で、表現としてはコマ数も抑えて相当描写を控えていますが、それでも読むのは、なかなか辛かったです。
そして、このタイトル「心中す…

3

心中するまで、待っててね。 (上) コミック

市梨きみ 

ここでハートフル成分を十分摂取しておいてね

いろいろな脅し文句の付いた「ハートフル不穏BL」という事ですが、上巻は主にハートフル編なので、「不穏」の方の事は迂闊に忘れたまま読了。
絵もかわいいですし、ちょっとファンタジー入っている系のお話かなと、葵兄ちゃんの事は、何となく察しは付きつつも、「不穏」の方は、福太の記憶と一緒でどこかへ封じ込めておきましょう。
むしろ、「上下巻で同時発売したって事は、この続きの下巻で謎解きされるのよね、どんな…

0

さよならアルファ コミック

市梨きみ 

めっちゃおもろい

オメガバの中では1番好きな作品です。

初めて表紙を見た時は、こんなに幼い子が受けを攻めるのか。とかなり衝撃でしたが、全然違いましたね笑
めっちゃ安心しました。

受けの人は生徒会長で、自分をアルファだと思い、生きてきた。

しかし、攻めの子の登場で、いきなり発情期が!

そのフェロモンは尋常ではなく、同じ生徒会メンバーの一人のβにも匂いが分かるほど。

攻めと一緒にいる時は…

3

3分インスタントの沈黙 コミック

市梨きみ 

感動作品

エロいシーンはエロく、でも内容は深く泣ける話です。

義理の兄弟のBLです。

弟×兄。好きな人はハマるはずです。

元母親のせいで、女性が嫌いになった受け。

そのせいで電車に乗る時はとてもしんどい受け。
とても可愛そうです。

それとは逆に再婚?した時に出来た義理の弟。

弟の方はセフレが数人いるが、本当は兄のことが好きで、兄も弟が好き。

セフレなんかやめて、俺…

2

可愛い先輩の飼い殺し方 コミック

市梨きみ 

ヤンデレにわんこがプラスされると?

ヤンデレわんこ×ツンデレ美人
…て感じですかね?
ヤンデレにわんこ入ってる分、
思っていたより可愛い攻めでした。
溺愛責めですしね!
もちろん、大好物です♡

とても、市梨先生らしさの出ていた作品だったと思います。
攻めの奏が受けの侑哉を監禁するところなんて、
まさにサイコパスでしたが、
奏も本当は葛藤していて悪者にはなりきれない感じでした。
だけど、そこがとても良かったと思…

0

心中するまで、待っててね。 (上) コミック

市梨きみ 

緻密に張り巡らされた様に見えた謎は、読み手側には自明の理かもしれない。

そもそも最初から不穏なのだ。
上下巻でパート分けされ、上巻で謎を。下巻で一気に謎解きを、という一見ミステリー仕立て。
注意深く読むまでも無く。そこかしこにパーツは散りばめられている。
まず、連載当初から大袈裟に振りかぶった煽り。幼ないまま現れた「葵兄ちゃん」。
若返りしたのか、成長が止まる病気なのか。某コナン的な事なのか? などと本編中にも書かれているが、これはそう「思わせる」にはちょっと…

0

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

これは陰惨で、残酷な天使のテーゼ。

泣きました。そして、眠れなかった。つらくて、痛かった。
残虐で、陰惨で。言うなれば これは「残酷な天使のテーゼ」

非常にゾッとさせられました。そして自分の脳内でなされた映像化に苦しみました。
これは、この事件自体は、私たちの生きるこの世界に、あり得ることだろうと容易に想像出来るおぞましい事件だからです。

読みながら、少し。福太の記憶の曖昧なところが不穏で、ちょっとだけミスリードされ…

35

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

耐えられなかったけれど

手に取るのを躊躇していたこの作品。

なぜならハートフルな作品は大好きですが、
不穏・心中というワードにかなり抵抗があり、
果たして自分に耐えられるのか…と。

上記ワードに引っかかったり、抵抗を感じる方はどうぞ
メンタルを万全に整えて下巻に臨まれるのがよいかと
思います。

辛いシーンに何度も心臓を抉られて嗚咽をあげながら
読み続けて心が瀕死寸前になり読後はしばらく
放心…

7

心中するまで、待っててね。 (上) コミック

市梨きみ 

躊躇していたけれど

こちらの作品、読みたいけれど躊躇していました。
市梨きみ先生の描かれる絵がお綺麗ですし、
繊細な心理描写もお上手で好きな作家様。

そんな先生の新刊がタイトルからかなりの地雷…!
しかも『ハートフル不穏』の煽り。
もう、どっちなの!?みたいな。
さらに『人を選ぶ問題作』。
う〜ん、受け入れられるかな…と。

しかし結局はやっぱり読んでみたい〜!と
作品への興味深さが勝り、いざ…

2
PAGE TOP