円陣闇丸さんのレビュー一覧

ひそやかな情熱 小説

遠野春日  円陣闇丸 

どんだけ不器用なんだー!!

他の方が書かれているように、攻めがどんだけツンデレやねん!って感じです。
無表情であんなに酷い言葉をポンポン投げつけられたり無視されたりしたら、それは受けも自分のこと好きとは到底思えないですよね。。
デキる実業家なはずの攻めのとんでもない不器用さが意外過ぎました。
また、そもそも論ですが、気丈で聡明な大の大人である受けが10年間もヤクザに囲われてるというのがイマイチピンと来ませんでした。

0

魔法のない国の王子 小説

さとむら緑  円陣闇丸 

王子様がやってきた

1冊まるごと表題作です。文庫で279ページって長い方に入るのではないかと思うのですが、二人の日常が面白くてあっという間にラストまで来てしまった印象でした。

自分的にはファンタジー系って、その世界の独自ルールを覚えるのが大変だったり、次から次へと出てくる新しい事実がご都合的に思えて冷めたりすることがあって得意なジャンルではないのですが、この作品は「王子様が絵から抜け出る」という大きな点以外は異…

2

阿仁須先生の淫らな診察 小説

砂床あい  円陣闇丸 

アホエロ……だけど切ない人外モノ

作者様いわくアホエロとのことですが、確かに吸精鬼ってギャグみたいな設定だし笑)、笑えるような会話が多くて、特に最初の方はニヤニヤ笑って読んでいました。

けど、途中からとても切ないすれ違いのお話になっていきます……!

丞司への想いに悩む穂純の葛藤も切ないけれど。
自分の恋心をどう表していいのかわからずに、穂純を追いかける丞司がとても愛しくて、マンションの前で健気に待ち伏せする姿に涙が出…

6

阿仁須先生の淫らな診察 小説

砂床あい  円陣闇丸 

人外モノ苦手でも読みやすい!

インタビューなどでの事前情報ではアホエロとのことでしたが、しっかりとストーリーもありバランスよく楽しめる作品でした!

CPはイケメン開業医の吸精鬼×童貞EDリーマン。こういう雰囲気の作品によくあるスーパー攻め様かと思いきや、子猫と喧嘩して傷だらけだったり、受けのことを数日間健気に待っていたりと、等身大の一面もあってとても好印象でした。受けの思考も突拍子すぎることなく読みやすいです。

人…

8

秘密と嘘 小説

高坂結城  円陣闇丸 

関連のない2カップルの話

2カップル、中編2作品が収録されています。どちらも同じくらいの長さで、ちょうど半分位です。

2カップルは関連がないのですが、「年上攻め・年下受け」「攻めが先に受けを好きになる」「受けは『以前の恋人』の結婚を機に別れることになる」と共通点が多いため、似たような印象を受けました。

ただ、似たようでも、それぞれ特徴もあって面白かったです。
特に同時収録「BLUE ANGEL」は、別れを告げ…

0

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

これが王道

未読箱から発掘。
でも、とっても凄く既読感あるのは、実際に既読だからか、はたまた、超王道展開だからか、果たしてどっちだろうと、最後までどちらとも決定できないまま読了。
確かに、他の方も書かれているように「The BL」な展開で、適度なエロを挟みつつ、切ないすれ違いから誤解が解けてのハッピーな結末。
最後の方、ちょっと急ぎ足で畳みにかかっている雰囲気もなきにしもあらずだけど、全体にわかりやすく…

2

花嫁と誓いの薔薇 砂楼の花嫁(2) 小説

遠野春日  円陣闇丸 

やっぱ美しいのは罪だよー

腐海にずぶずぶ入るきっかけとなった前作に2巻があるということを
知った日の幸福感ったらありゃしない!
ドツボなんです、このシリーズ。

紳士、でも押すことを決してやめない、真綿でじわじわ攻め続ける?的な
攻めさん。
悲運にも耐えて耐えて耐えまくり、ようやく幸せになった受けさん。
その二人の続きを、ちと間延びした?的な記述もありながら
読めて幸せ! と思ってたら、
いきなり秋成(受…

5

砂楼の花嫁 小説

遠野春日  円陣闇丸 

円陣先生、遠野先生万歳!

腐ばばになって、円陣先生と遠野先生の存在を認識した
私の記念すべき一冊です。遅ればせながらレビュー。
こっから円陣先生、遠野先生のあらゆる作品をおっかけはじめ
ずぶずぶ腐海に入ってしまいました。
今回の作品のカプは、美しい!&超男前!です。

攻めさんは紳士的ごり押しアプローチ。
受けさんは耐えて耐えて耐えて耐えまくる姿。
私のBL萌えポイントにドンピシャ ど真ん中であることに

7

艶恋 小説

遠野春日  円陣闇丸 

結局は強く結ばれている二人

情熱シリーズ番外編。
本編で気になって気になって仕方がないカップル。
ぶっちゃけ遥×佳人より好きなんです。

東原との関係について悩む貴史。
愛されていると感じるときもあるが、切って捨てられる程度だと感じるときもある。
本心が見えず、何度も何度もハッキリしない関係を解消しようと思うけれど、結局離れられない貴史。

東原は貴史を守るために、気まぐれで手を出す愛人、といったスタンスを周…

8

天国へ行けばいい コミック

円陣闇丸 

「女」のやりたいことが分からない

1冊すべて表紙カップルの話。表題作の長編と、続編ショート「a day」が収録されています。

短髪の守谷(受け)が主人公です。
守谷と渡瀬(攻め)は歩道橋から落下してトラックに轢かれて死んでしまいます。
そこへ他銀河からきたという「女」に、生き返りたいのなら、人間からエネルギーを摂取する企画に参加しなさいと言われて…という話です。

最初はゲームのキャラ付けのような設定で、守谷の職業は…

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