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11/77(合計:765件)
座裏屋蘭丸
Orchid27
ネタバレ
第一話の葬儀のシーンから胸を鷲掴みにされてしまいました。 まるで歌川広重『大はしあたけの夕立』のごとく寂しく冷たく突き刺すかのように降りしきる雨、うつむいた人々、傘も刺さず佇む人影。 Void -空虚感- をこれ以上なく感じる冒頭の4ページですっかり魅了され物語は始まります。 各話の扉絵には鳥籠と鳥。 第一話と第四話はそれぞれ同じ空っぽの鳥籠の扉絵となっており、第四話でも第一話同様の射…
rakuroma
王道の幼馴染みBLです。 属性は【攻】「穏やかで落ち着いた優しいモテメン、長身長髪、バイ」×【受】「無邪気で活発、小柄、短髪ノンケ」。 子供の頃から家族のように育った幼馴染み(攻)に告白される→ノンケとして生きてきたため受けが悩む(ただし攻めのことを意識はしている)→えちぃことをしてほだされつつ、受けが攻めへの気持ちを自覚する、という「ノンケ受け幼馴染みBL」としては王道展開のストーリーを…
座裏屋先生の描く上質な男の魅力と言ったらたまりません。少しウェーブのかかった黒髪をかき上げながら煙草を燻らす姿が余りにも色っぽい、“グレープフルーツのシャンプーと煙草の香りのする” まさに極上の男。それが今作のカミロです。彼から漂う色香と見つめる目線には惹かれずにはいられない。 一方のテオは褐色の肌が瑞々しい少年のような肢体が悩ましい。座裏屋先生のインタビュー内でも美味しそうに描いた、との一文が…
ページを開いた途端ぶわっと溢れ出す南国の空気、生命力に満ちた植物の緑と澄んだ青い空、熱されて乾いた海の風の匂いがします。 外界から隔絶された快楽の園「シャングリラ」はどことない仄暗さと背徳を孕み、その陰の部分をより際立たせるかのようにまばゆく蠱惑的。舞台設定と世界観にこれほど惚れ込んだ作品はありません。 人物の肉体もその陰影のすべてが艶めかしく美しいです。男娼であるフィーの褐色の肌のその肌理の…
ふてぃ
座裏屋先生は、体の関係と心の距離のギャップを描くのが本当にうまい、、、、 読んでるこっちが、カップリングの距離が縮まりそうかとおもったら離れて…また近づいて…のだもだにたまらなくなります! フィーとアポロもお互い踏み込めずにいて、、、 小さなやりとりの中で、お互いの柔らかい部分に触れて、少しずつ相手のことが気になっていく様子が本当にたまらないです。 こんなにまだお互いを知る…
ioや
久しぶりに、読み返しました。 こちらの、ちるちるの評価に神!付けてない事に驚いて、レビューしました。 たくさんの、ファンの方がネタバレしてるので感想だけ。 座裏屋蘭丸先生の描くストーリーと画力が素晴らしいです。 この作品を何度読み返した事か。 読む度に、切なくなったり嬉しくなったり〜とても楽しんでいます。 美術品を読んでる気分になります。 と言うより、作品が美術品ですね。 電子書籍…
ゆのまゆ
座裏屋先生の漫画は洋画を見てるようですね。 キャラ達は美しいばかりではなく表情が豊かです。 人狼の話ですね。 それも敵同士という事はロミオとジュリエットのよう。1巻では出会い編で、お互いが敵だとは気付いていませんでした。ヨシュの方は気付いているけど、敵だとは思ってないですもんね。 2巻ではお互いが敵同士だという事がわかるのかな。 誰にも懐かないコヨーテ。その彼が唯一身体を許したのがヨ…
ちろこ
絵がほんっっっとにキレイ過ぎて、これマンガか?と疑うレベル。どのページも絵の精度が極上で背景もろもろ描き込みも細かくて、私なら1ページなぞるだけで右手が崩壊しそう。ポルトガルとかスペインの田舎が舞台でしょうか。異国情緒溢れる世界観がとても素敵! ストーリーも幼馴染の恋心切なさが色濃く出ていました。カミロの一途な気持ちに心臓がもげそう。カミロめちゃカッコいいです。私はロンゲが苦手な方ですが…
しぐれ西瓜
南国の風景も、登場人物の体の線も本当に美しいです! 今までの自分の絵の好みでは美人とかかわいい系のキャラが好きでしたが、この座裏屋蘭丸先生の絵は筋肉質で男らしいフェロモン全開で、、自分の中では新しい性癖が開かれた気分でした。 ビッチだけど人を好きになる気持ちが分からなそうなフィーが、一見無愛想に見えるアポロに対して、今までの男性にはない仕草を見つけてハッとする所がとっても良いです。。 シャン…
酒場のピアニストと、そこに来る客として2人は出会います。気になる客に向けてピアニストが弾く曲はリリーマルレーン。ピアニストは彼をリリーと呼びます。そしていつもリリーマルレーンを引いているピアニストを、彼はその歌の歌手に因んでマレーネとあだ名を付けます。 冒頭、名前も知らない2人があだ名で呼び合い親しくなるのはもうそれだけで映画の様な展開でした。 対立する2つの組織の中で名前も告げずに惹かれ…