遠野春日さんのレビュー一覧

秘虐の花嫁 小説

遠野春日  サマミヤアカザ 

耐え忍ぶヒロイン

2014年の古い作品、
電子版は挿絵無し。下品な官能場面は絵が無い方が読みやすい。
嗜虐もの、痛い系のモデルパターンのような作品だと思う
やたらと拷問系のグッズが登場。
似た展開の最近の作品も、そういえば多いです。

アイシス:12番目の側妃
侍女出身の母は生まれてすぐ死亡、誰にも庇護されず育つ
超美貌、性格良しの末王子。
出身国の運命がかかっているので、ヴァシルに逆らえず、耐え…

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唇はワザワイのもと(新装版) 小説

遠野春日  槇えびし 

行きずりの筈が恋に溺れてしまう

遠野先生の作品は、派手さはないけど、心理描写が丁寧で、恋の駆け引きとすれ違いがとても面白い構成。
レーベルが変わり、表紙絵だけの復刻の電子版。

①「唇はワザワイのもと」
韮沢正純:営業・27歳 俺様気質の攻。
行きずりの遊びのつもりが、通哉にゾッコン惚れてしまう

片桐通哉:営業・25歳 
華奢な美貌。男の可愛げを持つ魅力的な性格。


⓶「瞳は口ほどにものをいう」
舘野…

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瞳は口ほどにものをいう 小説

遠野春日  山田ユギ 

地味だけど面白い

2011/3月発売の電子/新装版。
紹介文に「前作の主人公・正純&通哉」とあるので、関連作を調べたら、「唇はワザワイのもと」とあって、私は後編から読んでいた。

旧文庫版には「続・唇はワザワイのもと」が入っていたようだけど、復刻電子版の目次は、【本文 後付け】とだけあるだけ、電子版は不親切の極み。
更に、槇えびし 先生の表紙絵は、美しさを感じない犬顔。内容が年下ワンコとはいえ、ちょ…

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狙撃手武藤啓吾の華麗な流儀 小説

遠野春日  円陣闇丸 

短編を一冊に

この作品はスピンオフで、本編の東原の事件時に「失敗した」狙撃手の話です。

そして武藤は受けにも攻めにもなる!
なので苦手な方はご注意を。

自由気ままな武藤が仕事(狙撃手)を離れたバカンスのときのお話となっています。ふぇもまぁ、なんだかんだで巻き込まれるんですけど。
個人的には武藤が受けの久禮とのCPがお気に入りです。サーイとは厳密にはCPとは言わないかも。
愛想のない久禮が良いん…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2022プレミアム♡ペーパーセレクション Bコース 特典

二重螺旋のコミックと小説番外編

毎年恒例、Charaさんのバースデーフェア、応募者全員にいただけるペーパーセレクション。二重螺旋あるんで毎年get必須です、大変、いや有難い。二重螺旋のコミックの方のまーちゃんナオのキラキラぶりが大好きなので萌2にしました。
以下好きなもののみコメント。

1.吉原理恵子先生&円陣闇丸先生「二重螺旋」コミック 「雪と記憶」
  大雪が降った日、篠宮家のお子様たちで雪だるまを作ろう!という昔…

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「百花」 キャラ文庫25周年記念イベント小冊子 特典

ごついです

キャラ文庫さん25周年記念イベントで発行された小冊子(とは言えない厚み)。

豪華先生方の商業本番外編の書き下ろしです!高遠先生のはプレミアムペーパーとリンクしているし、夜光先生のお話なんか、まだ出てない本のなんですよっめっちゃ煽られました・・はよ読みたい。

以下、5,11,13、17,18、22,24,25がめっちゃ好きでしたので神にしました。DEADLOCKと毎日晴天!が神神神!!!…

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なんでも屋花曜祐介の事件譚 コミック

遠野春日  小峰こん 

でっかいブーメランまわしたな…

あの ビックリするくらい本は薄いんです なんだけど 原作があるからなんですかね?
なんでも屋の人探しって部分がほんとによく作られてて BLとして読んじゃうとあっけにとられます


お話は大富豪の息子が開業したなんでも屋に舞い込んだ 紅茶にまつわるひと夏の思い出 から始まる「初恋の人」探し


最初にも申し上げましたが本が薄いんです
なので細かな部分が割愛されちゃってる感は否めないん…

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百五十年ロマンス 小説

遠野春日  ミドリノエバ 

タイムスリップもの

こういう映画、どこかで観た記憶があるなぁ…なんだったっけ?と読みながら思ってましたが、「ある日どこかで」ですね。

先祖にまつわる「写真」をきっかけにタイムスリップしてしまう。
タイムスリップした先が19世紀末のロンドンで、自分のご先祖様に関わる男女のロマンスを調べるのだけど、昔の映画のような優雅な雰囲気に満ちていて良かったです。

身分違いのせいで恋を成就させられなかったロイドとアンの…

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百五十年ロマンス 小説

遠野春日  ミドリノエバ 

過去にタイムスリップ

昔観た映画「ある日どこかで」を連想する物語だった。

元の世界で見つけた、過去にタイムスリップしたときの愛の形。

切ない、耽美風結末。

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ひと夏のリプレイス 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

お見事でした!

こういった入れ替わりもの作品は書き手によっては内容が混沌としてしまうんですが、構成力といい文章力までお見事としか言いようがない出来栄えでした。流石はベテラン作家さまです。

夜中にちょっとだけ読むはずが面白くて、朝方まで掛かって最後まで読んでいました。

遠野春日先生にとっては久しぶりの高校生同士の恋のお話でしたが、攻めの藤木がこれまた遠野作品ならではの良い男でして、家庭環境から来る高校生…

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