chikakumaco
「はだける怪物」下巻で完結したシリーズをおさらい読みしています。
タイトル違いのこの物語がそもそもの発端です。
今読み返すと、最新巻と本作とでは弓の印象が大分違う事に驚かされます。そりゃ数年経っていますしね。この頃の弓は、高校から付き合っているかんちゃんと卒業後も惰性で付き合ってて。ブラック企業に勤めているかんちゃんのストレスを暴力という最悪のカタチで受け止めている。「ははっ、痛てぇよ、かんち…
夜は終わって朝になり、やがてあたりは明るくなって行く。そう、明けない夜は無いのだ。
これは閉じられ燻っていたかんちゃんの心の救済の物語。
一読した際は、「ええーっ。(長らく)待ってたのに。これだけ⁈ これで終わり⁈」という肩すかし感があったものの。何度か読み返してみるとやはり涙。頬を伝う涙に驚かされてしまうのだ。
林田さんの、恋人に暴力を振るっていたという過去は消えない。それは懺悔したと…