Sakura0904
◆恋するインテリジェンス(表題作)
最早レビューするのも今更感があって気が引けますが、丹下先生が思い付いたこの外務省の設定はBL界で国宝級の価値があると思っています。色仕掛けで諜報活動できるよう、男性の新人を男役と女役に分けバディを組ませ、それぞれ女性を優しく攻め落とす方法や男性を誘惑する方法などを学ぶという、ありそうでなかった素晴らしい設定。そして、その訓練にかこつけて、各バディ達は堂々と相…
涙もろい方ではあるのですが、まさか恋インで泣くとは笑。
尊敬する上司、秋草の取り戻せない傷と我玄との別れの原因になってしまったという自責の念から、柳との関係を遮断した先森…
というプロットがそもそも切ないのですが、そのストーリーの表現の方法が手練れでいらっしゃる。先森の表情ひとつひとつはもちろん、柳、秋草それぞれの表情や距離感、先森の秋草への尊敬や思慕を感じさせるシーンなど、いちいちニクイ。
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