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表題作恋するインテリジェンス 6

柳介次,34歳,外務省分析官,CⅡSET教官
先森篠雅,34歳,外務省分析官,CⅡSET教官

その他の収録作品

  • 俺だけが知ってる先森のこと
  • カバー下漫画

あらすじ

N国外務省では色仕掛け任務のため、男性分析官は男役と女役に分けられ「バディ」となり組織的にH訓練を行っている。また、10期ごとに直属の上司・部下の関係となり、グループ単位で任務にあたる形態をとっている。外務省国際情報統括官組織 第二国際情報室所属・118期の柳介次と先森篠雅は128期の色任務指導教官をしているが、同期の各バディがそれぞれ仲を深めていくのに対し、二人は極端にクールな距離を持ち続けていた。そこには先森が抱えた重い意識が関係していてーー!?

作品情報

作品名
恋するインテリジェンス 6
著者
丹下道 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
シリーズ
恋するインテリジェンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344843424
4.7

(428)

(343)

萌々

(65)

(11)

中立

(3)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
37
得点
2011
評価数
428
平均
4.7 / 5
神率
80.1%

レビュー投稿数37

外務省チーム、大ッッ好きだーーー!!+゚。*(*´∀`*)*。゚+

描き下ろしまで丸っと1冊 柳×先森編+゚。*(*´∀`*)*。゚+
そして外務省チーム118期・128期に加えて秋草室長世代の108期登場…!
外務省ファンには堪らない6巻です♪

外務省チームの現在と過去。
何が先森を頑なにさせて、何が歯車を狂わせる始まりだったのか。
色んなことが明らかになっていきます。

ちなみに土門VS円パパシリーズがとうとう消えました(;ω;)
うーん残念。円パパ元気かな…。
カバー下は5巻カバー下の続きでした♪

恒例の雑誌連動企画:応募者全員サービスは今回も実施されます。
毎度ボリューム大のペーパーですのでお見逃しなく♪
(応募締め切り:2019.2.8 /必着)


◆柳×先森編

任務終了後のホテルの一室。
柳はいつものように明るく振る舞い先森を口説きますが、いつものように一刀両断する先森。
2人の間に流れる空気に見えない分厚い壁を感じて切ない静けさが漂います。

そんなある日、柳が任務中に負傷したと緊急連絡が入ってーーー。

部下や同期の前ではいつも通り平静を保つ先森でしたが、1人になると震えが止まらず。
命に別状がなく大きな怪我ではないとわかってても柳が負傷した事実がトラウマを思い起こさせます。

先森は新人時代に直属の上司である秋草とともに任務に出向いて、不慮の大きなトラブルになってしまったことがありました。秋草からは何度も何度も「俺の言葉に従って行動しろ。裏切りは絶対許さない」と言われていて 先森はそれに逆らう意思は全くなかったけれど、その一件で初めて命令に反してしまいーーと展開します。


前半は128期がワチャワチャとオバカ発揮してて微笑ましいです。
実習だというのに私情にかられ(主に武笠がw)グダグダな空気の中、
ビシッと空気を一変させるレクチャーを見せる柳と先森がすンごくカッコイイ!!!!
10年キャリアがあると全く違いますね♪
128期がお子ちゃまに見えてくるよ…。(108期からは「孫」と言われてたw)

事件が起こる前はごく普通に仲の良いバディだった先森と柳。
それが拗れてしまい、118期の面々は遠くから見守ってるような優しさを感じます(∩´///`∩)
特に柳が負傷して先森が大ダメージを喰らってるシーン。
先森の心情に気付いてるんです。でも無理に元気つけたりとか、柳の元へ向かわせようとしない。
藍染以外には何にも興味を示さないような鶏楽がボソッと病院名を告げるのは胸にグッときた!!

もうね、めちゃくちゃ良いよ、118期。
大ッッッ好き。
ちょっとしたシーンですら胸鷲掴みされる。
128期よりアダルトで、108期ほど達観はしていない。
まさに30過ぎて一番脂ののってるイイ男勢揃いでほんと堪んない////

で、鶏楽や桃月や千散や眞御が良いアシストしているというのに…針生篤ぃぃぃぃ!
眞御ちゃんに大セクハラかまして武笠ドン引きですw
おバカなはりゅ好きだけど、これはヒドかったw
柳のイイ男っぷりがどんどん上昇する中で、はりゅうの最低っぷりも上昇です(爆)

今回少しずつ登場し始めた108期にも注目。
怜悧な美貌の唐式さんはBC!秋草室長もBC!ヾ(*´∀`*)ノ
はりゅの上司・坂遊さんはどんなキャラなんだろうか?ワクワク
勝手な想像だけど鶏楽×藍染編では108期が絡んでくると信じてる←

さて、メインの柳×先森。

柳がめっっっっちゃくちゃイイ男です。
ひたすら優しくて懐が広くて辛抱強いのが伝わります。
事件からだと約10年近くの月日が経ってるのでしょうか。

もしかしたら先森からの恋愛感情はもうないだろうと片隅にはあるけれど、
それでもまたいつか先森が腕の中に戻ってきてくれると信じて待っているのが…(;///;)
けれど無理強いはしない。
先森の心の整理がつくまでひたすら「ずっと待ってるから」と。。。

柳の一途で献身的な愛情が優しくて優しくて…。
十字架を背負ってる先森はそれが余計に辛かったのかもと感じました。
柳と先森の関係は思ってた以上にセンシティブで限界ギリギリのラインにいるのが切ない。
きっとそれを見てることしか出来ない118期たちも焦れったかったと思います。

先森は一見冷たくあしらっているようで、内心は柳の心配をめちゃくちゃしてるのが良いです!
口は悪くても後輩の面倒見が良くてさりげない気遣いがあって優しい男でした。

で、先森が素直になれた瞬間はもぅもぅッッッ!!!!
萌えで昇天ですよ!!!!
ン年ぶりの久々のキスがいきなりガッツリ舌絡めててヒェェェェ(∩´///`∩)
2人でシャワー浴びてるシーンは神々しささえ感じてしまったよ…。
そもそもこのラブシーンは読者的にも年単位で待ち望んだヤツですからね!
見てる方もソワソワドキドキハァハァが止まらない////

柳&先森、おめでとーーーーーー!!!!

◆俺だけが知ってる先森のこと(描き下ろし)

本編だけでもかなりのボリュームなのに、描き下ろしが25Pもある(´⊙ω⊙`)
え、丹下さん大丈夫かな…?ちゃんと休めてる…?
最終回掲載の翌月にコミックス発売ってかなりハードだよね…??

内容は、ほぼほぼエッチしてました♡
恋人関係に戻ったあとの先森の少しぎこちない感じが可愛い(∩´///`∩)萌

口が悪く悪態つく先森だけど、それでしおらしくなる柳ではない。
危険な任務後にみせる先森の優しさにどんどんつけ込んでいってますw
で、先森をイかせまくってイキっぱにさせてあらまぁまぁ////
イキまくって飛んでるのに「黙れ」「ふざけんな」「ころす」言い続けてるのが可愛い///
ラブラブご馳走様~な後日談でした♪

◆カバー下漫画

BCの毛問題アゲインw
他のBCが毛をどうしてるか本人に聴けず、TCに聞きに行く迷走藤野。
アンダーヘアの生き残りを探る戦いに笑いましたヾ(*´∀`*)ノ

武笠大丈夫かな?心配になるレベルでアホになっておるw
そして武笠への苦情はすべてはりゅの元へw がんばれはりゅ…!

37

いるいる

追記:
誤解される書き方しちゃったかもm(_ _)m
128期も108期も大好きですよー!!
年代によってキャリアの違いがハッキリしてて、
それぞれの魅力があって大好きです(∩´///`∩)

柳の愛に泣きました

私はこれまで、深津編が一番切ないと思ってたんですよね。
深津があのボロ屋で一晩中、武笠を待ち続けるシーンなんかを思い浮かべるだけで、未だにジワッと涙が出て来てしまう。
ついでに武笠にギリギリしてしまう。

が、今回ですね、それ以上に切ない思いをしました。
誤解からすれ違ってる二人と言うのも切ないんだけど、互いに想いを持ち続けながらも共に居られない二人と言うのは更に切ない。

これまで常に強気で、迷いなんて見せずに来た先森。
そんな彼の背負っていたものー。

また、先森の近くで、常に明るく見守り続けた柳。

なんかもう、この二人の真実が分かった時、とにかく泣けて泣けて・・・。

柳の愛がとにかく深いんですよね。
よく、見返りも求めず与え続けるのが愛だと言ったりしますが、柳はまさにそんな男だったんですよ。
チャラついた外見からは想像もつかない、懐の深い男だったんですよ。

過去にがんじ絡めの先森が痛々しくて仕方ないのですが、ひたすら待ち続ける柳も切な過ぎるんですよね。
「ずっと待ってる」と語る柳を見てると、もうボロボロ泣けちゃって(ToT)

そして、これまた切ない秋草室長の過去ー。
私はこれまで、横暴でやりたい放題の彼の事を、ギャグ要員だと思ってましたよ。
あの眼帯や手袋だって、キャラ付け以上の意味なんてないと思ってましたよ・・・。
そんなだったので、予想もしてなかった彼の過去に、もう必要以上に衝撃を受けてしまって。
丹下先生の作品ですが、キャラの一人一人にドラマがあるんですよね。
1巻から読んできて分かってたはずなのに、今回もまんまとやられてしまいました。


ただ、凄く切ない分、二人が結ばれるシーンには感無量でした。
やっと報われた柳に「良かったねえ!」と。
やっと柳の元に帰れた先森に「良かったねええ・・・っ!!(ノД`)」と。
もうこのシーンだけでボロボロなのに、この後の秋草室長とのエピソードで涙腺崩壊ですよ。
秋草室長~っ! もう一生ついて行きます。

ところでこちら、読み終えてからもう一度読み直すと、細部にまで張り巡らされた伏線なんかに驚かされる事となります。
いつもチャラチャラと軽く見えた柳の、不意に見せる陰りのある表情ー。
秋草室長の揺るぎ無いセリフ。
最初に読んだ時はサラッと流していたこの部分で、2回目ではホロリと来てしまう・・・。
いやもう、丹下先生天才ですよ。

私はレビューを書くのが大好きでして、まぁ下手の横好きてヤツなんですけど。
今作でもこの想いを訴えたくて仕方なかったんですけど、レビューを書こうとするたびに泣けちゃうんですよね。
ガチで。
うん、本当、素敵な作品でした。

29

秋草室長!!!

柳先森はもちろん最高だったんですが、自分が一番撃ち抜かれたのは秋草室長でした。
自分を大切にしない兄貴分(親?母?)は受けと自分の中で決まってるので
もう丹下先生ありがとうございます。

我玄が内調に行ったのって室長を守るためですよね?
無理な任務まで受けてしまう秋草のために政治家のブラックリストを作って危険な任務は内調の許可がないと受けられない制度を「最近」作って…
これ作ったの絶対我玄さんですよね!!!

もう最終回でいいから室長のエピソードお願いします…
柳先森も最高すぎたんですが(特に書き下ろしが最高でしたかわいい&雄み)室長に全部持ってかれました。

何回読み返しても面白いBLってそうそうないから(あっても途中で失速しちゃったり続きが出なかったり)ずっと続いて欲しい気もするけど、先生のいけるとこまで好きなこと書ききって欲しいです。次も楽しみです!!

25

神の上があったなら

素晴らしかった!書店に走ってよかったです!
先森さん大好きな身としては、待ちに待った第6巻!
本当は電子化されるのを待つ予定だったんです…でも無理だったぁ〜。耐えきれず…

まず手に取った瞬間「ぶ…分厚い!幸せ!」と感動。
前巻発売からそれほど経っていない刊行にも関わらず、これは嬉しいサプライズ。

今回は柳×先森のターン。
ってこれ、柳のターンだよねぇ⁉︎
完ッッ全に柳に持っていかれました…心が。

勝手なイメージですが、柳×先森の2人は人前ではクールながらも成熟した関係のカップルだと思っていたので、最初は2人の妙な距離感や先森→柳への冷たい態度にいささか驚かされました。
(既刊でも冷たくしているシーンは結構ありましたが、本当にここまで遠い関係だとは思っていなかった…)
そこから、思いがけない先森や秋草室長の重い過去のシーンへ…

一冊すべて2人のエピソードが語られ、とても読み応えがありました。
ツンデレどころか1000ツン1デレくらいの先森と、それを丸ごと愛するハートの強さと愛の深さを持つ柳。
一気に柳ファンになったこの6巻でした。

このシリーズについてとにかく言えるのは、BLとしての萌えを抜きにしても、"読み物" として抜群に面白いということ。
冒頭の任務シーンではスリリングにセクシーに今回の主役2人を登場させ、次の実習場面ではエリートたちによる真面目なんだかお馬鹿なんだかわからないやり取りに笑わされ…
一冊まるごと、どこを読んでもじっくりと楽しめる作品だと思います。

今回エロはこれまでの巻に比べると少しはおとなしめかな?
先森の口の悪さと柳のあまあまっぷりの対比は際立ちますが、他のバディのセックスが変態的なので、今までより描写はわりとあっさりしていると思います。
↑あくまで「同シリーズ比」ですが。

恋インの変態的な言葉責めとか、擬音で埋め尽くされた画面とか、他作品にはない独特のエロさが大好きな私には少々物足りない?と思ったら【俺だけが知ってる先森のこと】内で擬音まみれエッチを見ることが出来ました。
丹下先生、ありがとうございます。

今回、108期まで続々と登場し始め、この先どうなるのか楽しみで仕方ありません。
個人的には、今回過去が掘り下げられ、一気に人物像が見えてきた秋草室長と我玄の2人を追いたくなりました。
(今のままでは切なすぎます。この2人)
128期の20代グループから108期のおじさまグループまで、魅惑のキャストたちから目が離せません!

24

無精髭の麗人

 不覚でした。ホントはこの6巻、塩対応の女王・先森と、我慢の漢・柳カプに苦節十年(?)、ようやくめぐってきたリスタートの物語を存分に楽しむはずだったのに。確かに柳はどこまでもイイ男で、報われようが報われなかろうが先森ひとすじで。(「俺にだって限界がある」という柳のセリフを先森は誤解して、「柳がよその誰かのものになっちゃう」とひそかに胸を痛めてたけど、彼の限界って、先森を好きな気持ちがあふれて自制心をふっとばしちゃうって意味しかありえないでしょ)先森は先森で、冷たい無表情と容赦ない毒舌の下に、昔柳にもらったガオガオを大事に抱きしめてる乙女な素顔を隠し持ってて。きっと柳に言えないあれやこれや、見せられない泣き顔まで、代わりに全部この子に受け止めてもらってたのね。柳が先森カワイイを連呼する気持ちもわかるけど。苦節十年の純愛に免じて「うざっ」とか思わないでやるけど。

 それでも私にとってこの巻の主役はこのふたりじゃなかったの。限界まで着崩したスーツに無精髭。黒革の眼帯と手袋。高級官僚どころか、どう見ても正業に就いてる人には見えない圧倒的な胡散臭さ。いつも無理難題を突き付けて部下の困った顔を見ては悦に入ってるような変態ドS上司。そう、あの第二室室長秋草千愛氏(44)その人ですよ。これまで完全に単なる「上司枠」でノーマークだったのに、まさかの現役バリバリ、しかもまさかのボトムキャスト。ついでに真正の女王様受け。まさかまさか、彼の色香にクラクラさせられる日がこようとは…

 といっても、今回、彼の濡れ場があるわけじゃないんです。10年ほど時をさかのぼり、彼がトレーナーとして入省間もない先森を連れて出た現場は、一つ間違えば国益と自分の命を引き換えにしなければならないような、諜報活動の最前線でした。極限状況の中で彼が見せた肝の据わりっぷり。向けられた銃に飛びつくときでさえうっすらと綺麗な笑みを浮かべて。結果的に彼も、彼のバディである我玄も、この現場で重い傷を負い、大切なものを失って、関係を解消せざるを得なくなるのですが、つらい別れも誰のせいにするでもなく、黙って自分の胸ひとつで受け止める。そして室長となった現在。部下に対してはイケズするばっかじゃなく、一人ひとりに目配りがよく利いてて、肝心なとこをちゃんとつかんでる。先森がずっとあの現場での判断ミスを負い目に感じてて、そのせいで柳とも距離を置いてるのを知ってて、その呪縛を解く一言を与えてやれる。何これ⁈ もう理想の上司じゃん‼

 そういう目で見始めると、現在の彼の無頼系ファッションすら小汚く見えなくなるから不思議です。久々に再会した我玄が「お前はずっと変わらずきれいだ」とか言うのに思わず激しく同意しちゃいましたもん。次はこのふたりの続きのお話も読みたいなあ。もちろん、濡れ場ありで。いつも少しだけ丹下作品で残念なのは、エッチシーンになると攻めが少々変態じみたり、受けは受けでいつものきりっとした感じがまるで失われて過度にぐずぐずになったりするとこなんだけど、きっと室長ならどんな快楽の絶頂にあっても強くてきれいな女王様のままでいてくれると思うので。

20

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