下村富美さんのレビュー一覧

吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

アルが嫌いだ、私は

アメリカ編、今度はハイジャック事件に巻き込まれーの、その後のアルと暁はどうなるのか!?な4巻です。

カルト宗教にのめり込む人の気持ちがわからない、教祖の存在が心の拠り所になったのはいいけど、その後都合の悪い人物を殺す様に指示され出したりしたらあれ?って思わないの?全然やってる事正しくないやん?って。
逮捕された教祖の解放の為に起こしたハイジャックの機体に偶然乗り合わせたリチャードとマーサと…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

もう目が離せない

シリーズ4冊目。
なんと振り幅の大きい1冊なんでしょう。
もうタイトルの「愉快な」がまったく似つかわしくない、急転直下のシリアス展開。
特に最後の方なんて、いつもの木原先生キター!(古い)によりスパイス効き過ぎてひりつきが治まりません。
甘くやさしく残酷な嘘。
キエフは一番割に合わない役目を引き受けたんですね。
続きが非常に待ち遠しいです。続き出てくれて良かったです。
(情報ではあと…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

妙に軽いあらすじや帯に引かずに読んでほしい

おもしろかったです。
木原先生の作品を白と黒に分けるなら、完全白い作品。少なくとも1巻は。
不幸にも中途半端な吸血鬼になってしまったアメリカ人のアルが、コウモリの姿のときに冷凍牛肉にまざって日本に出荷されるという不幸な事態に見舞われ、解凍されて色々あって日本で生活するようになる1作目。
日没とともに人間になり、日の出とともにコウモリになる、自分でのコントロール不可、と言う難儀な体質が気の毒だ…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

怒濤の展開、そして…

とんでも設定に通常モードの世界観がするっとフィットしている(ように見える)ホワイト(?)木原なシリーズ新装版の4巻!!早くも5巻が待ち遠しすぎる、ひりっと切ないラストでした。

アルと暁のアメリカ珍道中、アルの受難は続きます。(つか、中途半端吸血鬼になってからずっと受難なんでしょうけど…。)ハイジャック機内のドタバタは、笑えない事態なのになんだか可笑しくて、クスクスしながら全然BLじゃなくね?…

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『吸血鬼と愉快な仲間たち 4』コミコミスタジオ限定SS小冊子「忽滑谷刑事の事件簿 4」 特典

柳川成長記

本編のアルと暁はアメリカですが、こちらのショートストーリーの舞台は日本。
忽滑谷の相棒・柳川視点のお話も4作目。
毎巻毎に忽滑谷の刑事としての姿が見られるので、もうコミコミさんでしかこのシリーズが購入出来ない体になってしまいました。

今回はなんといっても、柳川の成長が見られるのが今までの事件簿シリーズとの大きな違いではないでしょうか?
そして、忽滑谷ともなかなかに良いコンビになって来て…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 4 小説

木原音瀬  下村富美 

新装版4作目

新装版4作目。
登場人物紹介ページの追加に加え、リチャードのボディーガードのヘンリー視点の書き下ろし短編「パパとボディーガード」が新規収録されています。
今作でも新装版既刊同様にスマートフォンやタブレット等、時代に合わせて細かな変更ありです。

4巻はもう、シリーズ1と言っても良いほど怒涛の展開が続く巻なのではないでしょうか。
そして結びの部分がまたずるくてですね…ここで終わり…?!とな…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

番外編ではないと思う

本編が3分の1程で終わってしまい、番外編の文字にガッカリしましたが、読了後泣きながらこれは番外編ではないと思いました。
私の中で番外編って読まなくても本編に支障のないサービス的な作品という認識でしたが、この番外編は絶対に必要な話で、番外編ではなく回想編だと思いました。
暁が何故頑なに1人でいようとするのか、他人を遠ざけようとするのかが理解できました。辛過ぎて何度も読むことを中断してしまいました…

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「吸血鬼と愉快な仲間たち 3」コミコミスタジオ限定SS小冊子「忽滑谷刑事の事件簿 3」 特典

勘が鋭い

柳川視点の忽滑谷刑事の事件簿シリーズも3作目。
忽滑谷のオタクとしては、特典なのがもったいないというか、番外編でまるまる1冊読んでみたいなあなんて毎回思ったりして。
ショートストーリーの中に作中であまり交わっていなかった人物が登場したりと、アル不在の周辺人物たちの日常がすごく面白いなと。

今回も優秀ながらスタンドプレーが目立つ忽滑谷に必死でついて行ったり行けなかったりする柳川の図が見られ…

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『吸血鬼と愉快な仲間たち』コミコミスタジオ特典小冊子 特典

フードコートで昼休憩してる訳は?

忽滑谷刑事と柳川刑事がフードコートでお昼休憩を取ってる時の出来事。
本編では、アル目線で読んじゃってる部分があるので忽滑谷刑事には割と好意的な感情で読んでる。

でも、柳川刑事視点だと仕事は出来るけどスタンドプレーが多くてルールは守らない困った人扱い。まぁ、証拠物証のコウモリ持って帰ったり勝手な捜査したりするんだもんね。真面目で堅苦しい人からすると苦手なタイプなのかも。

この休憩中もた…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 小説

木原音瀬  下村富美 

途中からグンッ!とおもしろくなる

文庫化で初めて読みました。コミカライズは1巻だけ読んだことあります。
今回、書き下ろしとコミコミスタジオ限定SSが付くって事でコミコミさんで購入。

表紙、挿絵が新書版ときっと同じですよね?
文庫化されると挿絵カットされるものだと思ってたので嬉しい喜び。やっぱり挿絵あるといいな。

最初の方はアルに対してイライラ。
突然半人前吸血鬼になってしまって8年もひっそり暮らしててうっかり凍っ…

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