みざき
特典
本編のアルと暁はアメリカですが、こちらのショートストーリーの舞台は日本。
忽滑谷の相棒・柳川視点のお話も4作目。
毎巻毎に忽滑谷の刑事としての姿が見られるので、もうコミコミさんでしかこのシリーズが購入出来ない体になってしまいました。
今回はなんといっても、柳川の成長が見られるのが今までの事件簿シリーズとの大きな違いではないでしょうか?
そして、忽滑谷ともなかなかに良いコンビになって来ていますし、事件関係に関しては刑事の勘も徐々に鋭くなっていて見応えありです。
ただ、その他の思考については…やや的はずれな斜め上の勘違いをしたままだというのが、柳川という男をなんだか愛嬌のある魅力的なキャラクターにしているポイントかなと思います。
しれっと嘘をつく忽滑谷も、若干鬱陶しがられている酒入も、忽滑谷に褒められて浮き足立つ柳川の図も面白かった。
勘違いをしたままの柳川は、果たして今後忽滑谷にどんな感情を抱いていくのか?
この辺りを楽しみにしつつ、次巻の特典でも2人に会えることを願います。