中庭みかなさんのレビュー一覧

沈まぬ夜の小舟(下) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

王道のシンデレラストーリーではあるが

『沈まぬ夜の小舟』の下巻。続きものなので前作未読だと理解できません。上巻から読まれることをお勧めします。

『沈まぬ夜の小舟』の上巻がめちゃめちゃドツボで。下巻の発売日を心待ちにしていました。上巻含めてのネタバレがあります。ご注意ください。





創がウリをしていることに気づいてしまったこと。
そして、仕事上でトラブルを抱えてしまったこと。

いくつかの誤解とトラブル、そ…

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沈まぬ夜の小舟(上)コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子「ポケットインタビュー」 特典

高野宅での創の日常

本品は『沈まぬ夜の小舟(上)』のコミコミ特典小冊子です。

本編幕間、創がある事を試みるお話です。

高野の自宅に置いてもらえることになった創は
少しでも何か恩返ししたいと家事に勤しみますが

知識と経験がほとんどなくて不器用なせいで
最低限の事しかできません。

それでも清掃バイトをしている事もあって
掃除して回る事は苦にならず
掃除以上に好きなのは洗濯でした。

創…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

真実を隠す嘘を重ねて

今回は病院の勤務医とフリーターのお話です。 

行き場を失くした受様が嘘を重ねて苦境に陥るまでと
本編の幕間的短編2話を収録。

受様の両親は元々あまり仲が良くなく
受様が高校に入学した直後に離婚します。

父は半年後には浮気相手の女性と再婚、
母も同じ頃に恋人を連れてくるようになり
受様は高校を出たら1人暮らしをするつもりでいました。

ところが2年に進級した春の日、

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沈まぬ夜の小舟(上)コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子「ポケットインタビュー」 特典

回る寿司に行くらしい

本編中の一風景で、ほわっと優しく可愛いお話です。本編が割合しんどいので、1か月キツイわと予想される方は、このほっこり小冊子をご検討ください。

++以下がっつり

一緒に暮らしている高野の役に立ちたいと家事を頑張る創。
ある日お洗濯をして乾いたものを畳んでいたら、高野の洋服のポケットからメモが。「電話ください。待ってます」という文字と数字の羅列。

悩みながらも高野にこのメモを渡すと…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

「待て」

テクノサマタ先生なので購入。確か上下巻と聞いていて「おいおいおいおいおい」というところでこの巻は終わってしまって、1か月間悶絶。「待て」はツライ。上巻はツライので激萌♡なんて評価は出来ないのですが、絶対忘れないお話だと思うので萌にしました。早く下巻ぷりーず。

母を亡くし、離婚し新しい家庭を築いた父や亡き母の恋人を頼る訳にもいかず、一人バイトし野宿生活をする創。生きていくために、知り合いを仲介…

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沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

1:1:1 トライアングルに潜む感情

Web版で読んで瞼腫れるぐらい泣きました。

上巻は「ヤーメーテー!」って展開で終わってますので、
一思いにヤラれたい方は上下巻セットがオススメです。
(個人的に上巻だけだとゲッソリ凹みました(;ω;))

内容は端的に言うと不憫受けが大人に救われるお話です。
展開は恋愛においての三角関係っぽくも見えるんですが、
その先に描かれているのは 1:1:1 の人間関係のような気もします。…

8

沈まぬ夜の小舟(上) 小説

中庭みかな  テクノサマタ 

薄幸健気受けさんがお好きな方に。

初読みの作家さまですが、あらすじと、テクノサマタさんの描かれた表紙につられて購入。

ヤバい。
薄幸・健気受け大好物のワタクシにドンピシャな、萌えツボ刺激されまくりの作品でした。萌え作品なのに何がヤバいかっていうと、これが上下巻ものだということ。えー、ここで「次巻へ続く!」なの?

下巻の発売が待ちきれない…!

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。

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ディアレスト 小説

中庭みかな  野ノ宮いと 

「忘れな草」の魔法に号泣

「忘れな草」という魔法使いは、人の悲しい記憶を消してくれるーーそんな世界でのお話です。

執事のキオと、癇癪持ちの若主人ロシェル。ロシェルに婚約者ができたことで、キオは「忘れな草」にロシェルへの恋心を消してほしいとお願いしにいきます。

もう本当に、本当に切ない。キオのロシェルへの恋心を「忘れな草」は、恋ではなく「最愛だ」と表現します。

小さなキオの体いっぱいにつまった、ロシェルへの…

8

ディアレスト 小説

中庭みかな  野ノ宮いと 

最愛の

ディアレスト、とは「最愛」もしくは「親愛なる」の最上級だそうです。
シンプルでいて、この2人とこの物語にぴったりのタイトルは他には無いのではないでしょうか?

読中・読後共に不思議な感覚になるお話でした。
途中途中で、このお話はなんなのだろう?と、よく分からなくなることもあったのです。
領主の元に身を寄せる、左脚が不自由な天涯孤独の少年、心にぽっかりと穴をあけたままの気難しい領主の息子、…

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ディアレスト コミコミ特典ペーパー 特典

変らずに続く時間の中で

本品は『ディアレスト』のコミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、昼下がりの一時のお話になります。

その日もキオはお茶のご相伴に預かりながら、ロシェルが絵を描く
様子を見守っていました。ロシェルはここのところ調子がすこぶる
良いらしく、今も熱心に画帳に鉛筆を走らせています。

ロシェルの画く絵は明確に何を現しているのか不明なものが多いで
すが、近頃は少しずつ、植物や生きも…

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