篁ふみさんのレビュー一覧

百ヘクタールの愛をきみに 小説

李丘那岐  篁ふみ 

カメラマン攻めとトラウマ受けの12年愛

幼い頃に母親から疎まれ、蔑まれて育った受けと、そのため後ろ向きで人と関わろうとしない受けに唯一付きまとっていた幼なじみ攻めのお話です。

母親には「お前のせいで不幸になった」と言われ、母親に殺されそうになったところを助けてくれた人が大怪我をし、自分を構ってくれていた攻めまでもが怪我をして野球の道をあきらめた、というコンポで、自分に関わる人は皆不幸になると思い込んでいる受けです。BL界には卑屈で…

2

百ヘクタールの愛をきみに 小説

李丘那岐  篁ふみ 

農業+書道家BL

穂波(受け)は祖母の農地と書道教室を継いで独りひっそりと死んだように生きています。そこへ、5年前に写真家になるといってすべてを捨てて出て行った幼馴染の篤志(攻め)が帰ってきます。勘当された身なので家には帰れないから泊めてほしいという篤志に納屋を貸すことにします。

穂波は父親を知らず、母親に疎まれ、あげくに母親の別れた男が穂波を庇ったのを見て逆上され包丁で刺されそうになります。母親はそのまま心…

4

百ヘクタールの愛をきみに 小説

李丘那岐  篁ふみ 

心洗われるスローライフBL

あらすじ:
祖母の畑と書道教室を継ぎ、田舎でひっそり暮らす穂波(受け・25歳)。
そんな穂波を訪ねてきたのは、幼馴染みでカメラマンの篤志(攻め・25歳)。
5年ぶりに故郷へ戻ってきた篤志は、しばらく穂波の家に泊めてほしいと言い出し…


幼馴染みの再会モノ。
二人は5年前一度だけ一線を越えたことがあり、ほぼ両想い状態。
トラウマ持ちの穂波を篤志が根気強く待ち続けているような関係で、…

3

にわか雨の声 小説

水白ゆも  篁ふみ 

後半からおもしろい

帯に「実力は新人、堂々のデビュー作!」とあったので購入しました。
全部読むととてもおもしろかったんですが、半分くらいまで読むのに苦痛を感じました。買ったことを後悔したほどです。
思ってたのとは違ってファンタジー系というか少し不思議な設定でした。でも後半からぐんとおもしろくなります。
不器用で口下手ではあるけれど、誠実で優しい攻めの太陽と、一途で美しい受けの時雨という設定がよかった。
特に時…

2

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

トイレ記念日(笑)


同期の浩輔(攻め)に告白された一樹(受け)は紳士的な態度に絆され交際を始めます。
が、もともとゲイではない一樹に遠慮してゆっくりゆっくり進めているうちに、浩輔の関西転勤が決まり遠距離恋愛になってしまいます。

一樹も浩輔もイケメンでモテモテなのは一緒なのですが、真面目で付き合っていた人がいるときは一途な一樹と二丁目の暴れん坊と言われるほどだった浩輔ではだいぶん違います。でも、一樹を好きに…

5

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

楽しかったです!

安定の笑いを提供してくれる名倉さん、
今作も思わず「ふはっ」と声を出してしまいましたww

誰が見てもかっこよくて男らしい浩輔が
実はヘタレ気質ですけべえなゲイ!
ヤリ○ンだった過去を大好きな一樹には
絶対知られたくなかったのに……。

序盤、すごく心配になってしまいました。
あれ……笑いが出てこない…
やたら一樹が甘い言葉で口説かれている…
私はスパダリを求めていたわけでは…

4

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

ゲイ×ノンケの遠距離恋愛

同期のサラリーマンの遠恋ものです。
攻めは四年前の入社式で受けに一目惚れし、それから一途に受けを想い続けていました。二丁目の暴れん棒と異名のついていたヤリチンの絶倫ゲイなのに、片想いで気持ちすら告げていない受けに操を立てて4年間遊んでいなかった、というのは萌ではあるんですがちょっと無理があったかな…。
受けは、キラキラしい外見のイケメン。完全ノンケだったのに、仕事もできるし精悍な男前だと常々思…

2

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

バカップルのすれ違いに萌

あらすじ:
化粧品会社に勤める一樹(受け)は、同期の浩輔(攻め)に告白され、恋人同士に。
一線を越えないまま付き合いを続けるうち、浩輔の関西支社への転勤が決まり、遠距離に…。

攻め受け両視点あり。
受けの前では紳士的でスマートな男を演じている攻めが、実は…というギャップが面白いラブコメです。

受けの一樹は、王子様系のイケメンでノンケ。
浩輔に告白され最初は戸惑うも、彼への好意を…

13

にわか雨の声 小説

水白ゆも  篁ふみ 

エキセントリックなデビュー作

新人作家さん。
抑制のきいた文章とミステリアスな展開になかなか惹きつけられるデビュー作です。

あらすじ:
寡黙なサラリーマン・太陽(攻め)は、ロードワークの途中何気なく立ち寄ったカフェで、美貌の店長・時雨(受け)と出会う。
以来、度々キスを交わす関係となるが、太陽の記憶には重大な何かが欠落していて…

淡々と綴られる太陽の日常。
心情描写を排した筆致に何とも言えない不気味さが漂う…

8

憑いていきます 小説

白露にしき  篁ふみ 

規格外の神様でした

明るくて楽しくてエロエロなラブコメです。

受けになるのが付喪神なんだけど、今までの神様にない淫乱さとハチャメチャさで、ちょっと驚きました。持ち主の伸輔を愛してからは少しは収まったけど、相手が亀だろうがお内裏様だろうがノリノリでエッチを楽しむ姿にあんぐり…。おまけに、道具のあれこれを使ってしてるので、とっても勉強になります(笑)。されてる付喪神は気持ち良さそうだからサクッと読めるけど、不特定多…

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