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10/21(合計:207件)
雁須磨子
Sakura0904
ネタバレ
先生があとがきで仰るように、強面電波男と戸惑い優男の組み合わせが面白くて目が離せない、これに尽きると思います。先輩である田之崎に、一切物怖じすることなく迫るオロチが電波過ぎる。田之崎に考える隙を与えないようにとの意図みたいですが、読者にもツッコむ隙を与えてくれません(笑)。どういう思考回路なのかまったく謎だけど、とにかく田之崎が好きなことだけは分かるから、そっと見守ってあげたくなる、そんなキャラ…
ふばば
下巻です。 上巻終わりで宇郷にブチ切れた余利。 そのまま電話にも出ず過ごしていたが、酔ってふと気付いたら宇郷の家のそばにいて。 家から出てきた宇郷を見て涙が出てしまう。 そうしてまたヨリが戻るんだけど、次第に物語は不穏な空気を帯び始める。 宇郷がスランプに陥るのだ。 描けず、痩せていく宇郷。 余利は、宇郷を案じてプロット作りを「手助け」するようになる…… 弱って自分を頼る宇郷が嬉し…
雁須磨子先生の新作は、漫画家同士の恋愛模様。 上下巻で読み応えも充分。 が、しかし同業者の恋心は甘さよりも苦さが多い。 受けの余利は元々攻めの宇郷のファンで、ずっとシッポを振って、宇郷から手を出されて受け入れて。 しかし宇郷の頭の中は、恋の上位であることの優越や、仕事で追いつかれ追い抜かれる不安と劣等感がグルグル混じり合って余利を放り出す。 そんな2人の歴史があって、また今余利の恋心…
bowm400
同じ雑誌で連載されていた銭湯の話が陽の部分とするならこちらは雁さんの陰の部分を引き出している作品です。 わかりやすいホラーではなくサスペンスに近い、最後に宇郷が暗闇に立っているシーンは余利と一緒に小さく叫びそうになりました。 それでも読者で宇郷を嫌いになれる人は少ないと思います、不器用で相手に転ぶ事すら望んでて髭で冴えない元中堅漫画家。 余利はその頃はもう売れっ子になっていて映像…
honobono
アクの強い人が弱ること程せつないものはありませんが、 あんなに面倒臭かった宇郷を最後に愛おしく感じることになるとは、上巻では思いもしなかったです…。 余利ではなく宇郷に「よかったTT」と伝えたい気持ちでいっぱいになる終わりでした>< 宇郷はどうみても余利を大切に想っているんですが、言葉にしない。 でも行動では示している…だからこそ、余利が戻ると宇郷は受け入れるし自分から離れる事はなかっ…
マンガ家同士のこじらせ愛に、なんだかイライラもやもやしながら、 様々なタイプの個性的なマンガ家達の生態が全編通して楽しめる…マンガ家愛に溢れたお話。 表紙の男、マンガ家の宇郷が、も~~~本当に面倒臭い男なんですが、 ファンから元アシになり人気マンガ家として成功した余利は、 宇郷からほぼセフレ扱いにも関わらずいいようにされ、それでも好きなんですよね…。 なぜ余利はそんなに宇郷が好き…
ぷれぱーる
雁須磨子さんワールド全開でした。 決して大きな事件があるわけでなく当て馬などが登場するわけでもないのですが、流れる空気というか時間というか…とにかく飽きずに読めたし癒されました。 スーパー銭湯の店員・ケンと客の須崎がお風呂で出会い、恋にのぼせていくお話です。 ノンケの須崎が何故かケンに惹かれていく様子を自然に思わせる流れに脱帽です。 普通なら、何故?どこが?となりそうなところを、当たり…
まぎぃ
やはりすばらしい。飄々としたようでいて、しっかり考えられたお話運びと、セリフ、表情。 下巻は舟がカバー。内容を表すように、舟側の視点で進む。 ドストライクのイケメン、舟との同居生活という、やましい心持ちもあった昭。しかし、それはそんな軽い下心にとどまらず、ついにカミングアウトした上に、舟にキスしてしまう。 そこから、舟のターン。 二人の関係を進めるに当たって、舟に果敢にアタック…
masaBL
んー。結果から先に言うなら 個人的にはそこまで”スッキリ”する終わり方では無かったです。 ここはまぁ完全に好みの問題なのでごめんなさい。 でも、上巻ラストで余利が”けじめ”として態度に表したのに、やっぱりなんだかんだで宇郷から離れられないのはホッコリソワソワしちゃいましたね。 体はなんだかんだで求めちゃうし、心もソワソワしちゃってまさに”心ここにあらず”状態。 余利の「結局なんだかん…
上巻の感想はとにかく「ぐるぐる」でした。 余利が宇郷の事をずっとぐるぐる考えてた。 宇郷も余利や周りの漫画家に対してぐるぐると感情を巡らせてた。 二人の関係もはっきりとした名称も無いままぐるぐる関係が転がり続けてた。 上巻ではとにかく余利のうっぷんが蓄積でした。 宇郷の性格的に、下巻で余利が望むような結果になるのかめちゃくちゃ気になりましたね。 これはホント、上下巻同時発売でよ…