嫉妬深い毒舌の先輩作家×健気な元アシの売れっ子作家

うそつきあくま(上)

usotsuki akuma

うそつきあくま(上)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×26
  • 萌9
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

263

レビュー数
5
得点
112
評価数
29
平均
3.9 / 5
神率
41.4%
著者
雁須磨子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784799

あらすじ

ラスト40ページ、ただただ祈るように。

余利計一は健気なほうだ。
先輩作家・宇郷悟が好きだったが、
セフレのような扱いに甘んじている。

宇郷という男は、
嫉妬深い・卑屈・毒舌と3拍子がそろう
性格の悪い男で(そしてセックスはねちっこい)、
ファンでアシスタントだった余利に手を出したあげく、
余利が100万部超の大ヒット作家になるや
その腕から放り出したのだった。

そして余利が泣いて泣いて立ち直った頃に
宇郷はなぜか再び現れ、肉体関係は復活。

ふりまわされて心を痛める余利はーー?

表題作うそつきあくま(上)

宇郷悟・先輩漫画家
余利計一・元アシスタントで現在売れっ子漫画家

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数5

上下巻同時発売で本当に良かった…

タイトル可愛いですよね!『うそつきあくま』、ひらがななので
全然悪魔っぽくなくて雁須磨子さんらしいというか。

宇郷という漫画家のファンでかつてアシスタントを務めていた余利は
独り立ちして(さっせられて)売れっ子漫画家になっても天狗になったりしない、
謙虚で誠実な男です。
宇郷の口の悪さも身勝手さも、余利は好きだから許せることだけど
なんかこう…リアルな生の複雑な感情が刺さってきます。
宇郷ムカつく!ふざけんなおめーは!って思うのに、
自己肯定力が低い宇郷がなんだか憎めないのです。
余利はちゃんと好きだってちょいちょい伝えているのに
明確な返事をするわけでもなく……うん、やっぱりムカつくww
勿論嫌いなわけじゃないし好意を持ってはいるものの
余利の成功に嫉妬して、でも人気作家のあの余利が自分を好きという優越感と安心感。
でも余利にとってはたまったもんじゃない……。
二人をとりまく先輩後輩同期作家の人間関係もじわっと面白いですし
なんと言っても会話のセンスがピカイチだと思います。
「おまえなんか」って決して良い意味では聞こえませんけど
そこに含まれているであろう宇郷の本音とか
切羽詰まるとタメ口になる余利とか
いやー……ホント楽しいんです……!!

上巻のラストで「わああああああ余利……!!……でもワカル」になるので
心底上下巻同時発売で良かったですし感謝したいです。
宇郷のバカ!!(捨て台詞)

3

漫画家同士のお話です

わかりやすい萌えがあって、ぎゃー!!と萌え転がるみたいな派手さはないんだけど、終始目が離せず、面白かった。

そして上下巻通して言える事は、攻めの宇郷が屈折しててめんどくさい男だなぁということ。
あらすじにもあるけど「嫉妬深い・卑屈・毒舌と3拍子がそろう」ってほんとそうなんですよ。

でも、なんかわかる気がしてしまって、最低!!と一方的に罵ることもできない。

自分のファンとして登場しアシスタントをやらせていた余利が、自分を追い越しどんどん売れっ子になっていくのを素直に喜べないのも、鬱憤がたまっていくのもわかる。
宇郷が押しも押されぬ超大御所だったら素直に後輩の成功も祝えると思うんだけど、恐らく中堅くらいでスランプぎみだったら尚の事だと思う。

どんなに振り回しても宇郷のことを見捨てず、想ってくれる余利という存在。
売れっ子漫画家になっても、自分の言動で右往左往してくれるのって気持ちイイよね、きっと。
そんなところもかわいいなって思ってるはずなのに、そういう気持ちは滅多に見せてくれない。

余利しか対応できないんじゃないかな、こんな人‥‥‥と読みながら思いました。

圧倒的にデレが少ないので、宇郷がちょびっといつもと違う様子を見せただけで「貴重なデレいただきましたー!!」という気分になります。
甘利が二徹中に電話をかけてきて、修羅場にも関わらずどうでもいい電話を続けようとする宇郷に対して「くそおまえまじ死ね」とぶちぎれた甘利に対しての「はは なんなの おまえかわいいな」というやつ。
悪態つきまくりの二人の会話なんだけど、萌えたし、気持ちの見せ方が上手だなぁって思いました。

そして今まで色々振り回されていても我慢してきた甘利の堪忍袋の緒が切れて、絶縁を突きつけるところで次巻に続く!となります。

6

曲者ぞろい

上巻の感想はとにかく「ぐるぐる」でした。
余利が宇郷の事をずっとぐるぐる考えてた。
宇郷も余利や周りの漫画家に対してぐるぐると感情を巡らせてた。
二人の関係もはっきりとした名称も無いままぐるぐる関係が転がり続けてた。

上巻ではとにかく余利のうっぷんが蓄積でした。

宇郷の性格的に、下巻で余利が望むような結果になるのかめちゃくちゃ気になりましたね。
これはホント、上下巻同時発売でよかった!

あと、屋良の存在がめちゃくちゃソワソワしましたね。
ナニナニこの人!?何考えてんの!?ってドキドキしました。
でも、それを言うなら、宇郷もなかなか何考えてるか分かりずらかったけど。

でもって!メッチャいいとこで終わるー!!!!(笑)

1

クチビル柄のシャツを着る男。

マンガ家同士のこじらせ愛に、なんだかイライラもやもやしながら、
様々なタイプの個性的なマンガ家達の生態が全編通して楽しめる…マンガ家愛に溢れたお話。

表紙の男、マンガ家の宇郷が、も~~~本当に面倒臭い男なんですが、
ファンから元アシになり人気マンガ家として成功した余利は、
宇郷からほぼセフレ扱いにも関わらずいいようにされ、それでも好きなんですよね…。

なぜ余利はそんなに宇郷が好きなのか…それが知りたくて、ついつい読み進めてしまう。
宇郷のファンという始まりなので、才能に惚れた弱みが一番なんでしょうか…。

才能あふれるマンガ家達に囲まれた宇郷は、嫉妬深くて、卑屈で、毒舌で…
初めはクチビル柄のシャツを着た宇郷の存在に、苛立ちさえ覚えるんですが、
周囲の才能に押し潰されないよう足掻いている、劣等感の塊りである宇郷の弱さを知ると、
少しずつ人間味に変わってみえてくる…二周目からはあのクチビルから溜息が漏れている気さえする。

そして、人に序列をつける宇郷と余利の関係。
元々ファンから始まった関係なので、自分より下に位置していた余利。
下にみている内はやさしくできるけども、余利が成功した今は、
「不愉快な宇郷でいる方が実は誠実」…この言葉は説得力があった!

仕事が上手くいっていない余利の現状はありながら、急なやさしさに不安を覚えた余利は
宇郷の浮気(セフレ扱いなので浮気にもならない悲しさあり)が頭をよぎる…。

ずっと宇郷のことがグルグル、悶々とした状態でばたばたする余利。
結局、自分のことを受け入れてくれるなら何でもいい…とさえ想って求めるほど宇郷が好きなんですが、
事後に「うそだ、やっぱり嫌だ!」と宇郷に気持ちを打ち明ける。
「宇郷さんじゃないと嫌だな~って思ったって話し」
でも、そんな甘い言葉に「キモイ」じゃなく優しさをみせる宇郷…しあわせを感じる余利でしたが、
このやりとりが不誠実じゃないことに、見ているこちらが不安になる><いいのか?!

結局、屋良への嫉妬でキレた余利ですが…
宇郷目線でみていたので、余利の男関係を嫉妬している宇郷の方に気を取られてました。
毒気とツンツンとHで繋がっている宇郷の、余利への真意が少し見えだしたところだったので
下巻同時発売じゃなかったら、えらい目にあってましたね…直ぐに下巻が読める喜び!

それにしても、やっぱり余利の宇郷への想いの強さってなんなの?!って思ってしまう。
そして、余利が序盤より宇郷に対して欲が強くなっている…だからこそキレたのかな…。

1

才能、嫉妬、卑屈、傲慢のマウンティング男に恋すると…

雁須磨子先生の新作は、漫画家同士の恋愛模様。
上下巻で読み応えも充分。

が、しかし同業者の恋心は甘さよりも苦さが多い。
受けの余利は元々攻めの宇郷のファンで、ずっとシッポを振って、宇郷から手を出されて受け入れて。
しかし宇郷の頭の中は、恋の上位であることの優越や、仕事で追いつかれ追い抜かれる不安と劣等感がグルグル混じり合って余利を放り出す。
そんな2人の歴史があって、また今余利の恋心を利用しているかのような宇郷。
呼びつけてセックスして、朝「まだいたの」なんて突き放す。
それでも宇郷にまた心が寄っていく余利だけど、無神経な宇郷に怒りが爆発して…
…という所で上巻終わり。
私的には余利が急に激怒したのが驚きました。ここは多分私と宇郷は同化してる感じ。
なに急に?みたいな。
余利にしてみれば、自分が修羅場の時意味もなくカラんできて、ラインで誘ってるのにまともな返信もせず、新人と飲んでる時に急に他の漫画家と現れる…俺はどうせ間に合わせだよ、となる……
一方宇郷はこの日に限って言えば何にも他意はなかったわけで、なぜか人気漫画家の屋良に誘われて山に行き、部屋に誘われ、余利が新人と飲んでる店に偶然を装って屋良と行っただけなのに、なぜそんなに怒る?と。
余利は宇郷の鈍感さにキレたんだと思う。誤解を恐れずに言えば、それって完全に「女脳」的。
だってその日宇郷と一緒にいたのが「屋良」だったからでしょう?
屋良ってちょっと不気味で、何を考えているのかよく見えてこない思わせぶりな存在。「お姉さんみあるオトコ」なわけで。オレがいるのになんなんだよ!となっちゃった。
下巻では、宇郷と余利の関係はどうなるのか?屋良が何か絡んでくるのか?
上下巻同時発売ですから、すかさず下巻を読もう。

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ