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5/7(合計:69件)
安西リカ 尾賀トモ
はるのさくら
ネタバレ
記憶喪失ものって、まぁいろいろ読んできましたけど、なんとも穏やかだけど情熱的でもあるお話で、いいなぁ、と読ませてもらいました。 受け様は個人住宅等を手掛ける建築設計士の一葉。 攻め様は世界的に活躍する建築家の仁科。 大学院で出会い、一目惚れだと率直に好意を示す仁科を、一葉が受け入れる形で恋人同士となる2人。 ところが、同じ建築を志す者同士として、能力や立ち位置の差に、一…
えすむら
ディアプラス掲載時に読んだときも文庫化されて読み直しても、どの角度から読んでもめちゃくちゃいい…と萌え震えました。 建築科の学生だった一葉(受)と、才能豊かでカリスマ性のある編入性・仁科(攻)の恋は、仁科の一目惚れから始まり、仁科の圧倒的な熱量と気持ちに圧され気味だった一葉が、就職という現実を目前にして、前途洋々とした男の傍にいることがしんどくなり、一方的に別れを告げ地元に帰るわけですが、も…
kurinn
本編で仁科と一葉の関係に気がつくならば、一葉は妹の華だろうと思ってました。 そして文庫あとがき後の掌篇「一緒に散歩を」でも、華はなかなか鋭いところを披露していました。 こちらの書き下ろしペーパーの時系列は、本編書き下ろしの「帰る家」での仁科の親戚が所有する別荘に行く前に、一葉の実家に食事に呼ばれた時のお話でした。 一葉の家族に受け入れられている仁科にホッコリしました。 父親や華…
最近の安西先生の作品は当たりが多くてとても嬉しいです。そして今回も大当たりで、萌えまくりました。 記憶喪失ものですが、それよりはすれ違いものの側面の方が強かったと思います。 2人が離れていた期間は7年間でしたが、それは一葉に関しては必要な時間だったと思いました。 一葉の事だけが思い出せない理由にしても、想像通りでしたがソコもとても萌えた一因でした。 記憶が無いのに一葉との距離を…
てんてん
本品は『恋をしていたころ』のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、一葉の妹視点での後日談です。 華の兄一葉には仁科という友人がいます。 仁科は少々アクの強い個性的な顔立ちをしていて 業界内では名の知れた若手建築家らしく 人見知りの激しい華の夫は 遠巻きにしていているだけで 後からどんな話をしたか聞いてくるので 少々面倒くさく思っています。 今回も本人曰くの南国…
今回は東京の大設計手事務所の有名建築士と 地元のの設計事務所に就職した建築士のお話です。 受様視点で元彼だった攻様との再会から復縁するまでと 攻様視点で続編短編と掌握を収録。 実家が工務店の受様は建築関係の仕事がしたいと 東京の大学に進学します。 受様は地元のハウスメーカーで実務を積んで いずれは独立するという堅実なルートを考えていましたが もう少し意匠設計を学びたい…
さくらら
記憶喪失ものですが重たすぎず、安西リカ先生らしい何気ない日常の描写の光る作品です。 若い頃の選択ミスで別れた二人。 仁科は才能のある人間で、一葉はそんな彼に愛されるということがコンプレックスになっていたのかも知れない。 ノンケらしい一葉の思考がとても自然で好きです。 プライドのある男で素敵…。 仁科の愛情深さと一葉の生真面目さが噛み合わず別れた二人の不器用さ、それが復縁後過去を振り返るシ…
ぴれーね
切なくてほろ苦い再会ものであり、若さ故に間違えてしまった二人が、もう一度恋をやり直すと言うとても優しいお話でもあります。 個人的に「何度でもリフレイン」がめちゃくちゃ好きなんですよ~。 それの更に大人版とでも言うんですかね。 ほろ苦い過去の思い出に、現在の甘くうずく愛おしさ。 そして、それぞれが抱える心の傷。 もう、めちゃくちゃ萌えるーーー! こういう、しっとり切ない恋心を書かせた…
名倉和希 尾賀トモ
茶々丸53
名倉先生の作品は温かくて好きで、この作品も何度も読み返してる。拒否からの溺愛って話の流れにキュンキュンする。フレデリックに相手にされなくても自分らしく頑張るフィンレイが可愛いし、いざって時には猟銃を持ってフレデリックを守るのがかっこよすぎる。フレデリックを守るために身を引こうとする所も健気過ぎる。そりゃフレデリックも好きになるよ! フィンレイはフレデリックが初恋で何もかも初体験。その初々しさも萌…
蜜家シン 尾賀トモ
みざき
中東にある、海と砂漠に挟まれたのどかな国・オルトガ王国。 摂氏45度にもなる暑い国で、入国早々空港で倒れ、その隙に貴重品ごと荷物を窃盗集団に盗まれ、自身は病院に運ばれ胃潰瘍で即手術と、ふんだりけったりな日本人・夏樹が主人公。 なぜここに日本人?という感じなのですが、文部科学省推進の海外プロジェクトに参加する日本人教師として中東へと渡り、はじめは別の地にいたものの、急な欠員を埋めるためにオル…