京山あつきさんのレビュー一覧

スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

つながりたい という想いがとっても丁寧に描かれてると思います。

どこか感情的な機能が固まっている そのような印象がある不器用さん二人の
優しいお話です。舞台は小さめな印象のIT会社。
エッチシーンがつがつ とかでもないし、激しい何かがあるわけでもないけど
くっついていたい、つながりたい と思うまでの気持ちを
とても丁寧にあぶりだしていて、じわわーんときました。
いつまでも味が出そうな本です。

構成は、onBLUEに掲載された8話を加筆修正したも…

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スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

スイッチはありきたりな「あの言葉」です

大学生の潤野くんはインターンシップに入ったプログラミング会社で先輩社員の本郷さんに「ちゃんとした恋愛を面倒くさがって手っ取り早くヤろうとするからこういう問題が出る(潤野くんはちゃんとした恋愛をやりなさいね的な意味と私は受け取った)」と言われ、『ちゃんとした恋愛…してんのかな…大人だもんな…』と思うエピソードから始まります。
で、「ちゃんとした恋愛」ってなんなんだ?というのを潤野くんが探していく、…

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スリーピング・バグ コミック

京山あつき 

現代版「もののあはれ」

 「好き」と言う気持ちと真面目に向き合う二人の姿がしみじみと胸に染みます。スローテンポで、それでもしっかりと構成されている世界観が、京山さんらしい一冊。華やかな絵とキャラクターの魅力でドキドキハラハラさせるBLではないので、渋好みの方でないと難しいと言うか、ツボにはまらない方は全くピンと来ないのだろうなぁと思いつつ、いきなりギュン!とバロメーターが上がらないので、これから何年先でも読み続けられ、飽…

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ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

派手さはないけれど、じっくりと読ませる

イギリス暮らしの大変さが、読者も追体験できるように丁寧に描かれていていました。

人の温もりを求めるって人間の根源的な欲求だと思うんです。
赤子のときはそれこそ抱いて育てるみたいな感じだし、
幼児が何かあれば「抱っこぉ!」だの「ぎゅっとして!」だの要求して、抱きしめてもらう事によって心の粟立ちをおさめている様子を見ているとああこうやって皆、育ってきたんだなぁって。

異国にいて言語の壁…

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ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

ホームシックから始まる恋

異国の地で言葉も通じず友達もいない。。
自分が同じ立場に置かれたらきっと寂しくて寂しくてしょうがなくて、そこで旧友に出会ったら天の助けだと思うだろうなーと共感しました。
ただ人恋しいだけなのか好きなのか分からないけれど、一度日本に戻っても一緒にいたいという想いが変わらなくて良かったです。
萌えというよりは、どこかリアルで身につまされるような感覚でした。
海外暮らしならではの生活の様子も新鮮…

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ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

神しかない~~!!

本当に久々に、キタ!!ってかんじです。読みながら、あーこれだ、これだよ……とか呟いてましたもん。BL大好きなのに、ストライクゾーンが狭くてなかなかこれという作品に出会えない私ですが、やっぱりあるところにはあった!これからも頑張って漁り続けようという勇気を得ました。

一穂ミチ先生のお薦め作品ということでとりあえず試し読みしてみようかと思ったんですが、先生の推薦がなくて表紙の印象だけだと手に取ら…

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聞こえない声 コミック

京山あつき 

秘密の関係。

物語が冬の季節から始まるのもあって、なぜか冬のイメージが強いお話です。
本作はシリーズ一作目で、『見えない星』、『枯れない花』と続きますが、どの巻もとても満足感のある内容でまとまっていて、このシリーズでわたしは京山先生に落ちました。一番好きな京山作品でもあります。

高校野球部で先輩後輩の今井と引田。本編では今井が引田に抱く邪な欲望と、その対象となってしまった引田の戸惑いに焦点が当たっていて…

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あさってのジジョウ コミック

京山あつき 

可愛さ余って憎さ…

平津(攻め)にしろ、
小田(受け)の職場の先輩にしても、
小田に対して感じたのがこの感情だったのでは。

見た目は良いけど、
どこか無愛想で、
人との関わり方が上手でなさそうな小田は、
構いたくなるキャラです。

でも誰だって、人に見えている部分は
自分のすべてではなくて、一部分であって。
それなのに、わかったような顔をされて、
あーしたらいい、こーしたらいいと言われて腹が…

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ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

寂しさが伝わってくる

レビューアーさんのレビューを読んでからずっと読もう読もうと思っていた作品です。購入したものの読みそびれたまま…つい先日、私用でヨーロッパに1ヶ月近く1人で滞在しました。
多分、行く前に読んでいたらここまで共感できなかったかもしれません。
日本で手に入る当たり前のものが手に入らないし、向こうは同じ言語が話せて当然のように話しかけてくるし…
そんな中で知り合いに出会ったら、きっと飛びついてしまう…

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ヘブンリーホームシック コミック

京山あつき 

好きすぎて何を書けばいいのか。

去年読んだ中で一番キュンキュンきた漫画でして、好きすぎてレビューを書けずにおりました。
京山さんは好きな作家さんですが、何となく独特なノリ(?)についていけない事が多々あったりするのですが、これはいい!
ユキサダくんがめっさ好みなのですが、表紙よりも中の方が数倍可愛いです。
これも一種の吊り橋効果なのか、ホームシック同志が自然と惹かれ合う話。
何度も読み返してますが、何度読んでもキュンキュ…

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