金ひかるさんのレビュー一覧

エリート上司はお子さま!? 小説

火崎勇  金ひかる 

「甘やかしたい」vs「役に立ちたい」


神さまのいたずら?が何とも不可思議な話でした。


比較的珍しい攻め視点の話。
表題作と「エリート上司の部下もお子さま」の2編になります。

<あらすじ>
大手デベロッパーで企画開発課課長を勤める榎津(攻め)はアシスタントになった福永(受け)を伴って次のプレゼンで提案する開発予定地の下見に来た際、小さなお稲荷さんがあることに気が付きます。
お稲荷さんに敬意を示す福永に対して、榎…

1

恋に無縁なんてありえない 小説

秀香穂里  金ひかる 

不器用な大人の可愛い恋愛+エロ

2014年の雑誌掲載作に加筆修正、その後の二人を書き下ろしての文庫化になります。

女性が苦手で恋愛経験に乏しい商社マンの深澤。
恋愛に興味が無い自分に悩み、占いサイトに相談するんですね。
すると、親身な返事についついやりとりを続けるように。
そんな中、直接会いたいと誘われー・・・と言うものです。

こちらですね、印象としては、とにかく甘くて可愛くてエロいなんですよね。

この、…

6

アルファ同士の恋はままならない 小説

ナツ之えだまめ  金ひかる 

頭で考える分にはすごく好きな話のはずなんだが

シリーズ4冊目です。
1冊目の『蜜惑オメガは恋を知らない』はものすごく好きだったんです。オーソドックスなオメガバースが圧倒的に多かった2016年、理性的に生きようとする主人公はカッコよかったんですよ。
今作、ついにアルファ×アルファが来ましたよ。
恋は本能がもたらすものではなく、相手に惹かれる『何か』の所為だと思いたい私にとって、本来ならこのお話は立ち上がって拍手をするはずのものなんですけれ…

1

アルファ同士の恋はままならない 小説

ナツ之えだまめ  金ひかる 

運命なんて、大っ嫌いだ!

あらすじに惹かれて読み始めたのですが、シリーズものでした;
特に問題なく読めましたので、シリーズ未読の方も大丈夫だと思います。


オメガバースにおける「運命の番」を、「伴侶」として表現している本作。
イタリア〜イギリス、そして日本へと舞台を移しながら進むストーリーです。
私はパブリックスクール的なものが大好きで、そこを期待して読んだのですが、その点では消化不良でした。

イタリア…

3

アルファ同士の恋はままならない 小説

ナツ之えだまめ  金ひかる 

この二人の恋愛、好き。すごくすごく好き。

オメガバースシリーズの4作目で、「愛罪アルファは恋にさまよう」のミケーレと彼方の息子・マッシモが主役になります。
今作だけで問題無く読めます。

ちなみに既読の方。
ミケーレや彼方、そしてなんと恒星と言う懐かしのキャラまで登場です。
思わずニヤリとしちゃいますよ!

で、こちら、伴侶が未だ見つからないアルファ×伴侶を亡くしたアルファと、主役二人が「伴侶」である事自体に重きが置かれてい…

13

二本の赤い糸 小説

水原とほる  金ひかる 

自身をガニュメデスに例えるのはいかがなものかと…

2011年刊。
大体好みの3Pカップルってのは自分なりに見当が付いていて趣味に合わない予感はあったのだが、水原さんの小説はなるべく読破しようと決めたので。

大企業の跡取りとして仕事を任されている克彦と、大学院内で助教授候補として頭角を現してきている英章に対して、明らかに釣り合わない事でおどおどした印象の一実。
どうやら一実は"庇護欲を掻き立てる受け"らしいのだが、グズ…

0

エリート上司はお子さま!? 小説

火崎勇  金ひかる 

身体は子供でも中身は大人←うん、確かに他所でも頻繁に聞く台詞だね

2020年刊。
火崎さんの小説を読むのは久々になるなと感じて購入。
一冊内に主人公・榎津が突然子供の姿にされた表題作と、その後彼の下に就いている新人社員・福永と恋人同士になった?後日談が収録されている。
どちらも榎津視点で書かれていてテンポ良く読める。
設定では榎津は30歳のやり手管理職なのだが、見た目(金さんの挿絵)の印象からしてアラフォーでも良かった気がする。

マンション建設予定…

1

人狼彼氏と愛の蜜 小説

西門  金ひかる 

満月の夜は大変

このスピン元作品は多分読んでないと思いますが、私の購入基準で、金ひかるイラスト作品は問答無用で内容ノーチェック購入。
もう、このカバーイラストの、精悍でガタイのいい攻めに、攻めよりはちょっと華奢だけど別に女っぽくはない受けってところからツボです。
と、ここまでがほぼ定型文。
個人的には、オメガバースより人狼での番の方が馴染みがあるというか、受け入れやすい。
もう、最初からお互いに惹かれ合っ…

1

社長と元ヤンの幸せ子連れ生活 小説

小中大豆  金ひかる 

ラブよりもほのぼの子育て強め

小中先生の作品を順に読んでいく中で手にした1作。初ヤンキーとの事ですが、タイトルにある通り「元ヤン」という事で、ヤンキー色は弱め。喧嘩っぱやいという訳でもなく(ちゃんと子供が近くに居るから…と周りを見て判断する力は有ります)。芯が通っていて自分なりの正義感を貫いてる子って感じでしょうか。

破天荒な兄貴の子供を面倒看る事になった受さんのお話。独り暮らしの自分の面倒すら適当なのに、甥っ子を守る為…

1

エンドレス・ゲーム 小説

月村奎  金ひかる 

2カプ登場します

母を亡くし、施設行きになる誓史を引き取った弁護士の佐伯。
義理の父となった佐伯への思いを隠して、あえてわがままで可愛げのない息子の役を演じる誓史。

この誓史がとても意地っ張りなんですね。

特に両思いになった後の天邪鬼っぷりが、非常にめんどくさい。
本人もそんな自分に自己嫌悪しつつ、自分の感情をもてあまし気味なんですね。
これが20代、30代だったら、おまえ……いいかげんにせーよ(…

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