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砂原糖子 金ひかる
碧雲
タイトルに「オリオン」を選んだのが肝 ・・オリオンはギリシア神話に登場する巨人狩人の名前 赤い1等星ベテルギウスと白い1等星リゲル、 オリオンの帯を表す斜め一列に並んだ二等星は、遠い星 神話では、嘘を信じた恋人のアルテミスに矢で射抜かれてオリオンは死亡する。 小説に登場する三人は、 館原:バイオリニスト 瑠音:ピアニスト 響 :刺繍作家 響は、聴覚障害。唇読で読み…
うえだ真由 金ひかる
フランク
ネタバレ
「元恋人に裏切られ」が浮気されてとかではなく、恋人だと信じていた男に知らぬうちに横領の片棒を担がされ失職というハードモード。 就職難の中、なんとか再就職できたのは3ヶ月更新の契約社員という不安定な立場。 正社員になりたいと必死に仕事を覚え頑張る姿に好感がもてるだけに、その後の初エッチに至る展開に少々がっかり……。 攻めはそんな受けを二年間ずっとじっと見守ってきたけど、なんせ無骨すぎる…
電子版発刊後すぐに購入。 続編が出たので、再読。下書きのままだったので遅れてレビュー。 音が聞こえない人との意思疎通を努力する恋人の葛藤 色々調べて書いた著者の努力を感じてしまった。 二転三転流れが変わり、引き込んでいく構成が上手い 「言ノ葉ノ世界」もそうだけど、内面描写する言葉選びが上手いと思う。 もっと評価が上がってもいいんじゃないかと思うけど、 BL小説の中で小説らし…
えすむら
個人的な性癖を超えて砂原先生の筆力に圧倒されました。 正直なところ、萌度はそんなに高くはなかったんですよ。 で・も・ね! 文章の美しさ、透明感、表現の豊かさ、登場人物のこころを読ませる繊細な情景描写…軽く震えました。 とてもとても好きでした。 特に印象的な場面、星空にあるシリウスをエンゲージリングに仕立てる演出、あっま~~~い!!甘すぎる!でも、この恋人溺愛中のロマンチストなイケメン…
ハハハリネズミ
前作の『バイオリニストの刺繍』は微ツンな響さんの感情が分かりにくい(これも今となっては、孤独な世界で生きる彼の処世術だったのだと分かる)ので一読目はさらっと読了した記憶があるのですが、砂原先生の巧みな表現力もあって、読み返すほどにズブズブとハマっていき…続編にあたる本作の単行本化をものすごーく心待ちにしていました! 収録内容は、響さんが東京に出てきて二人以外の人間と交わることで、恋人である新…
kurinn
本編後の甘々なお話でした。本編でも吹野の読話のレベルの高さが語られていましたが、こちらは軽井沢の吹野の自宅で館原が掃除を手伝っている時のお話でした。 館原は吹野に分かりやすいように正面を向いてゆっくりと会話する優しい人ですが、実は吹野は正面からでなくてもかなり分かっているんですよね。何でも読話は想像力が大切なんだそうです。 このお話を読んだ時にBLで多様される漢字を感覚で読んで行く自分…
前作の「バイオリニストの刺繍」同様に雑誌でも読んで気に入っていた作品です。ですが他の砂原糖子先生の作品よりはハマっていないのも確かなのです。それはひとえに吹野の性格故だと思います。 それでも吹野の無音の世界や館原の奏でる音楽を読者に伝える筆力は凄いと思い、砂原先生の底力をしみじみ感じさせる作品だと思っています。 今作は前作よりも吹野が成長していて、郵便局で泣いてる赤ん坊に対して取った行…
ちろこ
「バイオリニストの刺繍」の続編となる今巻は館原と吹野の恋人編。ツンデレの吹野と大型ワンコなバイオリニスト館野の交際は、思った以上にラブ度が高い仕上がりになっています。 甘くも辛い恋愛テイストを織り交ぜつつも、随所に見られる2人の愛の深さや映画のようなロマンティックな光景に酔いしれました。 続編で目を引くのは、吹野のツンデレがかなりソフトになっていること。シーンによってはソフトどころかデ…
ポッチ
砂原さん作品の『バイオリニストの刺繍』の続編。 「バイオリニストの~」がとっても良かったので、発売を心待ちにしていました。前作も含めてのネタバレがあります。ご注意ください。 新進気鋭の天才バイオリニスト・新良×聴覚障害を抱える刺繍作家の響の恋のお話。前巻で紆余曲折を経て恋人同士になった二人のその後を描いた作品です。「バイオリニストの~」は攻めの新良視点のお話でしたが、今作品…
ツンデレ好きな読者には堪らない作品だと思います。それと、恋心がなかなか収まるところに収まらなくて焦ったいお話が好きな方にも。 私としてはですね、実はツンデレも焦ったいのもそんなに好きじゃない。ハッキリと言い切っちゃってすみません… だから萌え2の評価ってわけじゃないんです。好みじゃない設定だから神評価からワンランクダウンしとこか。って言うネガティブな意味じゃなくてむしろ逆。好きじゃない…