月村奎さんのレビュー一覧

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

互いに助け合う、優しい話

両親を亡くし弟との仲に悩む攻 倫太郎 × 毒親に苦しめられる受 律 の話。律ばかりが助けられるのではなく、律も倫太郎の救いになっているところが高感度大でした。


眼鏡屋で働く律。ある日来店した倫太郎に、少し変わった接客をします。再び再開した時、律が読んでいた本から、倫太郎自身がその本の作家(大人気作家!)だった事がわかり、それをきっかけに2人の距離は縮まっていきます。

律は、母親が離…

3

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

合いませんでした

すいません。辛めの評価です。
題材は、すごくよかったと思います。
ただ登場しただけでイライラしてしまうくらい性格が悪い母親に対してざまあ的な展開がなく、息子に金持ちの彼氏ができたことでむしろ母親が金をゲットできる未来が待ち受けていそうだなと想像してしまいました。
攻めが何であの母親に親切にするのかあまり理解できませんでした。弟の態度は、見ていて気持ちよかったです。むしろ弟が攻めの方がよかった…

5

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

二番風呂

先生買い。めっちゃ良かった。あたりの優しい二番風呂に首まで浸かったような、癒しの一冊。インパクト!というものは感じなかったので神には至りませんですが、ヒノキのお風呂にゆったり入ったような幸せ感、ぜひぜひ。本編220Pほど+あとがき。ああケンちゃんも可愛い・・・

地方都市郊外の大型ショッピングモールにある眼鏡屋さんに勤める律。誠意のこもった接客をし、喜んでいただけることに幸せを見出している真面…

5

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

もうとにかく、この子に幸せになって欲しい

読みながら何度「りっちゃんを抱きしめてあげたい!」と思ったことか……
いや、私にそんなことをされたら律くんはとても困るだろうけど(笑)。

あらすじは既に書いてくださっているので、感想というか、思ったことを。
主人公の律は被虐待児です(もう大人になっていますが)。
これが実にリアル。

父は子どもに関心がなく、母は家族が上手くいかない鬱憤を子どもに転化するという、徹底的な機能不全家族…

18

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

月村ワールドへようこそ

作家買い。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

月村さんと言えば懐の広い攻め×薄幸健気受け、ってテッパンな気がしますが、今作品もそのイメージを損なうことのないお話でした。

今作品の受け・律くんは毒親持ち。

仲が悪く、喧嘩ばかりしていた両親。
離婚後は事あるごとに息子に八つ当たりし、鬱憤を晴らしてきた母親。
その母親は、今は律が既に独立しているにも関わらず、お金…

9

甘くて切ない 書き下ろしSSペーパー 甘くて甘い 特典

練乳とイチゴよりも甘いのは…

本作で出てきたカキ氷店に、倫太郎とケンと一緒に食べに行ったお話です。

カキ氷ってめったに食べないけど、とても美味しいですね、と言った律に、りっくん嫌いなの?とケンが聞いてきます。

嫌いじゃないけど、一人で全部食べきれないと言うと、大丈夫!余ったら食べてあげるから!と律の氷を味見するケン。

行儀悪いぞと倫太郎に注意されるも、今度は自分の氷を律の口に押し込み、そのまま倫太郎の氷を3分…

2

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

メガネから始まる恋

すでに、ぴれーねさんがあらすじなど詳しくレビューされておりますので、私は感想のみ書かせていただきます。

発売前から、あらすじ→書影アップと楽しみで仕方なかった本作。
朝からワクワクし通しでした。

先生は金太郎飴作家とどこかでご自身のことをおっしゃっていましたが、派手さはなくとも、色んな作家さんの本を読んでいてもやっぱり先生の作品を求めて王道月村に戻ってきてしまいます。
定期的にそろ…

7

甘くて切ない 小説

月村奎  yoco 

甘くて切ない、そして、とても優しい

ひっそり生きる孤独な主人公が、攻めのあたたかい愛情に包まれて幸せになるまでー。
そんな、ジンワリ心があたたまる、とても優しく心に沁みる作品でした。



内容ですが、人気作家の西×メガネ店店員・律による、日常系のしっとり優しいラブストーリーです。やや、痛くて切ないです。

ショッピングモール内のメガネ店で働く律。
親からの愛情に恵まれず育った彼は、人と深く関わりあう事に恐れを持って…

29

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

読んでて不快感しかなかった

激しく萎えました……。
主役CPはまるで刺身のつま状態で、確かに主役達の話ではあるけどなんだか脇の男女の存在感が異常で、結局そのCPの存在感に飲み込まれる話になってます。

脇役の女の子が若気の至り、それも血縁相手との一発であっさり妊娠し、慌てて闇医者で中絶。倒れて家族の知るところとなり、将来妊娠できない身体になって絶望。
なのに幼馴染みは自分の事が好きで振っても振っても諦めてくれない。

9

きみの処方箋 小説

月村奎  鈴木有布子 

私の人生を変えてくれた作品

もうかれこれ十数年前、私が高校生のときに購入し、その後の人生でも転機があるたびに、何度も何度も読み返している作品です。旧版も新装版も電子書籍も全部持っていて(旧版と新装版は少し違うところがあったりするため)、結婚して子供も産んだ今でも本当に大好きです。(夫にはBL好き内緒にしてるのに、これだけは手放せません…)
攻の智朗目線で話は進んでいきますが、その視点が本当にその当時高校生だった自分にピタリ…

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