月村奎さんのレビュー一覧

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

野草がたくさん

月村奎先生の小説はこれが2冊目です。
草間さかえ先生のイラストにつられ、発売すぐに買いました。
そして、少し前に読みました。
スルッと読める優しい引力のある一冊です。

先生のコミック原作はいくつか読んだし、BLCDもいくつか聞きました。
そして、先生の言う「いつもの」と言うのがよくわかりました。
不幸体質で健気な受けと、優秀で包容力のある攻めが多いという事。
お話の中に出てくる人…

3

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

自虐的なシンデレラくん

前回、本作CDをレビューしましたが、
今回は本作自体をレビューしたいと思いますー。

本当は、小説の「眠り王子にキスを」を
読もうとしたのですが、
「先に『いつも王子様が』を読んだほうがいいよ」と
アドバイスを頂き、急いでポチッとしました。

原作は、月村奎さんで好きな作家さん。
作画は木下けい子さんで、ほんわりした絵が
好感の持てる作家さんです。

   ◆◆   ◆◆ …

5

不器用なテレパシー 小説

月村奎  高星麻子 

いい人ばかり…なのに

殴っても怒らない大森さん、恋人と別れて帰ってくるように頼んだ母親を恨まない諒矢、エリの恋人のふりをしてあげる颯…みんな良い人です。悪い人が登場しない話ってどうも噓くさく感じてしまうものなんですが、この作品では読後が心地よかったです。

「不器用なテレパシー」
別れて2年後に颯と再会した諒矢が、思いを通じ合わせるまでの話です。諒矢が可愛くて、颯が格好良いです。テレパシーが、良い感じにスパイスで…

2

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

山も谷もなくてもいいんだけど

山も谷もないストーリーでも素晴らしい作品はありますが、
それに代わる「なにか」は必要なわけで……。
私は、この作品の中にドラマチックな展開に代わる要素を見つけられませんでした。残念。

気になった点を3つあげます。

1.「小学校時代の思い出」がそうでもなかった
芙蓉の生い立ちと小学生のときの西澤との短い交流はこの作品の重要なキーです。しかしレビューを拝見して想像していたほど印象的な…

4

きみの処方箋 小説

月村奎  鈴木有布子 

素敵なヒューマンドラマ

家族を亡くして親戚の家に引き取られた智朗と、そこで暮らす1歳年上の従兄弟で心臓に疾患を持つ克己の淡い青春のお話。

こういう設定ときくとせつなくて痛いお話なのかと想像してしまいそうですが、全くそんなことはありませんでした。

智朗は父親を知らず、母親との折り合いもよくないまま死に別れ、引き取られた親戚の家では厄介者になっているのでは・・・と思い込み意固地になっています。
実はいろんなこと…

3

恋になれ! コミック

樹要  月村奎 

ゆっくり

先生×生徒ということで・・・
急な展開ではなく過程をふんでゆっくり進んでいきます

偶然紹介してもらった相手が、同じ学校の先生だったとか
受け様は、眼鏡っ子のおとなしめ
攻め様は、ちょい悪先生w
と、自分ではかなり好きな内容だったので楽しく読めました

積極的になれない受け様がまたいい感じに話を進めてくれるのでw
じれったい感じもしますが、攻め様を好きになっていく過程が面白いです…

1

片思いアライアンス 小説

月村奎  穂波ゆきね 

地味キャラ

広瀬は顔が良く女子からよく告白されるけど、付き合ってみるとつまらない人間でフラれてしまう。
そんな王子様はたった一人の男の前では可愛くなったり、ああなったりこうなったりとBLならではなストーリーだと思われます。

好きなキャラは吉村。
店長曰くスーツが似合わずチャラい感じの吉村です。広瀬の友達です。
広瀬の立て続けの質問に問いその一、問いその二で答えるのがツボりました。
彼女あり……女…

1

すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

思わず芙蓉の花を検索しました(笑)

小さい頃から母親の育児放棄により、妙に自分の置かれている状況や、同級生からの軽いイジメ等にも妙に客観的な視点を持ち自分なりに理解している芙蓉(受)
小学校の国語の授業で、同じ言葉でも意味の違う言葉があるという学習から、自分の名前、芙蓉イコール不要と気付き、なるほどと冷静に感心したりするような子供。
さすがに、小学校二年生からこんな風にネガティヴ思考はあり得ないでしょと思いつつ、自分の置かれた環…

1

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

あれ ってなる

好きな雰囲気なのにどうしてか萌えなかった。
この肩透かし感、あるあるだと思います。

萌えられなかった理由は……篤史(受)の卑屈さかもしれない。宮村(攻)の実家の、つくりものじみた「あったかさ」かもしれない。加えてデリのオーナーと常連客がくっつくまでの起伏のなさ、全体に漂うお伽噺感……

キーポイントであろう、ハンドクリームのシーンもそれほど印象に残りませんでした。

本来こういうし…

3

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

あらすじを読むとだいたいラストまで分かってしまう少女漫画(TL?)チックなお話

ライトなBLは「愛され、甘々」系が好きなので、妙なところがドライでクールな攻でちょっと残念

メルヘンな表紙とタイトルの割に、舞台がちょいちょいリアルなせいで、地味に出費が気になりますw
いくらその界隈では有名でも、一介のエロ漫画家があんなにカモにされたら痛いでしょう。せめて高級レストランとホールケーキだけでも補填してあげて下さいw

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