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月村先生×小椋ムク先生の組み合わせにハズレなしって感じですね。今作も面白かったです!!
月村先生のコメディ系作品が読みたいなぁ、と今作を購入。これが私の癖にドンピシャでございました。
私はですね、攻めや脇キャラなどに、本当は淫乱じゃないのに淫乱だと罵られて傷ついてしまう受けが癖でして、今作は設定だけでも神評価つけてしまいたくなるぐらい、好みど真ん中でした。
しかも受けの玲はメガネで健気で、こちらも超好きな属性。淫乱だと言われないように必死に声を抑える描写、堪らんです。
攻めの椎名は中々に爽やかで、だけどちょっと子供っぽくていいですね。(後編の表紙のしいなくんマスコットの絵が可愛くて、しばらく見つめてしまいました)
全編楽しい感じで話は進むのですが、2人のすれ違いや玲の心情に切なくなったりと、さすが月村先生作品だな〜と読んでて思いました!!
……という感じです。
安心の月村クオリティ、テンポよくサクサク読了です。
ネガティブぐるぐる受けも健在。
「淫乱」と言われてもそれはいつもの月村流だし、
新鮮みや深く心に残る物はないけれど、心地よく読む事ができる。
出版社勤務のゲイ・玲が、サイン会の応援で出会った
かねて憧れの人気芸能人・椎名に付き合おうと言われて……
前半の焦って挙動不信になる玲が可愛い。
人気者なんだけれど、普通に嫉妬したり照れたりのいいやつ椎名も可愛い。
クスクスしながらキュンとして、読みました。
朝チュンの月村と言われていましたが、
最近は結構Hシーンも多い。
この作品も、それなりに普通にH場面あり。
病み系の元カレのせいで、自分は淫乱だと思い込み
グルグルしている様は、可笑しいんだけれど
個人的にはバカだなぁと愛おしくはあっても切なくはなかったし、
ちょっと引っぱり過ぎだったかもしれない。……
マネージャーの中村さんがいい味です。
女性なのでスピンオフはないのが残念だ……(笑)
挿絵のムクさんは正直あまり得意ではないのだが、
ちびキャラのしいなくんストラップの絵は可愛かったです。
ちゃんと7体あるところも、クスッ。
評価は萌かな、萌×2かな……と迷ったのですが、
薄くてもやっぱりカルピスは好き、という感じでオマケで萌×2です。
イラストの可愛さとお話の可愛さが引き立て合って
可愛すぎてムズムズしちゃいました////
後ろ向きでウジウジした社会人の受けと
ポジティブな芸能人の攻めのお話
ポジティブっていうけど一人でマイナス妄想して
暴走しちゃいますwww
受けは攻めをすごいカッコいいって思ってるけど
行動だけ見たら攻め自身が言ってるように子供っぽいw
でもそんな所が可愛かったです(´>▽<`)
小さな揉め事はあるけど大きな山や谷があるわけでもなく
ずぅっとイチャイチャラブラブしてる印象でしたw
可愛かったです♪
出版社に勤める地味サラリーマンが、憧れのスターから求愛されるというなんとも夢あふれるお話でした。
受けも攻めも性格が優しいのでほのぼのしています。
もどかしいじれじれもなく、すれ違いも痴話げんかにしか見えませんでした。
読み終わった感想は、幸せなバカップルを見た。という感じです。
「信頼と愛情で結ばれた相手と愛し合うのは、なんて幸福なことなのだろう」とありましたが、まさにそんな感じのお話です。
ほんわか幸せな話を求めていた私にはドンピシャな作品でした。
小説のほのぼのあまあま系な作品は、読んでいて退屈に感じることもあったので作家さんとの相性も良かったのかもしれません。
月村作品は初めて読みましたが、歯切れの良いタイトルも好きですし、言葉選びが楽しいと感じることも多かったです。
しいなくんマスコットシリーズに妙に魅かれました。
”たのしいなくん”ください。
真面目で地味なリーマンという設定も好きなのですぐに入り込むことができました。
でも五十嵐は何気にモテててる気がする。
サラリーマンと芸能人なので時間的なすれ違いでこじれることも多そうだなと思いましたが、細かいことは気にせず夢を見るような感じで読むことが楽しめる読み方なのかもしれません。
元カレにトラウマを植え付けられリアルの恋人を諦めていた出版社営業の受けが代打で行ったサイン会で憧れのタレントに気に入られる話。
雑誌掲載の表題作と書き下ろしの中編の2編
表題作は二人が身も心も一つになるまで。
書き下ろしはそれぞれに誤解を招く事件が発生、それを乗り越える話。
出版社営業の五十嵐玲(受け)は先輩の代打で俳優兼タレントの椎名貴博(攻め)のエッセイ出版記念サイン会を担当することになります。
実は玲はゲイで、椎名のの大ファンで販促ポスターも手に入れ寝室に張り、恋人になる妄想をしたり、オカズにしたりと絶対に人には言えないことをしています。
当然エッセイも読む用・予備・保存用と3冊購入。
リアルな椎名に会うなんて全く期待していなかったので、思わぬ幸運にテンパってしまい、椎名を前に感想を延々と披露してしまいます。
やらかしたと落ち込む玲でしたが、意外や意外、椎名は玲の忌憚ない感想に喜び、玲と付き合いたいと言ってくれたのでした。
天にも昇る気持ちでしたが、過去付き合った恋人から「淫乱」と罵られていたことから、「椎名に知られたら嫌われる、きっとすぐに飽きられるだろうから少しでも長く付き合えるようばれないようにしないと」と自分が椎名に振られて傷つくことを恐れるあまり、エッチも消極的になってしまうのです。
玲は意外と絶倫なのに驚きました。椎名に会う前に搾り取るだけ搾り取っているのに、ちょっと触られたらすぐに反応してしまうのが笑えました.
だからこそ、ばれないようにと歯を食いしばって反応しないようにするため余計な誤解を生む羽目になるのですが。
玲だけならともかく椎名も妄想力豊かなので、二人ともが妄想してしまうせいで誤解が生じるという面倒なことになってしまうのです。
玲の努力が空回り、椎名が妄想激しくしているところに、二度と会いたくないと思っていた元カレに再会してしまい、「淫乱」がばれてしまうのです。
この元カレには本当ムカついた。
自分が相手してもらえないからと嫌がらせに、途端に昔のトラウマ抉ってくるとか最低。
自分がED気味でうまく機能しなくてイラついているからといって、恋人を貶めて自分の矜持を守ろうとするなんてとんでもないヤツだと思っていたけど、本気で相手も喜んでいると思っていたみたいみたいだったので、最低な奴というよりは残念な奴でした。
だからといって長年玲を苦しめた罪は絶対に許せない。
今の彼氏にこっぴどく振られるか、誰かにお灸をすえられるといい。
元カレは最低な奴だったけど、他の登場人物はいい人ばかりでした。
ちょっとお調子者だけど玲のことを気にかけてくれる先輩の山田、二人のことを聞いていてさりげなく応援してくれる編集長の大橋(椎名に玲との仲を誤解される気の毒な人でした)。
特に椎名のマネージャーの中野は姉御肌の人で、二人のことを知っていてもプライベートは自由と気にしないでくれる人で、二人の強力な味方でした。
どんな姿を見ても気にしない肝の据わった人で、車に乗り込んだ時に中でキスしてようが、呼び鈴鳴らしても出てこないからと勝手に寝室まで入ってきて二人が寝ていても無表情。そのまま「仕事いくわよ!」と頭をはたくし、果ては、元カレに捨てるようにと押し付けられた大人の玩具の数々を見つけて、「椎名がこんな趣味があるとは知らなかった。他でこんな性癖披露されないように全部受け止めてあげてくださいね」と玲に頼んだときには吹きました。こういう人大好きで
す。こんな人がそばにいれば二人も安心ですね。
イラストもとても素敵でした。
特に気に入ったのは、椎名のファンクラブ会員に配っているというストラップです。「たのしいなくん」「むなしいなくん」「おいしいなくん」「はげしいなくん」「うれしいなくん」「りりしいなくん」「さびしいなくん」全部のイラストがかわいくて・・・私も欲しくなりました。
二人ともが妄想過多なので誤解もありますが、ネガティブすぎてというほどでも
なく楽しく読めました。