遠回りする恋心

toomawarisuru koigokoro

遠回りする恋心
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×236
  • 萌13
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
16
得点
307
評価数
83
平均
3.8 / 5
神率
28.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524073

あらすじ

錬は大学で出来た親友の喬介に、ひそかに片思いをしている。
一緒にいる天国と地獄を味わううち、なんだかバランスが取れなくなって……?

表題作遠回りする恋心

平岡喬介、錬が思いを寄せる温和で社交的な同級生
小山田錬、性癖を隠してキャラを作る経済学部二年

その他の収録作品

  • 空回りする恋心
  • メガネ(真生るいすコミック)
  • あとがき

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レビュー投稿数16

遠回りというよりぐるぐる回る恋心

錬のぐるぐる回る恋心が可笑しくて切なかった。
がさつでぶっきらぼう設定を一生懸命に演じる錬が痛々しくて「もうやめちゃいなよ喬介を好きなこと」と言ってしまいたくなりました。
好きな人のそばでドキドキジタバタする様子が乙女っぽくて『設定』とは真逆のなのに頑張って無理していたけれどあまりの不自然さにバテバテです。

当て馬的な役回りの矢崎さんいい人だ。
意地悪かったりしても本当は優しくて人の痛みがわかる人です。
限界だった錬の逃げ場になって壊れそうな心を救ってくれました。
どんなことも受け入れ認めてくれる人がいれば大丈夫だと思いました。

そして、手に入れたら失う恐怖が付きまとうのも恋愛というもの。

好きすぎるが故の妄想と考えすぎが可笑しいような哀しいような…で泣き笑いでした。

1

典型的な月村テンプレ

月村本の積ん読消化中。
これも典型的な月村テンプレ、あきれかえるほどいつもの月村作品。
達観している攻め、訳知り顔のオブザーバーな当て馬がやや目新しいか?
ネガティブな受けの自虐ぶりが度を超していて、後ろ向きで悲観的になるにも限度があるのでは? しかも常に斜め上にネガティブ暴走するので、自分から望めば手に入る幸せを踏みつけて、こなごなにしているような? ここまで後ろ向きだと、つきあわされる周囲があわれ。

イラストは好きなマンガ家さんだったけど、あまり合っていなかったような?
表紙のカラーイラストはきれいでしたが、モノクロは独特のラフさがなくなって、すっきりしたけど無個性になってしまったような?

1

遠回りで空回り

イケメンで優しい非の打ち所がないような攻めの喬介と、ガサツ(に見せてるだけ)でツンデレな錬の両片想い話です。
とはいっても喬介は錬が自分の事を好きだって分かってたから、両片想いとは言わないのかな。
ホント、タイトルがぴったりです。

それにしても錬は強気なところあるけど健気でした。
想いが通じた後に喬介から女物の洋服を贈られ、空回りしてスネ毛剃ったり髪伸ばしたり…。
喬介は矢崎への対抗心から贈っただけなのに、この空回りっぷり(笑)
勘違いという事が分かりこれからは本心を言う事にした、という錬の言葉にキュンときました(〃ω〃)

当て馬(?)の矢崎の過去が悲しすぎだし良いキャラだったので、矢崎の救済スピンオフが読みたいです。

2

これを求めていました!!!

月村先生の作品は作者買いしています。
とはいえ、このところちょっと個人的に求めている萌えツボとちょっとずれてしまっていて、楽しく読みはするものの、神萌え・・・とはならず正直物足りなかったんです。
でも、久しぶりに求めているものが来ました!!!!!
受け様・攻め様が親友同士、(受け様的に)不毛片想いと思ってぐるぐるしてしまう、受け様が意地っ張りで強がりでコンプレックスの塊、攻め様の人間性と包容力の高さがもう神レベル(まさに王子様)、攻め様の受け様への嫉妬心に執着心に欲情っぷりが素敵、恋と自分自身に悩みドツボにはまる受け様に手を差し伸べてくれる人の登場・・・と、私が勝手に個人的に月村先生作品に求めていたシチュエーションにキャラ設定を久しぶりに見る事ができて、とてもドキドキわくわく、そして更にはぐるぐる悩む受け様の気持ちがリンクして久しぶりにホロリ涙も・・・
でも、決して重かったり暗かったり悲しかったりはしなくて、とにかく心癒される素敵なお話でした。読後感もすっきりです!!!途中も嫌だな・・・と思うようなことが一つもなかったです。

ただひたすら、攻め様と当て馬の矢崎が本当に人としても素敵で・・・
私自身は完全に受け様のような性格なだけに、彼らのようにできた人間て本当にただただ憧れときめきます。
読み終わってしまうのが勿体ないような素敵なお話でした。

7

当て馬さんがただの当て馬で終わらない印象深さ

真生るいすさんの表紙が素敵で、月村さんの作品にひじょーにマッチしています。
もともと挿絵が真生さんだったので購入しようとは思っていましたが、賛否両論あるようですが前作の『Release』が個人的にはかなり良かったので新刊も…という気持ちになりました。

**********************
受けの錬は、無表情なクールビューティー系。
もともとゲイですが、それをひた隠しにしているためにわざと男らしく振る舞う、実はコミュニケーションをとるのが苦手な20歳の大学生。

攻めは錬の大学の友人、喬介。
大柄で柔和、体格に反してソフトな社交派です。
錬と同じテニスサークルへ所属し、一人暮らしの部屋の合鍵を交換しているような気の置けない間柄。
**********************

月村さんらしいツンデレ受け。
そして小心者ゆえの逆ギレも(苦笑
ただ珍しいのは、受けが女装をしながら(性別女子になりたいというわけではない)抱かれたいと思っているということです。
そしてそんな自分の性癖に嫌悪を抱き、罪悪感にまみれています。

なんというかかなり完璧なんですよね、攻めの喬介は。
両片想いのお話なのですが、そんな喬介が一応外見はしっかり男の錬に惹かれたのがあまり良くわからない。
女子にもモテモテですしね。
ただ、『好きな相手がたまたま同性だった』というBLの設定で良くあるものがスルリと違和感なく感じられたのは、喬介の性格、性質の描かれ方がうまいからなのかもしれません。
大きな山や谷がドラマティックにあるわけではないのに、くぐっとくるのも流石でした。

あとがきに当て馬の矢崎を救済して欲しいとの声があったと書かれていましたが、わたしも一票!
こういういけずな大人良いですね〜。
『50番目のファーストラブ』の攻めを思い出しました。
月村さんの書かれるこういう大人の男性好きなんですが、ただ彼は残念ながらネコ派なのだそうで。
タチなら読みたいな〜。
30代の受けは苦手ジャンルなので…
しかし不覚にもメインの二人ではなく、矢崎と錬のやりとりに泣いてしまいました。
錬が女装して思わず自分の不安を吐露してしまう、それを矢崎が大人の男として受け止めてやる。
そんなシーンにひじょうにくるものがありました。

0

甘酸っぱい

自分がゲイであることを悟られまいと、好きな喬介の前でちょっと口の悪い友人を演じる錬。
親友という近い距離がだんだん自分を追い詰めていってしまう錬の葛藤が切なかったです。
自分の気持ちを知られたら気持ち悪がられるという思い込みから
喬介が錬に向ける視線や気持ちに気づけず本当にぐるぐる遠回りした恋でした(^^)

甘酸っぱく可愛いお話で好きでしたが、個人的には錬の女装のくだりはなくてもよかったかな~と思います。

あと学生課の矢崎さんは、悩む錬の良き相談相手になり、
喬介の嫉妬心をあおる存在にもなりと、
二人をいい具合に刺激してくれて素敵なキャラでした。

1

萌要素の宝庫です( ´艸`)

勝手ながら月村奎先生の作品と言うと暗く地味なイメージがあり(すみません>_<)、ながらく未読でした。
ただ評価がすごく高いので気になり読んでみたところ、がっつりハマりました。
何でもっと早く読まなかったのか後悔しつつ、既刊を片っ端から読んでます!

さて、ネガティブな受けと包容力攻めという黄金カップリングです。
最近は女装物がやたらと多い気がしますが、嫌いではないけれど萌えもしないという微妙なジャンルでした。
しかし、この作品ではものすごく萌えました(//∇//)
女装が随所で上手く使われているせいだと思います。
特に攻めが受けは女装好きだと思い女性用の服をプレゼントするくだりですね。
受けは、もともとノンケの攻めなので女装していない素の自分は好かれないと思い、少しでもひかれないようにと涙ぐましい努力をします。
お約束の誤解や思い込みによるすれ違いですが、ものすごく切なくてキュンキュンします。
こんな感じでちょこちょこ女装が入ってくるので不自然さがなく、話の中で上手いスパイスになってます。

そして、なんといってもHが萌えます!!
初体験の受けがいっぱいいっぱいになるのもカワイイし、色々されるうちに訳が分からなくなり無意識に攻めを煽る事を言ってしまうのに非常に萌えます!
攻めも上手く受けを言いくるめていいようにしちゃうんですが、途中から煽られて余裕が無くなるのがいいです( ´艸`)

ご本人が金太郎飴作家とおっしゃる通り毎度この健気受けと包容力攻めのお約束のパターンなのですが、逆に言うとバツグンの安定感なのです!!
読む作品がほぼほぼツボにハマり、自分の萌要素はこのパターンだったんだと初めて気付きました(^_^)ゞ
やっぱり食わず嫌いは損しちゃいますね。
私と同じようになんとなくのイメージで月村作品を避けていた方にも、ぜひチャレンジしてもらいたいです!!

3

気持ち悪い

最近立て続けに、女装ネタを読んで、胸焼けしてます。

元々、受けさんが、女々しいのが苦手なので、月村さんの本をあまり読まないようにしていたのに、どこの本屋を見ても評価が良くて思わず、購入してしまいました!

ここでも、神が多いので好きな人は多いのでしよう!
だけど、私は、ダメでした。
攻めさんが、ハッキリしないのも、受けさんが、女々しいのも、当て馬的な人の恋人が死んじゃってるという悲しいエピソードもなにもかも、気持ち悪くて吐き気がしました。

2

しっぽ逆立てたぐるぐるかわいい子猫ちゃん。

 雑誌掲載時から好きだなー、と思っていて、単行本になるのを楽しみにしていました。

受け様の錬君は、ゲイで一番近い友人である喬介が好きだとばれたくなくて、がちがちに鎧をかぶってます。
ちょいちょいキレて、その度にけっこうな罵詈雑言だったり、必要以上な否定をかましていて、私からしたらいやいやそこまで言わんでも、と思うシーンもあったのですが、喬介から見れば、追い詰められてしっぽ逆立ててる子猫ちゃんくらいに見えてたんでしょうね。愛だわー。

 私は攻め様が受け様にふりまわされてる姿が大好きなので、当て馬(と言ったら失礼なくらいいい人でしたが)の矢崎さんと錬くんが急接近してて、やきもきしていたであろう喬介の心中を察するとにまにましてしまいした。
更に矢崎さんに買ってもらった女装での身一つで帰ってきた錬君を見た時の喬介の心中やいかに、と妄想したら、もっとやきもち焼いて、がっつりいっちゃえー、とにやにやが止まりません。
案の定、喬介、がっつりいっちゃってました。ふほほほ。

 書き下ろし、喬介視点を期待していたのですが、そのまま錬君視点でした。
女装が好きなんだと勘違いしたままの喬介にかわいい女性用の服をプレゼントされて、こんなかわいい服が似合う子が好きなんだ、とやはり勘違いした錬君がぐるぐる悩んでてかわいかったです。

6

当て馬さんの印象が良い意味で強烈

大学生の錬(受け)はゲイで、親友の喬介(攻め)のことが好き。
バレないように必死で親友を演じてきたけれど、そろそろ限界でボロが出そうになってしまう。距離を置いて、自分の中のモヤモヤを何とかできないかとゲイバーに行きます。そこで大学職員の矢崎と出会う。同じ嗜好の矢崎には恋愛も関係ないじ、取り繕わなくていいため、すごく楽で自分らしくいられ安らぎます。急速に距離を縮める矢崎と錬を見て、喬介は気になって。

錬は喬介に対して性的に見てしまう罪悪感をごまかすため女装をしてみたり、何とか卒業まで親友でい続けられるようがんばってます。
上手くやっていってるつもりだったようですが、喬介にはだだ漏れだったんですよね。
動揺するとキレて、気持ち悪いだのかなりキツいことを言ってしまっていて、よく嫌われないなと思ってましたが、虚勢だってバレてたからだったんですね。
錬視点しかないので、喬介の気持ちは最後の方までわかりません。まさかの両思いだったとは。
矢崎はいつも飄々としていてすぐにからかってくるし内心がよくわかりません。いい人なのかそうでないのかも。でも、深く傷ついていることだけは昔話で想像できるし、お気楽そうに見えるのは彼なりの鎧。どうやったって死んだ人には敵わない。新しい恋をしようにも、普通に別れたよりも折り合いをつけるのは難しいと思います。その中で、錬に昔の自分を投影し、罪悪感と嫌悪感で固まってしまっている錬の話を聞いてあげたのは錬にとっては凄く救われたとは思いますが、彼にとってはどうだったんでしょうか?昔の自分を思い出して想いを昇華できて新しい恋をすることができるようになったのだとしたら良いのですが。
錬は結果的に利用したことになって申し訳ないと思っていて、そう思っていることを矢崎はわかっていると思います。だから、上手くいった後でも2人をからかったりして、錬に気にすることはないよといってあげてるのではないかなと思ったりするのですが、考えすぎかな。
普通、当て馬さんに思うところってあんまりないんですが(ゲス野郎死ねとは思いますが)、今回は上手くいった2人は普通に良かったと思うのですが、それよりも矢崎の印象の方が強烈でした。昔の恋を忘れさせてくれる情熱的な恋人ができることを切に願います。

矢崎のことばかりで変なレビューになってしまいましたが、主役の2人にはSSの方でも相手を思いやるばかりにすれ違いが起こってしまっていました。これからは思ったことは正直に言うという誓いを破ることなく幸せになって欲しいです。そして、錬は罪悪感やら嫌悪感やらで、凝り固まってるあまりツンデレが酷いので、喬介に愛されてること実感して、もう少しツンを少なくデレを多めにしてほしいな。

4

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