いおかいつきさんのレビュー一覧

スクランブル 〜捜査一課の訳あり恋愛事情〜 小説

いおかいつき  國沢智 

年上アラフォー受けの余裕

リロードシリーズ、スピンオフ『弾丸キス』で誕生した元SAT・堤と我の強い先輩刑事・藤村メインの第2弾。
本条&吉見コンビに新人刑事・高橋君も加わって、今後の本編にも捜査一課メンバーがどう関わってくるのか楽しみが増える。
本条はさりげなく周囲をサポートできる行動や性格にほっとするし、天然ちゃんの吉見も一馬先輩が絡まなければまともに映る。
…いや、普通のサラリーマンだったら動画だのLINEだの…

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不機嫌なデンティスト 小説

いおかいつき  森原八鹿 

設定を活かしきれてなくて、ホントに惜しい!

いおかさんらしく無難に収めてはありますが、
やはりどことなく物足りなさを感じる一作。

設定は面白いし、蒼も赤目もキャラクターとして魅力的だと思うけど、
二人が出来上がるまでのエピソードが薄い。
上手くいきすぎというか、えっ?これでこのエピソードおわり?
って感じで、上澄みをすくってきたような軽さ。
もうちょっとハラハラドキドキがあっても良かったかなと。

正気の蒼との絡みも、も…

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キラー 小説

いおかいつき  國沢智 

一馬ばかりが何故モテる!?


攻め受け攻防戦はとっくに決着がついているのに、一馬の諦めの悪さは相変わらずなシリーズ13冊目。
今回は、怪盗X(エックス)こと、通称ジローさんが新登場、なんですが…。
このジローさんに関してはまだ顔見せ的な感覚であるものの、今後に期待していいのかどうかは個人的には微妙だな…。

話のほうは、一馬が別の殺人事件を追う中で偶然接点を持ったジローさんにまで何故か興味を持たれ、神宮がいち早く警…

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真夜中のプライド 小説

いおかいつき  國沢智 

ミステリー的にもBL的にも物足りなさを感じてしまう。

ツッコミどころは多々ありますが、上手くまとまってするりと読んでしまえました。
元々、ミステリーばかり読んでいたので、こういう謎解きものといいますか、
探偵ものは好きなのですが、犯人探しも宝探しもいまいち盛り上がりに欠けるかと。
BL的にもラブに物足りなさを感じるというか……
朝陽が安藤に惹かれるのはなんとなくわからないでもないのですが、
安藤が初対面の朝陽を、っていうのはちょっと強引かな…

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愛こそ明日の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

3作目で完結

このシリーズは嫌いではないのですが(完結までしっかりフォローしてるし)、なんというか、やはりできあがったカップルなので、あまあま具合を楽しむか、あるいはラブ抑えめで事件ものとしてしっかり書いて下さるか、どちらかにして欲しかった。

事件の方は軽めでサスペンスというほどでもないです。3作目なので、糖度は次第に上がってきているとは思うのですが、忙しい二人が駅伝観戦でかろうじて甘さを感じられるくらい…

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利息は甘いくちづけで 小説

いおかいつき  國沢智 

なるほど!の、いおかさんのデビュー作!

確かに、ちょっとインパクトというか、ドラマチックさに欠けるかなと思いつつ、
最後までテンポよく読めてしまった。
ひとえに主人公二人の魅力によるもの。

何事にも動じず、一人で生きてきた綾木と、
何事にも執着せずに、目立たないように生きていきたかった根津。
二人が惹かれあった動機がイマイチ薄いのですが、
違和感はなく。

ヤクザクサイ根津が、早々に綾木の尻に敷かれてしまうところが可…

1

残酷な逢瀬 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

そこに愛はあるのかなぁ……?

電子書籍で読了。挿絵有り。

読み終わるまで大変時間がかかってしまいました。
地雷を踏んだ経験がゼロではありませんがほとんどなくて、趣味じゃないお話もそれなりに楽しみどころを見つけることが出来るのですけれども、このお話は読めば読むほど力が抜けていくというか、澱のようなものが溜まっていく様な感じがして気力が削がれました。
不思議なことに「ここが嫌」という所がクッキリしているわけではないんです…

1

グロウバック 小説

いおかいつき  國沢智 

うーん…

リロードシリーズ3作目。
まだ抱く事に拘ってるんかい…(;´д`)といった感じで、少々呆れつつ読みはじめました。

今まで一馬が貞操の危機を迎えてましたが、今回は神宮。
どうなるか…というところで、またもやタイミング良く助けが。
やっぱりこのパターンなんですね、リロードシリーズ…。

後輩の吉見はワンコ系で可愛いです。
でもあっさり京都移動だなんて勿体無い!
次作以降出てくるのか…

3

花と龍 小説

いおかいつき  國沢智 

我儘博士に萌えきれず…

リロードシリーズのスピンオフは、前作のお騒がせ博士ジュールとヤクザの古島のお話。
ジュールは、やっぱりここでも我儘坊ちゃん博士でした(^^;;

古島が好きすぎるジュールは可愛いといえば可愛いんですが、ちょっとは落ち着けwと言いたくなる感じがします。
まぁ、古島が言葉足らずのせいでもあるんですがね〜。

そして前作・前々作みたいにまた襲われてるし!
どうやってホテルスィートルームへ入…

1

推定恋情 小説

いおかいつき  緒笠原くえん 

ミステリとして、とても良作だと思います

電子書籍で読了。挿絵あり。

表題作とその後を描いた短編が収録されています。
表題作は、藤野が主人公の「ミステリ+法廷もの」として面白く読めました。
このお話が「ミステリ」である所以は、被告人の小笠原が弁護人である藤野に不可解な態度で接すること。本来ならば無実を勝ち取るために行われるべき協力が、何故か行われない所に「謎」があるのですね。その「謎」を解くために藤野は探偵役もこなすという形にな…

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