語シスコさんのレビュー一覧

上等だベイビー コミック

語シスコ 

短編集

少し古い短編集。ピアスシリーズなのでHはいっぱいありますが、やはり語シスコさんはカップルの関係性やストーリーが面白いですね。

「上等だベイビー」
傲慢な小説家と、同居して身の回りの世話を焼く綾のカップル。
ただただひどいばかりで、もう別れようとするのだが。。

「Sing your life」
大学の同級生同士。イケメンに憧れるさえない学生が、友人として近づいたあげく彼を監禁して。…

1

LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー コミック

語シスコ 

パンチがきいてるなぁ〜

語シスコ先生の作品、近年稀に見ない作風でパンチがきいてるわ!
短編集なのに、アップダウンが仰山だわ。
この時代のBLはよく分からないが、絵柄からセリフまわしから、素晴らしい。

全話通して、あまりのはちゃめちゃぶりに途中で大笑い。。。
なぜ、そこでそうなるの?って、奇想天外www
大体が、イカれてる。
容赦のないいかれたヤロー達の行動と、ホロっと見せる弱さ。グッと深くなるね。

1

遊園地は年中無休【完全版】 コミック

語シスコ 

ヒリつき、傷つけ合う。いにしえのBL

発表は2008年。ただし収録作は1994〜1998年あたりの作品群となっています。
短編集で、後半は「Empty Heart」として発表されているコミックスが丸ごと再掲されています。

「Romance」
好きなのに告れず、暗がりで頭を殴ってレイプ。
後日、バーで声をかけてその後付き合う事になったが…
「Empty Heart」収録作の「サバーバン・キッズ」の馴れ初め編。
喧嘩も仲直…

1

もっともそうな2人の沸点 コミック

語シスコ 

色褪せない強力さ

BLに限らず、文学でも映画でも何でも。
「出た時」に見なきゃ触れなきゃ!ていう作品たち、あると思う。
一方。
ずっと後で知っても、いつまでも衝撃的な作品たち…
もある。
この「語シスコ」先生作品はそんな作品たちだ。
本作の発表は、2007年。古いけど全く色褪せない。どころかマジ強力な短編集。

「あざとい好奇心」
高校生もの、なんだけどdeep。
援交してるクラスメイト。
を…

0

野良犬にさえなれねぇ コミック

語シスコ 

這い上がらないのもまた1つの生き方

 1冊まるごと洋平×央登の話だったら多分萌2にしていたと思います。でも、メインである洋平×蓮もこの作品の中では非常に重要な位置を占めていて、蓮との長年の付き合いがあったからこそ今の洋平がいるんですよね。蓮とのCPの方は私にとっては萌えが少なかったのだけど、常に彼から一線を引かれたまま、それでも執着してしまう洋平の葛藤は読み応えがありました。

 分かりやすく陽と隠を象徴する央登と蓮。どちらも複…

0

三十二歳の地図 コミック

語シスコ 

テンポも良く、軽快で笑える

◆三十二歳の地図(表題作)
 初対面だと思っていたら、実は以前にも会ったことがあるのが後で判明する展開が面白かったです。クールな見かけで、何事も割り切ってそうに見える駿が、年齢に関してだけは敏感で、少しずつ変わっていく体や見た目の変化を気にしているところが可愛らしくて(といってもまだ32歳なのですが)。そんな彼に、デリカシーを欠いた言葉を言ってしまいトラウマにさせつつも、至って本気で想い続けてき…

1

LOVE&CATASTROPHES ラブ&カタストロフィー コミック

語シスコ 

一見痛々しいようで、温かい愛がたくさんある

◆ESCAPE
 最後は3編からなる表題作の受けの話で締められるので、読み終わった後、この冒頭の作品の記憶はすっかり薄れてしまうのですが、再度読み返すとやっぱりいいなぁと思いました。青春の中の儚い逃避行。悪行を繰り返しながら逞しく生きるアキオと、箱入り息子で親からの愛も十分足りてそうだけど、学校と家だけの狭い世界に閉塞感を感じているキョーヘイ。進んで犯罪に手を染められるほどぶっ飛びはできないけれ…

1

左巻きのベイビー コミック

語シスコ 

切ない3P(リバあり)ものが最高

電子書籍版(多分ebjでしか売ってない・シーモアにはない)を持ってますが、2008年の文庫版ではなくこちらの旧版の表紙&中身です。

【ワンオフラバーズ】【強く抱いてキスをした】
ヤクザの組長の息子で、どーしようもないクソボンボンな(15歳)な恭介。
ただし恭介は確かにクソガキなんだけど、ちゃんと自分をクソだってことも、仲間は自分の金目当てだってこともわかってる愛情に飢えた子。
そんなガ…

1

三十二歳の地図 コミック

語シスコ 

ファンキー・ラブリー・BL

4人のゲイ友たちそれぞれの恋物語オムニバス、プラス真面目な先生とおバカ生徒の恋のお話の2編収録。

表題作。
比較的ディープさは薄く、おかしみもあってシスコ作品として非常に読みやすい。
表紙の4人は年も職業もまちまち。しかしなんでも話せる一生のゲイ友で、たまにカフェで集まってはガールズトークならぬゲイトークを楽しんでいます。
30過ぎて俺はもうイケてない、なんて悩む医者の駿。
運命の出…

1

世界の中心で愛なんか叫べねーよ コミック

語シスコ 

いつだって新世界

いや〜濃い!面白い!
内容は、デビュー作「ラブ&カタストロフィ」のその後、と短編1作、面白エッセイの「ぼんくら日記エボルーション」、描き下ろし番外編1作、です。

「菊ちゃん&イチローシリーズ」
これが4作品あって、菊とイチローだけでなく彼らの周辺を描く連作的な感じ。
イチローは相変わらずつかみどころのない男で、菊はイチローの存在への不安、イチローに傾けてしまう自分の恋心…

0
PAGE TOP