KJ Charles (KJ チャールズ)さんのレビュー一覧

カササギの王 カササギの魔法シリーズ (1) 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  yoco 

ダーク

yoco先生だったので購入。表紙通り、ダーーーーーク。翻訳ものは苦戦することがあり、時折「?誰?」「?何?」というものはあったものの、ぎり読めました。攻め本人の謎はまだあれど、まあ「ごっくん」と飲み込める終わり方なので、お試しに読んでみられても良いのではないでしょうか。すっごく不思議なお話です。本編260p+別視点でのお話20Pほど。あ、本の名前はカササギの魔法ではなく、カササギの王、です!

4

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

19世紀末イギリスの雰囲気が好きなら必読

時代的にはちょうどシャーロック・ホームズたちが活躍している頃で、あの時代のイギリスの雰囲気が丁寧に描かれていて最高でした。
バスカヴィル家の犬とか、ああいう少しオカルトちっくなお話に雰囲気が近いと思います。
一話完結形式でお話が進んでいくのも海外ドラマ風で好き。
カップリングとしてはそこまでツボにはまる二人ではなかったんですが、時代設定とその書き込みのリアルさ、切ない読後感が素晴らしい。

4

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

最後まで読んで本当に良かった

レーベルへの信頼でタイトル買い。19世紀後半のイギリスが舞台のオカルトもので、メインキャラの設定がとても面白い。カプの関係性は最終的に一蓮托生なところまで行きつき、特に後半に多くの萌えが詰まっていて良かった。

序盤で二人の関係がさらっと始まりつつ、事件を解決していく。情景が浮かんでかなり怖い場面もあったが、グロってほどじゃないのでホラーに耐性があれば問題なく読めそう。
オカルトものの暗黙の…

6

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

19世紀末のロンドンでオカルトミステリー

ゴーストハンターの攻めと新聞記者の受け。
受けは攻めの活躍を記録して発表していたけれど、そこからは省かれていたもっと“私的な”物語を秘密事件簿として過去を振り返って語る形式。冒頭から二人は二十年以上経った今も恋人同士だと確定しているので、恋愛面と命の安否は安心しながらもドキドキハラハラと読み進められる。

とても寡黙で不器用な攻めと社交的で口達者な受けの凸凹バディが面白かった。攻めは言葉選び…

5

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

オカルト要素強いとワクワクする

ゴーストハンターが主役のオカルトBL、なかなかに楽しめました。
ピリッとした怪事件はBL抜きにしても刺激的で、ちょっとしたグロさもいいスパイスでした。

しかし英国バディもの…やはりどうしたってホームズとワトソンがちらついてしまいましたが、この作品だからこその攻め受け二人の愛の話を楽しめます。
個人的には特にストライクゾーンに入らなかったのですが、一度も退屈することなく読み終えました。

3

サイモン・フェキシマルの秘密事件簿 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  文善やよひ 

絆も愛情も深いバディ

数ヶ月に一度のお楽しみ、モノクロームロマンス文庫新刊です。作者の前作「イングランドを想え」もすごく良かったし、今回も面白かった。時代背景は19世紀末のロンドンなので前作と同じですが、スピンオフではありません。

今作はタイトル通りオカルト的な秘密事件簿。特殊な力を持つゴーストハンター×記者のち作家で第六感的な力も持つ攻めの助手の青年、のカップルです。第10章まであり事件の数も同じですが、回を増…

11

イングランドを想え 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  スカーレット・ベリ子 

非常に読み応えがある作品でした

  かつては世界的に権勢を誇ったものの翳りが見え出した1904年頃の大英帝国が舞台。読み出した時、英国文学で有名なジェイン・オースティンの「高慢と偏見」を読んでいるかのような気分になりました。上品で華美な生活の裏側で繰り広げられるアバンチュールや悪行の数々。貴族の虚飾と退廃を感じました。がんじがらめな階級社会とノブレス・オブリージュ、そして家同士が決めた閉塞感のある結婚生活の中で、隠れた所で自由と…

3

イングランドを想え 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  スカーレット・ベリ子 

ロマンティックなBL

海外ものならではの壮大な展開のBL。めちゃくちゃロマンティックです。やっぱり反目している二人がくっ付くという展開は何十作品読んでも面白い。2人の親密なシーンは本当にドキドキしました。反目が二人の性格だけではなく職業や生まれのバックボーンからそうなるというのも海外作品はしっかり書くので読んでいてストレスがないです。あと体格差にも萌えます。
2020年読んだ作品では少なくとも五指に入ると思っていたの…

3

イングランドを想え 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  スカーレット・ベリ子 

クイアー

最初はよく分からなかったタイトルも、振り返れば的を射ている。

自分が平安、戦国、江戸、明治…日本の歴史小説を読んでなんとなくスッと理解できるように、イギリス人が読むべき本なのかな…と思ってしまった。きっとその方が何倍も面白いのではないだろうか。男色が刑事罰になる世界は実際にあったのでしょうけど、どうもそういった歴史背景や階級、学校のレベルなど、国に根ざしたものを知らないで読んでいることが勿体…

4

イングランドを想え 小説

KJ Charles (KJ チャールズ)  スカーレット・ベリ子 

面白かった!

無条件に信頼を置けるモノクローム・ロマンス文庫!
今回も面白く、夢のようなお盆休みが終わり社畜に戻らなくてはいけない現実を忘れさせてくれました。

特に好み要素がない登場人物でもストーリーの中でニヤニヤさせてくれるんですよね。
単にただのBL…というところに重きはなく、ストーリーに厚みがあるんですよ。
そこを日本人の感覚ではあまりうまくキャッチボールできないような洒落ているとも思えるセン…

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