仁嶋中道さんのレビュー一覧

俺のポラリス コミック

仁嶋中道 

眩しいくらいに健全

主体的に自分の進路を決められず、ゲームが好きで引きこもっている巡は、このままではいけないと一念発起してアルバイトを始める。
代理旅行という職種で、依頼者の依頼内容に基づいて旅行をするというもの。故郷のお墓参りやぬい撮りなど、様々な依頼に応えていく、というお話。
巡に仕事を教えたりサポートしたりする先輩の南に、巡はいつしか恋をするのですが、おぼこい男の子(大学生)と、心は永遠の少年といった大人の…

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俺のポラリス コミック

仁嶋中道 

遼平と西井先生がツボ

代理旅行という設定がおもしろいですね。
遼平が長身短髪切れ長目で好きなタイプです。頼もしくて性格もいい。
巡がずっと卑屈なのが見ていてしんどかったけど終盤前向きに変わることができてよかったです。
遼平が巡をかわいいと思うのもわかるし。
遼平の巡の愛で方がとても好みで萌えポイント高いです。
ただ、過去に巡が変わるきっかけになったのが遼平で、遼平が勤める会社に巡がきたのはすごい偶然〜〜(棒読…

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愛追うふたり コミック

仁嶋中道 

補完し合うふたり

仁嶋先生作品初読みです。この後もう1作読みます。
絵がきれいで見やすいですね。
一樹が母親がママ活しているところを目撃して感情的になって突き止めようとする。
ママ活アプリでのアポまで確認したのでママ活であることは間違いないんだけど何か事情があるかもとかもう少し落ち着いて対応できないものかと思ってしまいました(BLでよくある相手が誰かと一緒にいるだけで怪しい関係だと思い込む時いつも思うやつ)

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

理解しあうことの難しさ

1冊にこんなにもうまくおさまるなんて!と変なところでびっくりするほど引き込まれました。

自分がいちばん近くにいるから、いちばん理解しているという思い込みは、良くも悪くも人の心にどっかりと場所を占めているなと。
大きな場所を占めているからこそ安寧があり、怒りや戸惑いをともなう疑念が湧く事もあるなと。

先生も言われてますが、愛追うが好きなかたには間違いないかと。私も2作品とも大好きです。…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

その愛に救われる

読み終えて本を閉じると…情緒がめまぐるしい。
重苦しさとか切なさとかの後に感動が押し寄せてきました。

認知症になった祖母が営んでいたカフェ「Faro」を継いだ千波は
ある日、なにやらワケありげな客・早川渚と出会います。

知人からFaroについて聞いてやってきたという渚ですが、
彼には千波に“伝えたいこと”があるようで…。

「話したい」という割にはその表情は重苦しく、
話す…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

恋人、家族の愛、そして友情

仁嶋先生のお話は人間関係がどの作品もとても素敵なんですが、今回のお話はその人間ドラマの部分が少し重ためのお話でした。
ずっと何かの秘密を抱えた青年渚が、最後にはきちんと自分が抱えていた秘密を千波に伝えます。この部分が明らかになる事で、心がとても救われるので、重いお話でもとても充実した気分で読み終わります。
二人の関係は謎を抱えたまま、ゆっくりと友人から恋人に進んで行くのです。ゲイであることをク…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

人と人、心と心の繋がり

仁嶋中道先生は毎回ハイクオリティなヒューマンドラマBLを提供してくださる。
今作も最高、ジーンときました。

謎めいたキャラクターがいててだんだんとその秘密が明かされていくんですが、読ませてくれます。

物語の舞台は、メニューにココアしかないカフェ。店主は祖母から引き継いだ孫のイケメン男子、千波。そこにカフェの噂を聞いたとやってきた渚。この2人が少しずつ仲良くなっていく様がナチュラルでよ…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

さすがストーリーの達人!

仁嶋先生は物語を作る天才だとつくづく思います。2人の青年が出会って結ばれる恋愛ストーリーをこんなに豊かに深く感銘を与えるお話にするなんてすごいです。作品がありきたりな話に絶対ならないのは、先生が真摯に作品を作っていらっしゃるからだと思います。こぼれ話を読んでいると、2人は実在していて先生は友達なのでは?と思ってしまうほど設定に説得力があります。今作の帯にカミングアウトしている、していない、と主人公…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

ココアのような優しさ

祖母のあとを継いでカフェを営む千波のもとに、客としてやってきた渚。
なんの変哲もないような出会いに見えるけれども、そこから始まるストーリーは単なる「ひとり と ひとり」の恋愛ではなく…
それぞれの過去や家族、複雑な思いを絡ませて進んでいくたくさんのドラマが詰まったものになっていて、すごく引き込まれました。

千波に"何か"を伝えるために、渚はカフェを訪ねてきたわけですが…

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どちら様が愛を告ぐ コミック

仁嶋中道 

秘密の荷物を持ってカフェを訪れたのは…

秘密を抱えて生きる家族・そして二人の青年の、切なく、じんわりと沁みるお話でした。

ぜひネタバレなしで読んでいただきたいので、なるべく核心には触れないようにしてレビューを書きたいと思います;

祖母から引き継いだカフェを営む千波(攻)のもとにある日現れた青年・渚(受)。
千波に話したいことがあるけれど、まだ話せない、でも自分は嘘は絶対につかないと話す謎めいた渚との交流が始まり、少しずつ距…

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