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沙野風結子 笠井あゆみ
misha
ネタバレ
初見時はバイセクシャルかつタチもこなす灯(受け)に少し失望したのですが、再読を重ねる内にBL作品で一番好きな受けキャラになっていました 処女キャラには出せない色気や行動も好きだし、さっぱり男前で、一族を長としての品格があるところも良かったです。しかもスーツと和装が似合う黒髪美人 他のレビュアーさんも仰っていますが、性欲が強いところもエロティックでいいです その欲求も満たしてくれるだろう西…
沙野風結子 湖水きよ
沙野先生の作品は好きなものが多いのですが、攻めの受け行為が最後にあったため、かなりのショックを受けました。 複数プレイがあるのは分かっていましたが、そうくるとは…。
沙野風結子 葛西リカコ
季結
世界観がしっかりと練られていてテンポも良いのでサクサクと読むことが出来ました。作者の言葉選びにも魅力を感じます。 攻め様受け様共に陰陽師を生業にしておりますが生まれは大きく異なります。片や都より離れた地で親を亡くし都にやってきた攻めの征景。片や陰陽師の大家の産まれにして帝の寵愛を受ける受けの桔晶。対極の位置で始まるも互いを認め合い何時しか相手を想うようになります。しかし互いに抱えているものがある…
沙野風結子 Ciel
いちごまる
「神」に選ばれたタキの姉。神に選ばれたものは数年で命を落としてしまう。姉にそっくりなタキは、心中しようとする姉と姉の恋人を逃がすため、身代わりに...。国主リイドは、健気で一生懸命なタキに凍りついていた心を動かされ、リイドを拒絶していたタキも、リイドの内なる優しさに惹かれていく。そうして2人は気持ちを自覚し、お互いを想い合う仲に。リイドはタキのために国主を降りる・タキを神にしないことを決意。それを…
沙野風結子 水名瀬雅良
ぴんか
終始胸が痛い。 始まりから辛い。 別に兄弟ものがどうということではないのですが、 病んでるなぁと思いつつ読破。 弟の愛の重さも、 それを拒みつつも受け入れてしまう兄も、病んでる。 けれど、それが作られてしまった土台を、丁寧に描写されて、 ついつい読んでるこちらもそれに感染させられていく。 海理はきっと、上司の尚深と結ばれた方が幸せだった気がするけれど、 それでは翼…
カラフル
平安時代の陰陽師ものですが、非常に文章が美しく、物語も練りこまれ、驚きもある珠玉の作品でした。人外(鬼)の話も艶要素(BL)もお話の中に流れるように組みこまれて、一片の綻びもなく美しくまとまっています。 ヒトガタ(人形)を活かしたストーリー構成も絶妙で、新鮮に感じました。幼馴染同志の15年越しで到達した遅い春にもジーンときました。長年お互い秘密を抱えていて、素直になれなかった二人の…
みちみち
前作の『神の飼育』がめちゃくちゃドはまりだったので期待過多だったのもあるのですが、ゲス好きの私にはメインカプがちょっとピュア過ぎて今一つのめり込めませんでした。 さらには『神制度』の維持のため今回の舞台となるガラでは最高の女郎を神にしつらえるのですが、その神を作り上げていく課程はなかなかエロくて読み応えがあるものの、そもそもこの神様がいることで何の役にたっているのかが私にはよくわかりませんで…
あーちゃん2016
触手三部作と聞いているものの2作目。 緩やかな約束をしてくれる終わり方で、大変嬉しかった前作でしたが、当作は快楽主義を誇る商業国ガラ。そこの神様のお話でしたが、神様といっても人間たちの都合によって作り上げられた普通の人間の神でした。神と名の付く限り、どうしても何らかの力を・・・と思い、特に当作の神って何のためにいるの?と強く理不尽さを感じてしまって、萌が減っちゃいました。触手がもともと苦手なこと…
雀影
毎年恒例の既刊本を対象としたフェア小冊子。 このタイプ「B」は、英田サキ「DEADLOCK」番外編、神奈木智「守護者がめざめる逢魔が時」番外編、沙野風結子「人喰い鬼は色に狂う」番外編の詰め合わせ。 「人喰い鬼~」以外は、長くシリーズの続いている作品なので、このバースデイ小冊子ではほぼレギュラーメンバー。 特に「DEADLOCK」の番外編は、近刊の冒頭に出てきた、ディックとユウトのジーンズの洗…
fandesu
前作『神の飼育―真白き神の恋―』が日本を思わせる軍人の国であったのに対して、今作はアラブ・ペルシア方面っぽい商売の国。 「あああっ!だからイラストレーターさんが変わるのかっ!」と気づいたのは、読み始めて「前の本より読みやすいような気がする」と思ったから。 前作を読み返して確かめた訳ではないけれど、文章(特にリズム)も変えているような気がしたんですよ。 つまり、三国(前作の輝土、この本で書かれ…