雀影さんのレビュー一覧

BARBARITIES II コミック

鈴木ツタ 

私も次巻で終わらないに1票

すっかり第1巻の内容を忘れてましたが、一応、巻頭の登場人物紹介を見直しながら読み進めているうちにだんだん思い出してきました。
映画でもそうなんですが、特に正確な時代とかなんとかは関係なしに、こんな風なコスチューム物が結構好きでして、この作品も、このヘアスタイルとかコスチュームデザインとか、凄くすごーく好み。
作画は実に大変そうだけど、絵だけで何度も楽しめる。
そしてストーリーの方は、新しく怪…

2

たとえばこんな恋のはなし コミック

波真田かもめ 

現実の恋は

実録BLという事で、何がどうして何でこうなったのかわけわからないけど、自分の気持ちに正直に生きるって、他人から見たら実は結構わけわからないものだよねてっていうお話だった。
フィクションだったら、優を、ここまで、ある意味頑ななキャラクターに設定したり、身も心も結ばれるまでにこんなに時間かけたりなんて事、なかなかできるもんじゃない。
それを、波真田さんの作風と、実在のモデルの方がいる実録BLである…

3

わたしは司会者 コミック

村上キャンプ 

脇役がいい

表題作は、昼間の顔と夜の顔、二つを使い分けて生きているお昼の情報番組の司会者が、最後にたどり着いた安心して過ごせる場所は…っていうお話。
この作品って、この絵だからいいのよね。
村上先生の絵は、美麗だとか華麗だとかは言えない絵ではあるけれど、この飾り気のない絵だからこそ、ストーリーが素直に伝わってくる。
花城はいい感じに隙ができてスーパー過ぎないし、国枝はいい感じに不気味で残念だし、花城のマ…

2

純愛カリカチュア コミック

茶渡ロメ男 

年上の人

なかなか良い変態でした。
年上受け、それも、この栢山みたいな変態入っている年上の襲い受けは好み。
初対面でいきなり乗っかられちゃって涙ぐんでいる年下の攻めっていうのも好み。
栢山のちょいちょい漏れ出てくるドMな言動に、いちいち律義に反応してツッコミいれる七歩くんのノリもいい。
七歩くんが今時風のシュッとしたイケメンなのに、ちゃんとすね毛があったり,修羅場でボロくなると無精ひげになったり、栢…

4

ハトムギ畑でつかまえて コミック

さり 

日本家屋でそれは大丈夫なのか?

姉婿になるはずだったなつきと、二人きりで過ごすことになってしまった高校生の千紘は、なつきの色気にあてられて…。

純朴な田舎高校生が、初めて嗅いだ性的ないい匂いに、思いっきり誑かされちゃうお話。

これ、童貞高校生の千紘に感情移入して読んでいると、千紘の16年かそこらの人生じゃあ、今まで全く触れたことのないような性的フェロモンにあてられちゃって右往左往しちゃうお話として面白く成立しているけ…

1

簡易的パーバートロマンス 1 コミック

赤原ねぐ  瀬森菜々子 

顔が好き

変態、だけど顔が好き!!  
顔フェチな王子様の理想の顔の持ち主は、殴られて感じちゃうドMなヤンキーで、逆レイプから始まった二人の関係は、果たしてどこへ向かうのかっていうお話。

このお話、この絵があってこそ成立しているというか、真田は今時さわやか王子様顔だし、そして、鹿島!
真田が滔々と捲し立てる、彼の理想の顔が、正にそのまま具現化されている。
で、尚且つ、その顔で無自覚にエロかったり…

3

いけないことをしてくれ コミック

園千代子 

年上受けが好き

イケメンだったりハイスペックな年下男に、無自覚で無遠慮な年上のオジサンが、正面から、からめ手から、虎視眈々と狙われて、いつしか抜き差しならない関係に、でも、やっぱり、オジサンは無神経で…、っていうお話が結構好きなので、この表題作はストライク。
ゲイじゃない、ただのドスケベって言いながら、あんなことや、こんなこともさせといて、本気のセックスで愛を確かめ合えたかと思ったら…。
この川嶋の情緒のない…

2

三角オペラ コミック

冥花すゐ 

みんな欲深い

不良の情報屋と、優等生の学園の王子様、二人の間で翻弄される真面目な音楽教師の貞木。
三人の恋の行き着く先は…。

表紙イラストからしてお察しの通りの、薄幸系年上受けの三角関係学園ストーリー。
卒業後のおまけもちょっとあるよ!なコミックス。
先生を、正反対のタイプの生徒が奪い合う三角関係の学園物って、古典中の古典の王道設定なだけに、作者さんの個性が際立つといか、「冥花すゐ」っていうペンネー…

4

静寂の月 下 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

ラブラブエンドの下巻。

上巻の最後の、意味ありげな島崎の捨て台詞の秘密が明かされる下巻。
サラッと描かれちゃっているけど、15かそこらの子供が、子供だからこその無謀さで、随分な事してたのね。
で、コミックだと絵面で何となく誤解しがちだけれど、喬木だってまだ全然ガキで、幹の闇の深刻さをどれだけわかっていたのか、わかっていなかったのか、さしたる覚悟もなく、性欲に振り回されて、愛しているつもりになって。
そんな二人が、ち…

3

静寂の月 上 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

00年代っぽいです

個人サイトで書かれていた小説原作のコミックってことで、絵は今風ですが、お話自体はなんというか、登場キャラの盛りすぎスペックとか、健気過ぎ受けとか、ゲスで優柔不断過ぎ攻めとか、諸々、色々、まあ、00年代のweb小説っぽいです。
評価のばらつきは、こんな風な、昼メロ展開ジェットコースター系薄幸ラブが好みかどうかに懸かっているのかもしれません。
私が0年代のweb小説っぽくて懐かしいって感じる位なの…

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