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表題作簡易的パーバートロマンス (1)

真田 亮司(高校生・顔フェチ)
鹿嶋 幸(ヤンキー・男に殴られて興奮するドM)

その他の収録作品

  • 05.5(描き下ろし)
  • カバー下おまけ

あらすじ

ドMでヤンキーの鹿嶋幸は、周りにどう思われようが関係ない一匹狼。
しかし高校の入学式当日から、爽やかイケメン・真田亮司が妙に話しかけてきて鬱陶しい思いをしていた。
いい加減イライラも最高潮になった鹿嶋は、真田をトイレに連れ込み逆レ●プをしかける……が、何故か真田も興奮していて!?

顔フェチ(不憫)イケメン×ドM(野獣)ヤンキーが繰り広げる、エッチで過激なラブバトル、第1巻♥

作品情報

作品名
簡易的パーバートロマンス (1)
著者
赤原ねぐ 
原作
瀬森菜々子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
シリーズ
簡易的パーバートロマンス
発売日
ISBN
9784834262926
4.4

(421)

(254)

萌々

(113)

(34)

中立

(13)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
43
得点
1837
評価数
421
平均
4.4 / 5
神率
60.3%

レビュー投稿数43

モダモダあがくDKのお話。

ちるちるさんの作家インタビューを拝見して、面白そうだなと思って購入。濃いピンク色の背景に、受けさんのエロい顔、そして帯の煽り文句。と、どれをとってもエロい。ちょっとリアル書店で購入するのをためらいました☆

という事でレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意を。








受けさんは高校1年生の鹿嶋くん。
ちょっと怖い顔に、無愛想な性格、一人でいることを好む性質。という事で友達からは一歩引かれがちな青年。
けれど本人はそのことに全く無頓着。

そんな鹿嶋くんはちょっと特殊な性癖を持っている。
それは男に殴られることで性的に興奮する。
そして、事の最中に痛いことをされるのが大好き。
というもの。

中学生の時に学校の友だち、先輩後輩、誰彼構わず殴ってくれるよう頼んだことで、「ドMのホモ」という噂まで流れるように。

そんな鹿嶋くんに、ちょっかいをかけてくるのがイケメンで友達も多い、いわゆるリア充の真田くん。
真田くんは鹿嶋くんが顔にけがをしていると怒ったり心配したりする。
そんな真田くんにイラついた鹿嶋くん、キレて真田くんを逆レイプしてしまうのだけれど…。

というお話。

真田くんが鹿嶋くんのことを気にかけていた理由が、めちゃめちゃ笑えました。

鹿嶋くんの「顔」がタイプ、なんだそう。
めっちゃモテるのに彼女を作らない真田くんの理由は、今まで理想の顔の女の子に会えなかったから。
「理想の顔」でなければ勃つことすらできない。

痛いことをされて性的に興奮する鹿嶋くん。
そんな鹿嶋くんの「顔」にめちゃめちゃほれ込んでいる真田くん。
この二人の恋のゆくえはいかに。

自分の性癖を理解したうえで、セックスしてくれる真田くんと、行為だけを楽しむ鹿嶋くん。
そして理想の「顔」を持つ鹿嶋くんを断ち切れない真田くん。
初めは二人の間にLOVEは一切ない。なので、愛のないセックスが苦手な方にはちょっときつい展開かな…?

けれど、お互いに、徐々に身体の関係だけでは足りなくなってくる。
自分の気持ちすら理解できず、コントロールできず、モダモダとあがく彼らの青い恋がめちゃんこツボでした。

身体から入る関係の二人なので、濡れ場はかなりあります。
そして、赤原さんの絵柄が超絶に綺麗なので、その濡れ場の一回一回がとてもエロい。

あと、鹿嶋くんのいとこの翔くんがいい味出してます。
翔くん、可愛いビジュアル。そして屈強な「男の」恋人がいるらしい。しかも、翔くんがバリタチ!
翔くんのCPの話も読んでみたいな。

続き物らしく、1巻では二人それぞれが自分の恋心を自覚し始めたところまで。
この二人が、今後どう物語を紡いでいくのか、次巻が楽しみです。

880円の自己負担金(タイトルの『パーバート』にちなみ880円らしいです)は必要ですが、コミックの帯についている応募券付き申込書で全サのドラマCDに応募できます。コミック1冊で応募できるって親切だな~。
実質880円なので短い分数のCDかと思いきや、なんと67分超の本格的なものらしい…。太っ腹すぎる気がするんですけど…。
締め切りは2017年9月29日。興味のある腐姐さま、要チェックですぞ。

評価で迷いましたが、次巻への期待も込めて「神」で。

15

「ドM野獣ヤンキー」の看板(?)に偽りなし

久々のドンピシャです。めちゃくちゃ面白かった……。

普段そこまでのエロ系は買わないので少し冒険だったものの、
「顔フェチ(不憫)イケメン×ドM(野獣)ヤンキー」という表記と
「変態同士、仲良くしようぜ?」
というアオリに惹かれて意を決して購入。店頭で買うのは少し勇気がいるかも笑。

で、カバーイラストから想像するに、癖の強めなエロのオンパレードなのかと思いきや、
なんだか設定が面白おかしく、エロいのに笑えるし、笑えるのにエロいというミラクルが。
以下、ちょっと長くなってしまいましたがおおまかなあらすじなどを…。

受けである鹿嶋は、男に殴られなきゃ興奮しないドMなので、日々喧嘩を売ったり殴ってくれと頼んで逃げられたりする変態。
確かにこの時点でドMだし野獣だしヤンキー。理由があってちゃんとヤンキーしてるところも好感度高いです。
一方攻めの真田は「理想の顔」にこだわりがありすぎて、ちょっとでも違うと思ったら全然ダメになってしまう、こじらせリア充イケメン。
そんな真田が初めて見つけた理想の顔の持ち主が、ドMで毎日のように喧嘩してる鹿嶋なんだからさぁ大変……という感じの話。

真田が鹿嶋に対してツンケンしたりするのが、とにかく「顔を守れよ!!」という気持ちから来てるのが面白すぎて、
それを告げるシーンでは思わず声が出た。
鹿嶋の「何言ってんだこいつ」感も基本一貫してて、顔をどれだけ褒め称えられようが「ふーん」みたいな態度なのが凄くいい。

逆レから始まるので、最初こそ利害の一致的な部分でセックスをしていたところがありつつ、
話数を重ねることによって二人が、明らかにお互いを気にし始めている…いわゆるラブ的な部分でも進展し始めて、そこからがまた萌えて仕方なかった。
特に5話の鹿嶋の「あの顔」は、こんなの真田じゃなくても好きになるし抱き締めるだろうという、とんでもない可愛さ。ここも変な声が出た。

サブキャラもみんな名前があって、特に鹿嶋の従兄弟である翔のバランスが良かった。
鹿嶋と変な関係では勿論ないし、お兄さんとしての立場で背中を押したり、支えたりしてあげているのがカッコいい。
スピンオフではバリタチになると書いてあったので、そちらも楽しみ。

かなりべた褒めしてしまったけれど、デビューコミックスでこれは素直に凄いと思う。
勿論まだ作画が甘いところもあるけど、それ以上に表情やエロの良さがある。

1巻は鹿嶋が真田への想いになんとなく気づきかけて「?」で終わるので、2巻での進展が待ち遠しい。
スピンオフも含めて、今後がとても楽しみな作家さんです。

13

イロモノ?いいえ、運命BLです!

他にもレビューしたいと思う作品は沢山あるんですが、ずっとずっと発売を楽しみにしていたこちらの作品を最優先で……!!

細かいあらすじなどは他のレビュアーさんが書かれていらっしゃるので割愛させていただくとして。
連載当初から追いかけていた簡ロマ(と略すらしい)がやっとコミックスに!本当に嬉しいです。
本誌の中では珍しく頭をスッカラカンにしても超楽しく読めるタイプのお話で、コミックスのあとがきによると「.Bloomのエロ担当」と任命されていたようで、なるほどね!と納得しました。
こちら、とにかくキャラ萌えが激しく、設定も一癖あって、好きな人はほんっとーに好きな作品だと思います。
ドMヤンキー受けやイケメン不憫攻めは勿論のこと、男前受け、オカン攻め、ケンカップル、バカエロ、ドタバタコメディ…あたりが気になる人は多分好き。多分。

・受けの幸ちゃんはダウナー系で自分が気持ちいいことしか考えてないタイプ
・攻めの亮司は(幸ちゃんの前だけでは)アッパー系で幸ちゃんの奇抜(?)な行動に振り回されるタイプ。
=全然ちがうタイプの二人だからこそ、いい具合に凹凸がハマっちゃった感じ。
幸ちゃんは、基本的に他人に興味がなく、痛けりゃなんでもいい!喧嘩したい!という思考回路だったのが、亮司と出会ったことによってどんどん(無意識に)甘え始めるようになり。
亮司は亮司で、幸ちゃんの顏以外興味ないとか言いつつ、他の男のところにいかれたくない!と妄想し自分で自分の首を絞め、他の男(従兄弟)と喋ってるところを見たら激しくイラき、振り回されつつも最終的にそれが嫌じゃない感じが凄くある。
付き合ってないどころかお互いに向く恋愛感情に気づいてすらいないのに、なんか2話以降終始惚気られているような気分に……。
二人とも高校生なので「らしさ」もそこそこにあり、怒らせようと思ったら失敗したり、喜ばせようと思ったら失敗したり、そういう過程を経て更に距離が近くなっていくのがたまらなく可愛い!

二人して普通じゃないからこそ、二人だけの時は「ヘンタイ!」と罵り合いながらも、素の自分でいられるのかも。
幸ちゃんはいつだって素だけど、普段そんなに人と話さないし、亮司は基本的に自分の性癖を隠してるので。
そう思うと、他の方も言うように「運命」を強く感じるし、そういう運命BLが太古の昔から好きな自分としては、やはりツボでしょうがない。

とか真面目なこと言いつつ、描き下ろしの「鏡に映る幸ちゃんのエロい顏」を「二人で見る」フェチエロっぷりには、頭がグズグズになりました。エロい……という感想しか持てなくなる。
カットなどで小ネタが挟まれてる構成もものすごく好感が持てて、愛が詰まってるなーと。こういうところ凄いデビューコミックスっぽい。何様だという感じなんですが…。

大々的にイロモノー!な感じで売り出されてはいますし、確かに設定他かなりイロモノ枠なんですが、運命BLとしても凄く読み出があるなぁと思います。
出版社からの「売るぞ……!!」という気概も含めて(笑)大満足な一冊でした。

しかも初コミックスにしては珍しく番号付き&スピンオフ予定もあるということで、今後もずっと追いかけていこうと思います。
長くなってしまいましたが、期待値補正つけつつ神評価で!

12

テンポ良いです!

受けの顔フェチ×どエムヤンキーという斬新なカップリング、一言でいうと最高でした!
ほぼ全話にエロシーンがあってエロエロしいんですが、エロだけでなく話は面白いしテンポは良いしでダレずに読み進められました。
そして絵柄もスッキリして綺麗…かなり好みです(*´ω`*)

男に痛めつけられないと興奮しないと変態を自認している鹿嶋が、顔が好みだという真田と出会いHをする関係になるのだけど、真田が不憫になるくらい鹿嶋が自由で(笑)
そんな自由人鹿嶋が、真田に距離を置かれた時に見せた拗ねた表情!
くぅっ…!真田じゃなくともあの顔はヤラれます…(*´Д`*)

今作は単巻じゃなくて『1巻』なんですね。
この作品だけでもまとまっていると思ったんですが、続くのは嬉しい!
翔のお話もあるとの事、続きが今から楽しみです(´∀`*)

7

素直クール受けヤンキー

赤原先生の同人時代からのファンです。
以前からとっても絵がお上手でカッコよかったのが、商業デビューを経て更に色っぽくなっていて感動しました。
この作品がきっかけでちるちるさんに登録し、初めてレビューします。

タイトルでも書きましたが、受けの幸が素直でクールなところがすごく良かったです。
ツンデレ受けがちょっと苦手なので、攻めの亮司の(顔への)好意を当たり前に受け入れてるところが、受けっぽくないというか、攻めっぽくすらみえてカッコよかった。
攻めみたいな受けや、カッコよかったら男前な受けが好きなので…。

エロも凄くエロくて、特に描き下ろしの試着室エロの時に、亮司がちょっとSっぽくなるのがたまらなかったです。
亮司のイケメン設定がすごく生かされているお話だなと思いました。

1巻で終わらずに2巻にも続くのがとても嬉しいです。本当はずっと続いて欲しいんですが、2巻で終わりなのでしょうか。
お話も凄くまとまっていて、「なんかヘンだな」とか思わないで、楽しく読み進められました。
商業初心者の人(私ですが)にも、とてもオススメです。

6

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