雀影さんのレビュー一覧

梢の夏 コミック

かつらぎ 

サイトへGO、かな?

何だか随分とお久しぶりのかつらぎ先生のコミックス。
どうやら、同人誌で出されていた作品をまとめた短編集のようです。
と、いうわけで、絵とか、お話の全体の雰囲気は結構好みなんだけど、全体にちょっと物足りない感があるのは否めない。
表題作も「宿り子」とか「生み直し」っていう、最初の設定を提示しただけで、最後にいきなり子供が登場して???
この先、この子供の説明とかが続くのかと思えば、ここで終わ…

3

赤のテアトル コミック

緒川千世 

ミハイル兄さん!

枕営業ねぇ、、、
二次創作だと結構好きな設定なんだけど、このお話に関しては、もう一つ、納得がいかないというか、
まず、創作物に自信があるなら、ちゃんと「物」で勝負しようよとか、
変態おやじに好き放題されているのを見るのが好きとか、見られるのが好きっていう性癖なら、それならそれで、そこに創作物を言い訳にしないでほしいとか、
なんか、こういう、中途半端な自己犠牲に酔う、みたいなのあんまり好みじ…

5

にいちゃん コミック

はらだ 

ゆいの覚悟

超ネタバレ注意

愛されたかった過去を、愛することで補てんしようとして更に傷ついた男と、
愛していたのに幼すぎて引き離されてしまった過去を、バリバリと力尽くで取り戻す男の話。

第1話、2話を読むと、「ショタ」の一言が大地雷の方にはもうこの時点で放棄案件だろうけど、これが話が進むにしたがって、5話目で大転換。
とにかく最初から、ゆいくんの覚悟が違う。
逃げたこと、引き離されたことを後…

6

ネコにはいぬを コミック

ぴい 

ネコくん、快楽に弱すぎ

実はこの本、原作ノーチェックでドラマCDの方を先にキャスト買いして、CD聞いた後に読みました。
ドラマCDの方は、それはそれで改めて感想を書くとして、コミックの感想はというと、意外と、あっさりしていたな、と。
ネコくんのふにゃちんと犬飼くんの完全スタンバイ状態の対比なんかは、絵があってこそわかるおもしろさで、それがちゃんとわからないと作品の核として意味がないので、その辺をしっかりと描きつつ、ひ…

0

背後にメガネ コミック

雪路凹子 

マツゲが好き

凄く好き。
この超絶に細密で耽美な絵と、お下劣にナンセンスな設定と、王道な切ないロマンス、さらに極め付きリアルなかわいい小動物たちと股間に咲き誇る花。
絵だけ見てれば、どんな耽美な世界が繰り広げられているのかと思わせるのに、同じ耽美な筆致のままに描かれる違和感のある小道具、違和感のあるポーズ、
そして、言葉としてはシリアスなようでいて、キャラクターの外見にを裏切る会話。
ごく普通の感性を持…

3

二人の…クリーム… コミック

今日もみぞれ 

貴重なシュールギャグです

ケモノ成分多めのシュールギャグ。
『2018年度『このBLがやばい』に選出されなかったら絶対におかしい作品
第1位(当社比)
このBLがマジでやばい。』
ってことだが、確かに『やばい』かな、この発想力が、
ここ数年は、痛い系の『やばい』は結構豊作だけど、こっちのシュールギャグ系の『やばい』に関してはなかなかお目にかかれないほどのやばさかもしれない。
多分、好みが別れるタイプの絵だと思う…

6

片道映画一本分 コミック

日乃チハヤ 

毎回隣の席取るのって、結構難しいと思うよ

客席に並んでいる二人がスクリーンに映っているカバーデザインが素敵です。
エンドロール風に配された文字もおしゃれ。
映画館で偶然隣りに座った、煩くてジャマなチャライ大学生。
一度だけならまだしも、何故か毎週、隣りに座ってきて…。
友人でもなく、何か約束があるでもなく、映画館の中でただ隣り合うだけの関係が、いつしか相手に会うために映画館へ通っている。

その気持ちの名前は、
その気持ちの…

3

スペル コミック

富士山ひょうた 

金髪タレ目で黒ハイネック

懐かしい本が出てきちゃった。
2003年発行って事は、商業BLコミックを読み始めた頃に、過去作を遡って中古で買ったんだろうな。
あらためて読んでみても、ストーリーは古びてないし、大学生のファッションやら何やらも、今だったらスマホがガラケーなくらいでさほど違和感がない。強いて言えば平気で煙草吸っていることぐらいだ。

名取は頭数合わせで嫌々行った合コンで、やはり無理矢理連れてこられてきていた…

1

甘党な彼の無口なコイゴコロ コミック

ザイム 

チョコパフェよりイチゴパフェ食べたい

タイトルが全てを説明し尽くしている作品。
純朴なバイト青年と無口な画家の、恋のすれ違い。
絵はふわっと甘くて可愛い感じだし、所々に入るボケツッコミのテンポや落とし所も結構ツボ、特に船穂も入った徹平との会話の、気にすることはそこかーいッ!みたいな、セリフの外し方とか好きなんだけど、
でも、でもね、残念ながら、江刺のような物言わぬ芸術家タイプの攻めが、私は苦手というか、しゅみじゃないのよね。

0

大嫌いの先から見てる コミック

あずみつな 

綾瀬の幸せはどこにある?

オメガバース縛りです。
オメガバースって、愛や恋だけじゃないところで、惹かれあったり、反発しあったり、おのれの感情がどんな物なのかと認めるために葛藤するところに醍醐味がある。
アルファにはアルファの、アルファであることの責任感やヒートに対しての恐怖があり。
ベータにはベータの、アルファとオメガの結びつきや、アルファにもオメガにもどちらにもなれないという疎外感や劣等感があり、
オメガにはオメ…

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