最新レビュー一覧

黄金のオメガと蜜愛の偽装結婚 小説

ゆりの菜櫻  カワイチハル 

安心安全なオメガバース

ファンタジーとオメガバースのいいとこ取りで、かなり甘かった!心が折れるようなハラハラさは少なく落ち着いて読める良いお話でした。

バースが確定していない第三王子リシェル。遅くても18歳には覚醒するのが普通ですが21歳でオメガと分かります。オメガ王子の子供は最強のアルファになるので黄金のオメガと呼ばれます。
王立アカデミーで親友として付き合ってきたクライヴは学生時代に既にアルファと判明しており…

0

銀色きつねは愛されアルファ 小説

葵居ゆゆ  カワイチハル 

切なく甘くやさしいお話

受けの凜一さんがめちゃくちゃ愛おしくて仕方ない…本編ラストや後日談、電子特典SSでしあわせな姿を見せていただけてすごく満たされました。しあわせになってよかった…!

毒親・毒祖父に育てられたため、自己肯定感低すぎの、「出来損ない」アルファである凜一さんが主人公です。
もう彼の育ってきた環境がつらくて…!優秀な兄と比べられては出来損ないと罵られ、厳しく躾られた凜一さんは他人を寄せ付けないクール…

0

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

文面には人柄が滲み出ると思う

作者様買いです。
好きな作品が、また増えました。

メールから始まった新開と文人の関係。
2人の恋愛にとって、このメールでやり取りをした3年がとても重要。
メールだと相手の表情、しぐさが見えず、声も無い、純粋に言葉だけで相手の真意を読み解く。選ぶ言葉や、文章で、人柄はわかると思う。
互いのセクシャリティも開示している。
まだ若い文人のゲイであることの苦悩に共感し、アドバイスをする新開…

0

白狼族長と契約結婚 ~仮の花嫁のはずが溺愛されてます~ 小説

櫛野ゆい  Shikiri 

設定もイラストも大好物なのですが

櫛野先生の花嫁系作品(と呼んでいいのでしょうか…)は、
設定もイラストも好みで毎回購入するのですが、
特にこれと言って印象に残るシーンがなく、
展開が読めてしまって…

話の持って行き方?心情の描写?がなんか…
いまいち盛り上がれないんですよね…
ハピエンを求めて読んでいるので、
ご都合展開は構わないのですが、
キュンキュン度合い?が物足りないというか…。
辛口すみません…。…

1

君と暮らせば 小説

安西リカ  古澤エノ 

シェアハウスからのスタート(*^^*)

安西先生らしい、穏やかで応援したくなるお話でした⸜(*˙꒳˙*)⸝

受様はクラフト作家の小糸。
攻様の八木は、2つ年下の会社員。
大学時代からシェアハウスの一員として暮らしてきて、気付けば2人暮らしとなったいた。

雑誌掲載のお話は小糸視点。
クラフト作家としての一面の部分もハッとさせられました。
『失敗が足りてない』なんて、小糸と一緒になって刺さりましたよ。
溢れる気持ちが言…

1

雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

合わせ月

雪原の月影刊行から3年半。待ちに待った新刊。
全く色褪せていない主人公で受けの元皇太子のエルンストと元傭兵のガンチェの可愛いイチャラブに時にクスッと笑い、全てを超越し理解しているエルンストの言動にこれこれと納得させられてしまっている自分。エルンスト様健在てした。そして、もう一組のカップルである領兵隊隊長のタージェスとティスの初めてエチも収録されておりニマニマ。いつタージェスが己の心を知り、ティス…

11

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  yoco 

太陽と月の恋

積読消化中です。
プラチナ文庫が休刊(廃刊?)と聞いて、とりあえず!と購入していた凪良先生の名作、やーーっと読みました。
一般文芸とBL、ジャンルが異なっても凪良先生が描きたいテーマ、作家性は不変だ!と感心したりして。個人的には、そこにはそれほど惹かれないので、文芸の作品に魅力を感じられないのですが、BLとして整えられている物語はとても好きでした。ちゃんと萌えるというか、私の好きな感じのスケベ…

1

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

ヒカリ

同窓会で再会して関係が始まっていく、
その部分だけ見るとよくあるストーリーかな?
という感じですが。
片喰と初鹿野を繋ぐ過去のエピソードは
かなり苦しくて、
さらに片喰の初鹿野に対する想いも
思っていた以上に重たかったので
単なる再会モノとして片付けられないほどに
濃密な展開だったなと思います。

そして。
片喰の人物像をどう捉えるかによっても
だいぶ印象が違うお話になるな…

0

番になってしまったので消えることにしたんです 小説

SKYTRICK  まつだいお 

泣いた…

BLアワードノミネートの段階で知り、
友人もおすすめしてくれたので初読みSKYTRICK先生。
長いお話です。
同じことがらが攻め受けそれぞれの視点で
丁寧に書かれているので、より理解が深まりました。
和馬の徹底的な自己犠牲に泣き、
咲也の徹底的な仕返し(Gが嫌いな方はご注意!)におののき、
カレー屋の店長の「ハッピーでネ!」に最後まで泣かされました。
あとがきにもありましたが、周…

0

彩雲の城 小説

尾上与一   

一番対等かも知れない

キャラ文庫で復刊されている1945シリーズ、復刊の第二期1冊目。
待ってました。いまのところ第二期は3冊分タイトルが発表になっていますが、この後も続刊予定だそうなので嬉しい限りです。わんこ待ちしています。
さて、「彩雲の城」。
本のほとんど丸丸一冊が表題作の「彩雲の城」ですが、ほかに、本編の補完ともいうべき「CLOUD9~積雲と天国」、続編の「家」「胡蝶の夢の続き」の全部で4編収録です。「胡…

1
PAGE TOP