最新レビュー一覧

勘違いだよね?瀬尾くん。 小説

木原あざみ  ハシモトミツ 

お互い様の偽装彼氏でしたが・・・

今回はおっさんに好かれる高2生と
女生徒にモテモテな高1生のお話です。

互いの利益のために偽装恋人関係となった
受様と攻様のお付き合いが本当になるまでと
後日談短編を収録。

受様は普通の地味顔な高校2年生ですが
なぜか昔から変なおっさんに好かれやすく
痴漢が出るから満員電車は嫌という
女子に共感できる程度には男嫌いに育ちます。

とある日
帰宅した玄関に見覚えのないで…

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Brave ―炎と闘う者たち― 小説

楠田雅紀  小山田あみ 

炎の少年イサム ファイアスターター

あら?◯ノクロームロマンス?
と勘違いしてしまったカッコいい美消防士。
読んでみると…想定外のオカルト案件。

幼い頃に家が火事になって両親が亡くなってしまった日系人のイサム。
ショックで記憶が混乱しているが、火事を起こしたのは自分のせい、両親が死んでしまったのは自分のせい…
その罪悪感に押しつぶされる日々を送るイサム。
そんな時、通っている高校に当時の隣人で一つ年下の幼馴染・ジェイ…

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僕らの世界が終わる頃 小説

尾上与一 

幼馴染みが再会するブロマンス

まずはこの世界観に圧倒されました。
第三次世界大戦中に龍が出現し、なしくずしに停戦、世界が大被害に見舞われて分断される。北は韓国、南は台湾、東は長野県あたりで分断されて、海も壊滅、ヨーロッパとも通信途絶という状況。日本の国土は五分の一になっています。
そんななか世界を守るためには龍を召喚する《門番》が必要で、神社の後継である12歳の御門一月が適性検査の結果クラスSの《門番》として施設に行くこと…

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三千六百五十日の抱擁 小説

高遠琉加  一夜人見 

ふたりには必要な時間だった

出会いから気持ちが交わるまでの10年間。
それぞれの視点で、その時々の素直な気持ちを感じることがてきて、ものすごく引き込まれました。

16歳だったふたりが26歳になるまで。
"自分の生活の一部"に相手を組み込みながらそれぞれに日々を送り、
やがてその想いはカタチを変えながらも衝動的に動いたりすることなく
相手を失うことがない距離感を保ち続けた10年間。
わかりや…

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雷帝陛下と激愛のつがい~神子の末裔は孤高の皇帝の荒ぶる愛に溺れる~ 小説

釘宮つかさ  渚アユム 

異能を持つ皇帝の孤独や苦悩は、あの有名作品に通じるものがある

この作品を読んだとき、ディズニー映画の「アナと雪の女王」のお話みたいだなと思いました。
パクリとかそんなんではなくてですね、異能持ちの為政者としての孤独や苦悩といった背景描写がすごく通じるものがあるなぁと思ってついつい読み入ってしまいました。
最後の最後までめちゃくちゃ面白かったー!ファンタジーの良いダシを存分に味わえて旨味だらけの素敵作品でした。
不遇の生い立ちとワケアリの境遇を持つ2人の…

4

隠してるつもりの、かわいいひと 小説

切江真琴  高久尚子 

確かにかわいい

切江さんであらすじがこりゃ読まなきゃ!でイラストが高久さん!楽しみにしておりました。

四月から生活が変わって毎日疲れ果て気力体力もないせいか、はたまたファンタジーの読み過ぎの弊害か、要はそんなに夢中になれませんでした。

ただ!恋をする自覚する実るそのソワソワワクワクちりちり満たされ感!とっても良かったです。

良い人と巡り合ったなあ(泣)良かったね!
初めて素を出せて何でも話せて…

3

営業成績トップなのは読心術でズルしてるせいです 小説

川琴ゆい華  炬太郎 

思いがけず涙が…!不動産同期営業マン同士、胸熱のお仕事ファンタジーBL

川琴ゆい華先生の現代お仕事ファンタジーBL、
胸熱の一冊でした…!

迷い込んだ謎のバーで手に入れた”読心術”を使い、
トップの座を堅守する主人公・友琉(ともる・受け)。

しかしライバル視していた久慈(攻め)から告白され、
絆され寝てしまった直後からその異能を失ってしまい、
途方に暮れてー

と続く、”読心術”というファンタジー要素ありのお仕事BLです。


まず何より…

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営業成績トップなのは読心術でズルしてるせいです 小説

川琴ゆい華  炬太郎 

攻めの本気片想いがイイ!不動産屋のお仕事BL

表紙が2人の関係性をすごく表していて良いですね。攻めから絡ませてる指先まで注目です。

不動産屋の営業同期でトップ争いをしている2人。ちょっとタイプの違う男前同士のCPです。
受けも頑張ったけれど、攻めの片想いがめちゃくちゃ良かった!真摯で誠実で、きちんと受けを見てくれている健気で一途な攻めでした。
そんな攻めにほだされていく受けの人間的成長とお仕事とラブが程よく絡み合って、とっても楽しめ…

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無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

面白かったですよ

木木原音瀬先生って読ませるんですよね。BL要素を含みつつ、タイトルから「どゆこと?何でこんな設定なん?」と読み進めればドップリ⋯
次はどうなってくの〜と読み終えてしまいますw
悲しみや苦しみの中で、本当に自分の欲しいもの、大切な事が何なのか、もがきながら見つけて、受け入れて新たに進んでいく。普通に生きていたらなかなか体験できない事が起こるので、山村は本当にどクズだな、と思いながらも自分に当ては…

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隠してるつもりの、かわいいひと 小説

切江真琴  高久尚子 

自分が自分らしく生きることの勇気とエールを貰えました

読み終わって気付く、興味深いタイトルの付け方。
この作品は受けの光毅視点で進むストーリーなのに、タイトルは攻めの稲見視点になっています。作中では稲見に視点が当たっていなかったぶん、せめてタイトルだけでもって感じでしょうか(笑)
とはいっても、"隠してるつもりの、かわいいひと"の1フレーズだけでも、光毅に対するささやかな客観的視点になっており、稲見の温かい見守りが心地よく感じられる愛に満ちた素敵…

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