雀影さんのレビュー一覧

静寂の月 Another 小説

姉村アネム  森嶋ペコ 

カバー下も忘れずに読んでね

コミック版は結構ざっくり力業でハッピーエンドに落ち着きましたが、こちらの小説版はビターエンドという事で。

何だか、とっても懐かしい。
この、細切れに視点を変えて語られていくストーリー。
出会いから、結末までに流れる時間の長さや、展開の救いのなさも。
何というか、個人サイトの連載作品の醍醐味みたいなものが思い出される。
書籍化するにあたっては、かなりざっくりとストーリを整理したらしいで…

4

静寂の月 下 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

ラブラブエンドの下巻。

上巻の最後の、意味ありげな島崎の捨て台詞の秘密が明かされる下巻。
サラッと描かれちゃっているけど、15かそこらの子供が、子供だからこその無謀さで、随分な事してたのね。
で、コミックだと絵面で何となく誤解しがちだけれど、喬木だってまだ全然ガキで、幹の闇の深刻さをどれだけわかっていたのか、わかっていなかったのか、さしたる覚悟もなく、性欲に振り回されて、愛しているつもりになって。
そんな二人が、ち…

3

静寂の月 上 コミック

姉村アネム  森嶋ペコ 

00年代っぽいです

個人サイトで書かれていた小説原作のコミックってことで、絵は今風ですが、お話自体はなんというか、登場キャラの盛りすぎスペックとか、健気過ぎ受けとか、ゲスで優柔不断過ぎ攻めとか、諸々、色々、まあ、00年代のweb小説っぽいです。
評価のばらつきは、こんな風な、昼メロ展開ジェットコースター系薄幸ラブが好みかどうかに懸かっているのかもしれません。
私が0年代のweb小説っぽくて懐かしいって感じる位なの…

3

錆のゆめ 下 コミック

久間よよよ 

ハッピーエンドなのですが

下巻の前半は、上巻に続き研究所内での話。
進藤はとしおを引き取る決心をして、自宅に連れ帰ります。
後半は進藤ととしおの二人暮らしの話になります。
後半の二人だけの新生活の話は、ほのぼのと初々しくて切ないです。
家に連れ帰って二人きりになっても、進藤はとしおとセックスする気はないようですが、それでもとしおは、進藤を好きだと伝える言葉を、進藤が受け取ってくれるようになったので、それだけでも幸せ…

5

求ム!理想の年下上司 コミック

芽獅  多々田ヨシオ 

絵のきれいなエロコメディでした

凄く仕事はできるのに超絶変態なドM部下と、何故か人に恐れられてしまうボッチお坊ちゃん御曹司の、恋の駆け引きのお話、じゃあありません。
変態部下と年下上司の間には、倒錯したプレイはあっても、恋も愛も全くかけらも育たない。
途中からかわいらしいアイドル系の平社員君が二人の関係に巻き込まれていきますが、ここにも恋愛は育たない。
だからと言ってこの三人の関係が殺伐としているわけでもなく、しかしほのぼ…

1

従者の癖 コミック

みよしあやと 

一目会ったその日から

王と認めたくなる人もいる。

王子様との身分違いの恋の物語を現代の設定で描くならば、舞台は当然のようにオイルマネーの砂漠の国的などこかでしょうって感じの設定で、でもメインキャラの王子様は、ビジュアル的には萌えを優先して金髪をなびかせた褐色の肌の細身の美形がいいよね、そして王子様のお相手となる日本から来た技術者は、和顔のシュッとした「端正で賢さのにじみ出たお顔」です。
会うべくして会ってしまっ…

3

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

先輩妖精ハンター組が気になる

お母ん系年下ワンコにガッツリ胃袋つかまれちゃって、ついついほだされて受け入れちゃった年上上司は、サラリーマンと妖精ハンターの二足の草鞋で忙しい。

先ずは、妖精ハンターってなんだよ!ってトンチキな設定の緩さがとっても夏向き。
あんまり難しいことは考えずに、胃袋方面からじわじわと落とされていくオジサンの葛藤を楽しめば充分。
とにかく、犬山が滔々と紡ぎだす妄想官能小説が楽しい。
そしてそれを…

5

スケスケ☆ヒーロー 小説

淡路水  三池ろむこ 

夏向きかな

ひょんなことから、男性の衣服だけが透けて見えるようになってしまった男の子のお話。
せっかくの夏休みだから、明るい感じのカバーイラストに惹かれて購入。
あらすじからして「トンチキなアホ話」(後書きによる)だけど、主人公の未慧の前で繰り広げられる様々な衣服の下の欲望には、いろいろ考えさせられるものもあったりして、少なくとも未慧にとっては何かしらの人間的成長の糧となったであろうことがせめてもの救い。…

2

たそがれ、君に会いに行く コミック

きゆひこ 

意外とビター

表題作は水族館の水槽壁越しの恋のお話で、カバーイラストそのままのピュアラブ系ですが、、、
実はこの主人公君、絵の雰囲気を裏切ってというか、むしろ絵の雰囲気を体現してというか、結構アレなのでは?でも、ほのぼのハッピーエンドのようで、まあ、よかった?のよねと、もやっとしたまま読み進めていくと、
その後に続く短編が、なかなかなアレ具合で、
結局くっつかない同級生(ともだちの間)、死んだ人を思い続け…

1

スーツとストロベリー 小説

高遠琉加  Ciel 

2冊揃えてから読むのがおすすめ

タイトルは「スーツとストロベリー」となっていますが、内容は「紳士と野蛮」の残り部分と、その後日談の「スーツとストロベリー」で構成されています。
前作で、義己は秘密が明らかになり家を出てしまいましたが、生まれより育ちが大切と、誠吾の機転で無事、義己は学校へも家へも戻った所までが「紳士と野蛮」。
結局「紳士と野蛮」編では二人は結ばれるところまでは行きつきません。
「スーツとストロベリー」編でよう…

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