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杉原理生 高星麻子
雀影
夜の種族シリーズ、今回は、妖精王とヴァンパイア氏族「グラ」の長のお話。 妖精の森とか、大好物! 人間界と夜の世界の異変の繋がりを探りながら、少しずつ夜の世界のことを知っていく律也。 律也と一緒に、読者の私も夜の世界を知っていく、このワクワク、ドキドキ。 1冊ごとのメインエピソードと、徐々に迫っていく大きな謎。 こういう、世界観がちゃんとしたファンタジーって、やっぱり好きだ。 高星さんの…
杉原理生 yoco
ネタバレ
BL臭のない美しいカバーイラストの本。 内容的にもBL的描写はかなり少なめです。 なので、エロ重視の方には全く物足りないかも知れません。 むしろファンタジーとしての設定がしっかりしていて、ファンタジー好きとして、とってもおもしろかった。 作者後書きに好きな物をめいっぱい詰め込んだとある通り、錬金術師の生活や、王位継承争い、竜との契約などなど、ファンタジー好きにはおいしいネタがきれいに盛り込…
松本ミーコハウス
完結しましたね。 すごく平和なエンディングで、しみじみうれしい。 太郎がちゃんと愛情を受け入れられるようになったのって、やっぱり治樹のおかげでしょうね。 高校生の頃からずっと太郎に影響を与え続けた「先輩」が結局太郎を手に入れられずに後から現れた治樹にかっさらわれて、太郎の羽化(恋愛面でも仕事面でも)の相手にもなれなかったのは、治樹が持っていた「健全さ」と「愛」の力に負けたって事なんでしょうね…
久我有加 金ひかる
久我先生の初モフモフ、神様婚ファンタジーです。 定番というか、この頃、特によく見かけるような気がする、神様と婚姻系のお話ですが、さすが久我先生、登場するキャラがみんな善良です。 まず主人公の穂高が先祖や自然を素直に敬えるとってもいい子。 山神様も強い力は持っているけれど、その力におごり高ぶることなく、力があるからこそ公平であろうとする、本当の意味での山の守り神。 山神様の眷属の薫や太郎も善…
限定版に付いてくる小冊子は、本編の1年前、田村と百合がヤリチンビッチ部に入部した当初のお話でした。 本編の方でも、タム先輩の子どもっぽいおバカさは披露されていましたが、こうやって天国見ちゃったから、あんな風に突き抜けちゃったんだなって、なんだか納得。 それより百合くんですよ。 高校1年にして既に舌ピアス。 田村のへそピは頑張って粋がってるおしゃれだと納得なんですが、舌ピアスって、へそよりハ…
おげれつたなか
これはこれで、ここまで前向きだと、いっそ清々しくていい。 ヤリチンビッチ部って、セックスのためだけの部活だなんてぶっ飛んだ設定、ここまでバカバカしいのって、逆にこれぞBL!って感じ。 それで、登場キャラの誰一人として、強制されて虐げられていたりしないところがすごくいい。 やっていることはバカバカしくても、みんなそこそこ品のあるお坊ちゃまで、頭の悪いヤンキーとかじゃないところもいい。 なんか…
蔓沢つた子
この表紙、気になっていたのをようやく発掘。 男も女も妊娠できるネコ人間の世界。 ゆるゆるな設定だけど、なんだかすごく納得がいく。 純血種の方が受精力が高かったり、妊娠したい側がフェロモンを振りまいてそれに反応した相手から子種をもらうとか、雰囲気としてはオメガバースに近いけど、ネコ耳しっぽ以外の容姿や、暮らしぶりだの周りの環境は普通に今っぽくても「ネコ人間の世界です」って、はっきりわかりやすく…
本編後の、ぎこちないデートと2度目エチのお話。 本編に対してのエロ補完メインのオマケストーリーなので、ページ数の半分がベッドの上。 ユノさん、それなりの経験値の大人だし、おあずけ期間がたっぷりと長かっただしで、2度目エチは結構えげつなく濃厚。 で、特筆すべきは、やっぱり、この、ほぼ無修正で描ききる橋本先生の画力。 体位やアングルの工夫と、ふきだしや描き文字を駆使して、かなりガッツリ描いてい…
橋本あおい
橋本先生作品って、あのバーテンダーさんシリーズの印象からか、大人エロエロって先入観があったのですが、この本はカバーイラストからして随分かわいらしげ。 ストーリーの大半は、主人公の樹は大学生といってもまだ十代。 大ファンだったDJユノとの偶然の出会いからの、初恋の自覚と別れって言う、恋愛以前の、淡く切ない胸キュンストーリー。 そして2年後、ラジオに関わる仕事を志している樹は、偶然か、必然か、ユ…
梶本レイカ
絵の美しさにますます磨きのかかった、この下巻。 騙し、騙されの怒涛の展開。 え、なにこれ なに、 なに! それまで見ていた物、見えていた物の全てが、 見ていた、見えていたとおりではなかったとすれば、 自分でも、自分自身の姿が見えていなかったとすれば、 暴力的で過激な描写は多いですが、次々と展開し転回していく物語の密度と熱量は、なかなかお目にかかれない代物で、読後の充実感…