雀影さんのレビュー一覧

ちいさくともる コミック

阿弥陀しずく 

純情なのはわかるけど

いや、むしろ、BLだからこそ、BLでなければ、この純情すぎ青年が成立する事はないのではないかと、、、

藤原の、優柔不断に楽な方へ流れがちに生きてきたのが、父親の病気をきっかけに実家に戻って、まあ、いろいろあって、自分の生き方を見つめ直して、実家を継いで地道に生きていく決心をする。
この、感情の流れとかストーリーの展開そのものはよくわかる。
で、その「まあ、いろいろあって」のお相手の山田く…

0

CRAZY FOR YOU 美しい彼 amazon限定ショートストーリーペーパー 特典

読みごたえあった

このアマゾン特典ペーパー、表裏びっしりで、分量的にも満足感があるし、何より、二人のお互いを愛する気持ちが、大きすぎて、重すぎて、うざくって、幸せ。
ところで、平良くんは将来っていうか、大学出たら何になる、どんな職業に就くんでしょうね。
このまま、清居専門のカメラマンになって欲しいような、
いっそのこと劇団のお手伝いに巻き込まれて、役者デビューとかしちゃってもらいたいような、
そんな未来をい…

6

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

彼も人間

あらすじの「スクールカーストLOVE」に、いい意味で裏切られた感じ?
「絶対君主への信仰が、欲望に堕ちるとき」っていうより、「絶対君主への信仰が欲望を昇華させすぎて、彼も人間だということを全く忘れてしまったような相手を、いかにして落とすか」っていうお話だった。
平良の妄信的な愛は、奉仕することだけ、奉仕することを赦してもらうだけで、それ以上を求めるなんて絶対あり得ないと完結してしまって、実のと…

7

10DANCE CD

甘い

ダンスを題材にした原作は、やはり絵で見せる作品で、会話や音楽だけでどれほど雰囲気が伝わるものかと、
そしてストーリーの展開も、なかなかラブ展開に行き着かないし、
原作がとってもおもしろいのは確かだけど、今この時点でドラマCDにして、果たしてどうなの?
でも原作ファンだから、買っちゃうけどさ、、、と、
心配するところは皆さん同じ、
そして、聞いたあとの評価は、やっぱりこれは神でしょう。

3

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

泣いた、泣いた

アンドロイドとの恋ということで、近未来SFです。
セックスマシーンとしての裏ドール、子どもの頃から裏ドール一筋、いつか自分のドールと暮らす日のため、バイトに明け暮れるオタク大学生がひょんな事から手に入れた裏ドール。
もう、このドールとの出会いのいきさつから泣きっぱなし。
ドールを家に連れ帰ってからも、二人の会話の一つ一つに涙して、
そして、二人での初めての食事で出てきた言葉が、タイトルにな…

7

いとを繋いだその先に 小説

栗城偲  伊東七つ生 

糸電話の裏設定

コミュ障のゲーム作家とお人好しの元ヤン崩れ、
お互いに人の機微に敏感なところと疎いところがずれていて、気配と視線がかみ合わない。
それを繋ぐものとして、小荒井が作ったのは糸電話。
麻紐と紙コップ。
そんな、ほとんど子供だましのような装置で徐々に距離を詰めていく二人。

この小荒井って、コミュ障とかいいつつ、単にめんどくさがりなだけなんじゃ、、、


結局の所、最初から好きあってい…

0

誤算のハート コミック

緒川千世 

殺し文句がきまってる

とっくのとうに読んだと思っていたのに、未読未レビューだったのが発覚。
この表紙のカバー絵は好きな雰囲気で印象的だったから、当然読んであると思っていたのになぁ。
表題作は「硬派彼氏×チャラ系男子、男子高校生のふしだらな純愛。」
この目が、白抜きの瞳や切れ長な二重の目元や睫毛が、実に色っぽい。
三城のほっそい腕や薄い肩、浮き出た鎖骨やぺたんこなおなかも、実に男子高校生らしいエロさで、絵的には非…

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

続編というか

スピンオフものだったのね。

元作「365+1」には「神」評価だったんだ、私。
でも、全然美山も久保田も記憶にないような、、、記憶力低下しすぎ。

とりあえず、元作を読んでなくても、思い出せなくても、単独で読んで全然問題なくおもしろい。
冒頭から登場する、紺と綾野っていうできあがっちゃっている同性カップルのいきさつが知りたければそちらも読んでねってことで。

紺と綾野が、地縁とか幼…

3

ふたりの熱量 コミック

橋本あおい 

もうちょっと老けててもいいかな

やっぱり橋本さんの絵ってきれいで好きだわ。
同時期に出た「between~」の方がインパクト合って、ついこちらの本はレビューし損なっていたようだけど、多分、私としては「between~」よりこちらの本の方が好み。
特に「右か左か」みたいな、長年親友をやってきて、ついうっかり一線超えて、初めて気づく、もう既に友情の範疇じゃなかったお互いの関係っていうお話がとっても好きで、それもどっちが攻めるかせ…

1

その距離を縮めるな コミック

舟斎文子 

高校1年生は愛玩系

不良嫌いなのに、不良グループの3年生に見初められちゃった一年生くんが、反発しながらも徐々に惹かれていくお話。

実はこの本、ずっと未レビューでしたが、かなり何度も読み返していて、でも、凄く気に入って読み返したとかじゃなくて、どうも、タイトルと表紙が記憶に残らなくて、読み始めてみてから、ああこれ前に読んだなって思い出すという、
読み始めるとそれなりにおもしろくて、しっかり最後まで読んじゃうんだ…

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