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木村イマ
雀影
表題作で、主人公の志村が自分でも言っているように、憧れが度を超しただけかもしれない。 でも、やっぱり、それだけじゃないかもしれない。 そんな風に、自分の中にある感情が恋愛なのか何なのか、そこから悩む展開は、多分、BLじゃないと描けない話。 そういう意味ではすごくBL。 全くエチまではたどり着かないけど、これはこれで、いい。 お顔の表情とかも、繊細で、これはこれで、いい。 表題作以外がか…
高岡七六
狸の可愛さってなんだろう? 絵にした時の、ちょっとタレ目でなんとなく間抜けなイメージかな? 後は、丸いお腹とか、もほもふ尻尾とか? 実物の狸は、思いの外スリムだったり、尻尾もぼさぼさしてたりで、意外と可愛くないけど、こういう変化モノの狸の可愛さって、やっぱり破壊力抜群。 この作品の花ちゃんも、一生懸命だけど、物知らずで少し見当違いな方向に頑張っちゃうあたりとか、変化モノの狸としては実に…
ARUKU
表題作は古道具屋を舞台にした、生き残りの男と付喪神のお話。 古道具屋に呼び寄こされるさまざまな「モノ」を介在に、秋緒とからかさの付喪神キッカの奇妙な二人暮らしの幻世の話と、秋緒とキッカに瓜二つの秋緒の友人天宮の現世の話が、絡まり合いながら展開していきます。 キッカと天宮、キッカが秋緒の元に表れたのは、そして秋緒と天宮の関係は・・・。 お話はこの本では終わらず、2巻へと続きます。 同録作…
平眞ミツナガ
ネタバレ
表題作は、せつない系の同級生物。 かと、思わせておいての、ファンタジー。 この細い描線の軽さと透明感で、ファンタジー世界にふわっと着地。 想い残し系のファンタジーとしては基本形のお話ではあるけれど、タカとテツの日常生活の見せ方がよくて、元来、こういう繊細できれいな絵の、男の子同士がごく淡くても恋愛としか呼べないような感情を持ち合うような、そんなマンガが読みたくて、BL読み始めたのよねって…
木村ヒデサト
たまに、がっつりエロ発作を起こしてピアスレーベルとか買ってみるわけですが、 今回、ちょっとテンションの高ぶり方が控えめだったのか、 この本、思ったより温いめのチョイスだったようで、 まあ、全体のページ数に対しては、それなりに汁気率はありつつも、 あんまり、激、滾る方向じゃなかった? というのが、一読目の印象。 エロ重視のライトコメディばかりの短編集とみせて、 思いの外、ストーリー展開…
崎谷はるひ 志水ゆき
いきなりエチシーンって、私も一瞬別の作家さんが脳裏に浮かんだわ。 さて、この作品、一応シリーズの続き物って言うか、スピンアウト物ですが、シリーズ未読だったら、わざわざ1作目から読まなくても大丈夫。 って言うか、崎谷先生追っかけファンじゃない崎谷初心者さんなら、寧ろシリーズ1,2作目は読む必要ない。 どうしても健児の義弟が気になるのなら、「爪先に~」位は読んでみても悪くはないけど、崎谷初心…
杉原理生 高星麻子
前作「薔薇と接吻」は、人間の子・律也とヴァンパイア・櫂の人間界での出会いから伴侶となるまでのお話。 この「夜を統べる王」は、前作で結ばれた二人の、異世界種族との婚姻ファンタジーではお約束とも言える、異世界への新婚旅行話。 そして、当然のように、この二人が異世界にての後継者争い的な物に巻き込まれるのも、お約束パターン。 登場するキャラも、とにかくみんな超絶美形ぞろい。 なんというか、この、全…
一穂ミチ 金ひかる
この本の発売時期は、まさに新入学真っ盛りの4月。 実にタイムリー。 大学入学したての時に印象的な出会いをして、 普通に、友人としてつきあい始めて、 そして夏休みが終わるまでの、ほんの半年間ほどのお話。 そう、このお話の出会いが「大学」って所がポイント。 これが、中学や高校だと、そもそも恋愛って物の存在に気付くまでに時間がかかってこじれちゃうだろうし、社会人だと、青臭すぎる。 …
夜光花 小山田あみ
言葉って「言霊」 不浄の回廊のドラマCDを聞いて、続きが気になったので購入。 とか言いながら、もう不浄の回廊の内容忘れかけちゃってたりして、、、 前作では、いろいろな物に憑かれてかなり投げやりに生きていた西條が、前向きな歩のラブパワー(笑)で生きる力を得る、的な話だったかな。 この作品では、西條は歩と暮らして、食欲も性欲も満たされて安定してきたのに対して、歩の方は逆に、西條に選ばれ…
歩田川和果
この個性的な歩田川さんの絵、 結構好きなの。 人物の痩せて角張っているプロポーションとか それも、デフォルメされているようでいてデッサンには全く破綻がないところとか わざと手書きにしたグルグルした吹き出しとか 影の黒ベタの使い方とか クールだけど、中村明日美子さんほどオシャレすぎないところ。 うん、 ホントに絵は好きだ。 っていうか、絵は好きだけど、多分ここに登場する4人…