雀影さんのレビュー一覧

なんか、淫魔が恋しちゃったんですけど 小説

松雪奈々  高城たくみ 

恋はめんどくさい

オヤジ淫魔のシリーズ3作目は、本気の恋のお話。

淫魔が去ったあとも、恋人同士として付き合うようになった美和と渡瀬。
そんな美和のところへ、淫魔が、橋詰が忘れられないといって尋ねてきます。
橋詰に恋する淫魔は、橋詰に操立てしたせいで精気が足りなくなり、また美和に取り憑く事になってしまったのですが、、、。

美和は、本人も自覚する通り、結構ガサツというか、ハッキリ言われないと、人の機微に…

0

LOVE HOTEL キャッスルマンゴー 2 特典ペーパー 特典

軽い拘束と

言葉責めの、ただのいちゃラブ、甘甘エロのショートストーリー。
と、みせかけて、
これがなかなか、じ~んと来ちゃうの。

コミックス本編でも万くんは、身体はすっかり大人なのに、子どもの恥じらいっていうギャップに萌え萌えだったけど、この、言葉責めに恥じらいながら応える万くんは、な、な、な~んてエロいんだ!

そして、十亀の、
すべてを万に明け渡して、
とことん甘やかして愛でるのだと腹を…

4

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

たぶん、この絵が必要

ようやく発売になったこの本。
届いてみて、まず普通のコミックスより、ずいぶん厚いのにビックリ。
2,3と分けるか、1冊でなんとしても終わらせるか、迷う分量。
発行が遅れたのも納得。
でも、待っただけのことはある、納得の1冊でした。

万は、整って大人びて見える容姿ですが、実はまだ、高校生の子どもで、
考えていることも世間知らずで、
そして、責任感だけでは、子どもにはどうにもならない…

15

きみがすきなんだ 小説

栗城偲  サマミヤアカザ 

年の差なんて

結局、たいした意味はないのだよ。
っていうお話。

21歳の大学生と付き合っている16歳の高校生。
好意はあるけど、行為に心が追いつかない。
16歳の高校生を、物心付いた時には好きになっていた11歳の小学生。
好意を、恋と認めて貰えない。
23歳の社会人と18歳の高校生。
さすがに、好意は恋と認めていたはずなのに・・・。
25歳の社会人ともうすぐ20歳の大学生。
ようやく、やっ…

0

その刑事、天使につき 小説

剛しいら  ひたき 

天使

剛先生の作品に登場するキャラクター、って言うか、剛先生の作品自体が、基本的に性善説で前向きな物が多くて、これもそんな作品。

主人公は、外国語担当の刑事。
瑞希は、子供時代を言語学者の父に付いてアフリカの各地を回って過ごしたために、アフリカの部族ごとの各言語や、それぞれの部族の考え方の違いなどがわかっている、
そんな彼が、冤罪事件に巻き込まれたあるアフリカ人の事件を担当して、出会った検事・…

3

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

どうにもならないこと

どうにもならないこと。
愛し合うことも、
憎み合うことも

遠召とエリの、一夏だけの暮らし。
お互いに秘密を抱えているだけに、どこか冷えていて、ことさら暑い。
この二人の距離感が、とても好き。
二人の抱えている物は、重くて、暗くて、
特に遠召を縛り付けている物は、根が深くて。
雁字搦めで虚ろな遠召の中を、夏の庭と、エリとのセックスが少しづつ満たしていく。

このお話、もっと書…

12

ポケットに虹のかけら 小説

久我有加  陵クミコ 

関西弁じゃありません

久我さんにしては非常に珍しい。
久我さんといえば関西弁で、普段はその関西設定がとっても好きなのですが、それでも、この作品は、関西設定じゃないからこそ、敢えて「神」に。

亮介がすごくいい子です。
はっきり言って、天使です。
本人にそんな自覚がないところもいい。
そんな亮介に、まわりのみんなは救われている。
本人はそんなことに全く自覚がないのに。

人間、感謝して生きるのって大事で…

2

花に埋もれて コミック

 

王子様は受け?攻め?

まあ、十中八九、王子様が受けかとは思うのですが、リバ好きとしてはどっちもアリかな。
って言うか、むしろこの二人、挿入を伴うようなセックスをしているようには見えないのだが、、、。

それは、他の作品にも言えて、どのお話も、ちゃんと男同士で恋愛感情を認識しているのは明らかで、紛れもないBLなのだけれど、なんだか挿入を伴うようなセックスをするようになるとは思えない。
たとえば、「硝子の向こうに」…

1

GUSH premium short stories part.2 特典

優しい悪魔

この小冊子の中では「優しい悪魔が同居人」だけが既読です。

普段はウサギのようにビクビク、オドオドしている超ネガティブな宇佐見が職も家もなくしてやけ酒飲んで大暴れ、それを、何だか強面な、もしかしたらヤのつく稼業の幹部?みたいな男に拾われて、、、
っていうのが本編。

この小冊子は、駿河の職業がわかったあとのお話。
せっかく気持ちよくデート気分で、二人で外でお酒を飲んでいたのに、24時間…

0

愛とは言えない(1) 小説

榎田尤利  町屋はとこ 

意地の張り合い

うわー、
何だか久しぶりに、BLらしいBL読んだ気がする。

容姿も頭脳もよくて、仕事ができてお金もある。
そんな大人の男・橘高が、クリスマスイブの夜自分の経営する店の一軒で、大学生時代に付き合っていた後輩に15年ぶりに再会。
彼は二人分の料理を前に、一人テーブルで食事をしていた。

そしてこの後輩、目とかいて「さがん」が、超絶美しい容姿で、超ツン。
なのに、ベッドの中ではエロエロ…

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