雀影さんのレビュー一覧

青の蕾 コミック

ツノナツメ 

このビジュアルで健気受けなのがいい

好きだけど、絶対に言わない。
友達のままならば、いつまでもずっとそばにいられるはず。

この手の、片思いを引きずる系のお話は好物。
高校時代からずっと片思いし続けている鴫村がクールな硬派で、極々たまにみせる恋心の欠片みたいなのがゾクっとするし、
鴫村に片思いされているのを気付きながらも、そんな素振りは見せずに一緒に住んでいる理恩の、鴫村に対する態度が傲慢過ぎたり、無遠慮過ぎたりしない、絶…

6

灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

智紀ガンバレ

これねぇ、、、
第1巻が中立評価だったりしたので、続きの2巻を買うかどうか、随分迷ったのだけど、ずっと作家買いしている作者さんの本だし、やっぱり続きは気にならないわけじゃないしで、ようやく読んでみたけど、、、
智紀の「セフレでも付き合ってもらえればいい」から、「でもやっぱり好きだから、好きになってもらえない相手とのセックスは、気持ちよくても、気持ちいいから余計に辛くて無理」の、この流れはいいん…

3

アサリと俺 コミック

藤咲もえ 

ギャグです。って、言うまでもないか

前代未聞の貝BL!
貝ねぇ、貝って構造よくわかんないしな、っていうか、しげしげ構造観察したら怖くて食べられなくならないかと前々から思っていたのですが、こんなことになっていたとは。
鳩BLも随分だと思っていたけど、貝BLはいくら何でも非常識じゃないか(褒めてる)
この何でもアリは、いくら何でもやりすぎじゃろう(褒めてる)
なんか触手だの水管だの色々ありすぎて、この体どうなってるの(これは褒め…

1

食べてもおいしくありません コミック

山田2丁目 

「好き」は無敵の呪文

オメガバースならぬ、オニのバース物?
人間が極々稀少な存在になってしまっている鬼の世界で、人間であることを隠している日和。
ある日、クラスメイトの鬼の中でも、特に巨ツノを持つ穂高が熱射病で倒れていたのを保健室に運んだことから、、、。
人間と鬼の関係を理解したうえで葛藤する日和と、ただ本能のまま無自覚に行動する穂高。
エロ描写はたっぷりだけど、二人の心は全くすれ違ったまま。
いくら鬼とはい…

5

海のおっさん コミック

菅辺吾郎 

高校生から見れば30はりっぱなおっさん

「ダディダーリン」が良かったので過去作を漁ってまとめ買いしたうちの1冊。
この本が初BLの初コミックスなのかな?
海の家でのバイトにテンション上がってはしゃぐ30過ぎのおっさんって、相当痛いキャラだけど、なんだか憎めない。
ドタバタしてるしエロなしだし、絵も洗練されていないけど、だからこそ、このおっさんに萌える。
この二人はこのままあっけらかんと一緒にい続けるようで、この結末もおっさんのキ…

0

縁側のレシピ コミック

藤たまき 

それぞれの気持ち

ほのぼのと始まるお料理男子のお話です。
主人公の恩はカフェを営む母に似てお料理が好き。
気の強い姉の逆鱗に触れないように、いつも縁側に避難しています。
ある日、姉が振ったデブ男くん英太郎の、姉を見返すためのダイエットの手伝いをすることになるのですが、、、。

誰の心にもある、自分では埋められない秘密の空洞。

優しいかわいい絵で、ほのぼの始まったお話は、英太郎の心の空洞から、監禁凌辱…

1

いぬのなまえ コミック

菅辺吾郎 

こんなこと、滅多にない

「ダディダーリン」がすごく良かったので、同作者さんの過去作を漁ってみたのだが、なんというか、ひさびさに引き当てちゃったなぁ、、、。
主従物が苦手というより、俺様で傲慢な攻めていうのがそもそもあかんくって、たとえそれが、言葉不足なだけの自己表現下手な愛情だとしても相手に全く通じていない時点でアウトだし、受けの方も受けの方で、言葉不足で耐え忍ぶことだけが愛と思い込んで、相手に全く届かせる意思がないと…

0

五十嵐くんと中原くん (5) コミック

イサム 

ちゃんとBL

非BLレーベルの隠れBLとして紹介されていた作品。
紹介記事を読んだ時にまとめ買いして埋めちゃっていたのを連休中に発掘。
この5巻目は、ストーリー展開はちゃんとBLです。
お話の進み具合が非BLの連載マンガの速度なので、ここまでたどり着くのに、随分と時間がかかりましたが、男子高校生が初めての恋に右往左往するさまを、ジレジレ、じっくり楽しみたい私としては、このストーリー、とっても楽しめています…

2

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

雨のち晴れ

そういえば、水原先生の本ってあんまり読んでないなあと思いつつ、カバーイラストの優しい雰囲気に惹かれて購入。
雨の中でずっと佇んでいた人を、外へ連れ出すお話。かな?
デザイナーの文彦は、雨宿りのつもりでふと紛れ込んだ大学の教室で、東欧文学の講義と、その講師に興味を持ちます。
文彦はデザイナーという職業柄もあって、何か心惹かれる物に対して常にアンテナを高くてていようしていて、そんなアンテナにて引…

7

囀る鳥は羽ばたかない 6 コミック

ヨネダコウ 

恋はどこへ行こう

この状態で、まだ、終わりじゃないのね。
矢代の、恋愛じゃない方面のあれこれには決着がついたというか、抗争ストーリーの方はひと段落って感じで、まあ、それはそれでよかったんだけど、
えーっと、BでL方面はどうしましょう?
この巻、少なくとも全くエロなしでしたが、一応それはそれで全然かまわないとしても、矢代と百目鬼の純愛については、これからどうなるのーって、、、
矢代の恋、
百目鬼の恋
二人…

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