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表題作海のおっさん

行人
碧海・引きこもり

同時収録作品碧海のおっさん

行人
水島碧海

同時収録作品海音のはなし

水原海音・碧海の弟 高校生
霧島

その他の収録作品

  • カバー下表紙1【表】:4コマ漫画『1話のあと』『2話のはなし』
  • カバー下表紙4【裏】:4コマ漫画『3話のまえ』『4話のあと』

あらすじ

海の家のバイトにテンションがあがるおっさん・行人だったが、
バイト先の家で、気になる少年に出会い…?
暴走おっさん×訳アリ少年のシーサイドラブストーリー。

作品情報

作品名
海のおっさん
著者
菅辺吾郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マッグガーデン
レーベル
uvuコミックス
発売日
ISBN
9784800003157
4

(22)

(10)

萌々

(6)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
87
評価数
22
平均
4 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数7

濁点付きのあいうえお

押しつけがましいだけのおっさんの話だったら
多分さっくり横に置いた、と思います。
今一歩強気になれない不器用なおっさんだから
もそっと先を観たくなるんですね。

そう言うおっさんだからこそメインと言うよりは
常に狂言回しの位置を愉しんでいる様な気がします。
まあ不器用さが祟って自分自身の事は相当後回しに
なっている様ですが、そう言う加減も楽しみながら
ひとマスひとマス塗りつぶす様に確実に進んでる
気もします。
ボケをかますおっさんの可愛げも又、おつなものです。

5

海に洗われたようなきれいな恋

タイトルと表紙が、少年!という感じでした。
中身のトーンもさわやかでにぎやか、男子の良さが出ていました。

お話は2CPで、まずはおっさんと碧海。
ボケ役のおっさんと周囲の突込みが楽しかったです。おっさんは確かに背中を押すのですが、ちゃんと一人で立ち直っていく碧海が男らしくてかっこよかったです。むしろおっさんは女々しいかもしれない。お互いに弱い部分はあれど支え合い、いいところを認め合った上でお互いにそばにいようとするのが、暖かかったです。
運命の出会いのように、短い時間でどんどん近づいていく二人の心がドタバタの影で自然にやさしく描かれていて、きれいだなぁと思いました。

次に海音と霧島の話。こちらは打って変わって不器用で、海音は最初から霧島を意識しているのに、3年越しでようやく実らせます。おっさんたちが理想のカップルとするなら、こちらはもっと現実的です。1冊の中でのその対比が面白いなぁと思いました。
ちょっとズレた教師に傷ついてしまいますが、合間の4コマできっちり教師を落としてくれてすっきりさせてくれる気遣いが高ポイントでした。
不器用ながらとても気持ちがきれいで、やさしい気持ちになりました。

全編通して海に洗われたようなきれいな恋で、読後も非常にさわやかでした。

3

癒される

菅部さんの本が非常に好きです(´艸`*)
この本でコンプリート☆☆

夏!海!海といえば海の家!お邪魔しまーすなオッサンが一人。
小麦色の弟とは正反対の兄。
真っ白な引きこもり。
気になって仕方がない。
かまいたくてしょうがない。
やいのやいのが楽しいお話なのであります。

元中学生サーファー。
サメに噛まれた傷痕が痛々しい。
完治しているのにトラウマで海に入れない。
でも入りたいんだろ!
ちょっと強引で優しいオッサンが。。好きだ!

わりと手痛い表現の多い作家さんというイメージですが
今作は終始甘くて好き。

後半は弟君の話。
よもや弟までホモにな展開ではあるのですが
個人的にはこっちの方が好きかな。
周りからなんて言われても、あいつと一緒にいられれば幸せ。
そんな風に、幸せそうな顔をして笑う兄と
恋人になった相方。
エロはないのですがホッコリ幸せな気持ちになりました。

1

高校生から見れば30はりっぱなおっさん

「ダディダーリン」が良かったので過去作を漁ってまとめ買いしたうちの1冊。
この本が初BLの初コミックスなのかな?
海の家でのバイトにテンション上がってはしゃぐ30過ぎのおっさんって、相当痛いキャラだけど、なんだか憎めない。
ドタバタしてるしエロなしだし、絵も洗練されていないけど、だからこそ、このおっさんに萌える。
この二人はこのままあっけらかんと一緒にい続けるようで、この結末もおっさんのキャラありきかな。
後半の弟のお話はもうちょっとシリアスで、やっぱりこちらもエロなし。
私としては、こっちの話の方が好みだったので、合わせて萌2です。

0

おっさんの美しき魂が、邪悪な心を打ち砕く☆(プリ●ュア)

 プリティなおっさんが少年の心を癒す、プリキュアなお話です。可愛いおっさんは苦手ですし、トラウマ克服にしては明るく単純で純粋すぎる展開に、数ページ読んだところで私には向いてないかも…と思いました。が、1話目を読み終える頃にはウキウキでした。
おっさんの美しき魂が、私の心を串刺しです☆

 海の家にバイトにやってきたおっさん(32)と、海の家の長男、碧海(あおい・17)。
トラウマで海に入れなくなってしまった碧海を連れ出し、トラウマ克服に向けての特訓を開始するおっさん。
 デリカシーのないおっさんの台詞に周囲と読者はハラハラしますが、偽りのない気持ちはいつしか碧海の心に届くようになり。ひと夏の思い出が刻まれます。
 ずっと一緒にいたい、けれどおっさんの事が好きだから、一人で立ち上がる決意をした碧海が男前でした!

 後半は碧海の弟、海音(14→17)と同級生の物語。こちらもピュアで一生懸命で真っすぐで、邪悪な心が癒されました。
 いつも一番近くにいたいから、友達でいることを望んだ2人。けれど友達でいることは難しくて。難しい距離感。難しい感情。
 二十歳になり、不自然でいることをやめた2人。おっさん(38)と碧海(23)も出てきて、こなれたラブラブっぷりに嬉しくなりました。

 全編通してHシーンはありませんが、ドキドキを楽しめる1冊でした。少し残っている邪悪な心で余計な事を申しますが、この4人、どっちがどっちでどっちがどっちなんでしょうか! 個人的には年下攻め&霧島×海音で…。おねがいしま…あっ、でも帯には「おっさん×少年」て…

7

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