ポッチさんのレビュー一覧

夜画帳 3 コミック

Byeonduck 

可哀想なのに、可愛くって悶絶。

『夜画帳』の3巻目。
1000円越えという強気なお値段設定の今シリーズですが、前ページカラーという豪華さと分厚さも手伝い、まあ致し方なし、と思えるお値段。

が、それ以上に、内容がめっちゃ良い…!

今作品は攻めさんがヤリチンだし、傲慢だし無理やり受けさんを抱くし。しかも流血を伴うような暴力シーンもまあまあ多いので、もしかしたら苦手な方もいらっしゃるかも。かくいう私もそういう攻めさんがち…

10

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

何から何まで素晴らしい。

作家買い。
榎田さんの、新装版ではないBL作品の新刊て超お久しぶりではなかろうか?
そして挿絵を描かれているのが文善さん。もう期待しかなく、発売日を心待ちにしていました。

榎田さんの新刊はファンタジーもの。
榎田さんの書かれるBL作品でファンタジーものってちょっと珍しいなあとか思いつつ読み始めました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





豊潤で豊かな国、アカーシ…

21

推しの溺愛が限度を超えてます 小説

きたざわ尋子  サマミヤアカザ 

シリアスかと思いきや

サマミヤさんの挿絵につられてお買い上げ。
きたざわさん作品は溺愛・執着攻めって割と多いイメージがありますが、今作品の攻めさんも執着攻め。薄幸な受けちゃんを一途に愛しひたすら溺愛するというお話ですが、そのバックボーンから推測してしまうシリアスさはあまりありません。

その大きな理由の一つに、攻めさんの執着っぷりがコミカルに描かれているから。

薄幸受けがスパダリに愛でられ愛され幸せになる、…

11

月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

何もかもがドツボに突き刺さる神作品。

作家買い。
作家買いですが、挿絵を草間さんが描かれていると知ってあらすじも拝見せずに予約していました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





時は2041年。近未来の日本が舞台のお話です。
日本国内で開発された「ポットスプラウト」、通称「ポット」という違法薬物が蔓延し、その薬物依存者による凶悪犯罪が頻発するようになっていた。実はポットが蔓延する前に警察はその存在を知り食い…

14

僕の血吸ってくれませんか 1 コミック

山本小鉄子 

濡れ場はないが最高に萌える

作家買い。
小鉄子さんの新刊は吸血族とか狼族といった「亜人」と呼ばれる種族が人間と共存している世界を描いたファンタジーもの。小鉄子さんらしいほのぼので可愛らしいお話に、「亜人」という存在が加わることで可愛らしいだけではなくちょっぴりの切なさとかじんわりと漂うシリアスさもミックスされたバランスのいい作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は祖母・静江…

5

泣けない竜は愛を捧げる 小説

葵居ゆゆ  yoco 

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良しの神作品。

作家買い。
作家買いですが、挿絵をyocoさんが描いてくださっているので、あらすじも拝見せずに予約していました。手にとって、もう表紙から悶絶しました。yocoさんの描かれたイラストもさることながら、紙質、色遣い、すべてが儚く美しい。

けれど、中身もめちゃめちゃ良かった…。
薄幸・健気受けって個人的にドストライクな設定ですが、今作品の受けちゃんがとにかく可愛い。薄幸受けが大好物の腐姐さまに…

14

黒か白か 8 コミック

さちも 

シリーズで一番の甘さと優しさが詰まった巻、だったように思います。

『黒か白か』の8巻目。

凄く好きなシリーズですが、今作品の糖度がヤバかった。「あの」嫌なおっさんは相変わらず策を練っていますし慎が女性とのスキャンダルをすっぱ抜かれるという出来事も起きますが、それでも、です。

なぜか。
それは、シゲと慎の間にある信頼が確固たるものになりつつあるから。
今までは俳優としての立場や、嫉妬心、ゲイということの葛藤の狭間で右往左往していた彼らが、少しずつ自…

6

ボスと野獣 コミック

さちも 

ヤバいくらいに萌える。

作家買い。
さちもさんはドシリアスなものからコミカルなものまで描かれる引き出しの多い作家さまですが、今作品はドシリアスベースです。受けさんがとにかく薄幸で性的な搾取に遭う描写も(控えめではありますが)ちょいちょいと描かれていますので、苦手な方は注意が必要かもです。




子どもの時から父親からの暴力を受け、そして母親の手で奴隷商に売られたレオナルド。売られた後男娼になったあと(ならさ…

17

魔女の血族 淫蕩な贄 小説

西野花  笠井あゆみ 

陰の主役、今回も活躍してます

『魔女の血族 オリジナルウィッチ』、『魔女の血族 運命の蜜月』に続く「魔女の血族」シリーズの3作目。

西野さん×笠井さん、というゴールデンコンビで紡がれる今作品ですが、笠井さんの描かれる表紙がいつもなかなかに攻めてましてですね。今作品も肌色率が高く、さらに帯が全く役に立っていないので(むしろ帯の煽り文句がエロ度を上げてます。そして褒めてます)リアル書店で買うのはちょびっと勇気が必要かもです。…

7

S君とM君 コミック

吉田ゆうこ 

SMをメインに置いた作品ではあるが

作家買い。
タイトルの、『S君とM君』。今作品はそのタイトル通り、SMをテーマに描いた作品です。吉田作品で、しかもSMもの。もしかしたらめっちゃ痛いお話かなあ、と思いつつ手に取りました。






主人公は大学生の七夏。
彼は幼馴染の穂高と同居中。同棲、ではなくあくまで「同居」。だが、彼らには身体の関係がある。M気質の七夏と、Sっ気のある穂高との関係はお互いの性的欲求を満たす行…

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