Krovopizzaさんのレビュー一覧

御伽艶夜 ~かぐや皇子と花咲か小鬼~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

かぐや皇子と忠鬼のすれ違い愛

日本昔話をモチーフにしたファンタジー作品。
攻めはかぐや姫、受けは花咲か爺さんの忠犬がモデルとなっており、
攻めの側近には浦島太郎や一寸法師や金太郎が。
律令制の敷かれた世界観と、現代ノリの小ネタとのミスマッチ感が大変楽しい一冊です。

あらすじ:
半鬼のシロ(受け)は、地球で遺体遺棄の疑いで指名手配犯に。
月の皇子・輝夜(攻め)はシロの身を案じ、自ら地球に赴くが…

天然ツンデ…

15

不在の痕~ヘル オア ハイウォーター2~ 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

舞台は地味…ですが中身は衝撃の連続

シリーズ第2巻。
プロフとトムが、互いについてより深く理解し合うと共に、絆も深めていく…
そんな内容たっぷりの一冊です。

前巻で訣別したプロフとトム。
二人がそれぞれどのような任務を経て再会するのかワクワクしていたら、なんと物語序盤にて早々に再会。
そして物語の舞台はトムの故郷ニューオリンズ。
随分スケールダウンした印象のある舞台設定に大丈夫か??と若干危惧していましたが、閉鎖的な…

23

やさしいあなた… コミック

西田ヒガシ 

やさしさに満ちたノワールロマンス

西田東さんが西田ヒガシに改名されて初の新刊コミック。
改名されても男臭くドラマティックな作風は健在です。
本作は雑誌で全話既読ですが、タイトルの優しい響きや毎回扉絵に引用される小説のフレーズや格言(コミックには未収録)と、作中で画かれる血生臭い現実とのギャップにいつもギュッと切ない気持ちになっていたものでした。

ヤクザの春本(表紙右)と、背中に刺青のある元医者・水田(表紙左)。
バーで…

34

誰がおまえを好きだと言った コミック

山田ユギ 

これぞユギワールド!

ユギさんの短編集はどれも素晴らしいですが、その中でも本作はかなりのお気に入り。
収録作の5作中3作が音声化されていたり、ユギさんワールドの名物・ピーチパイママの貴重な過去の姿が出てきたりで、何かと印象的な一冊です。

■表題作の受けはピーチパイママ(本名:兼太郎)の幼馴染。
そして攻めはママの弟ということで、ママの出番が多いのが嬉しい一篇です。
幼い頃から受けに惚れている攻め(年下)。

4

鬼の王に誓え 鬼の王と契れ3 小説

高尾理一  石田惠美 

感動のシリーズ集大成

「鬼の王と契れ」シリーズ完結巻。
シリーズ集大成に相応しい感動作です。

鬼使いの鴇守(受け)と、彼の恋人で鬼の夜刀(攻め)。
ラブラブな二人ですが、ある日鴇守は、夜刀が自分を鬼にしようとしていることを知ってしまいます。

寿命の短い人間と鬼とでは、永遠に添い遂げることは出来ない。
鴇守に先立たれたくない夜刀は、彼を自分と同じ鬼にするため、セックスのたび自身の体液(鬼の成分)を彼の体…

29

After(電子限定版) コミック

日高ショーコ 

『嵐のあと』ファン必読の番外編集

「シグナル」「嵐のあと」「初恋のあとさき」の番外編集。

最もレアなのは、何といっても、
「嵐のあと」サイン会小冊子のSS三篇かと思います!※キャララフ集は収録されていません。
当時苦労して入手し、
岡田のメガネ姿に悶絶し、
榊への「マーくん」呼びに爆笑し、
寝起きの榊と岡田のイチャイチャシーンを矯めつ眇めつ何度も読み返したことが
昨日のことのように思い出されました!

小冊子…

17

見たかい 小説

一穂ミチ 

世界の光と闇

1月のサイン会で配布された小冊子「虹を見たかい」「雨を見たかい」に、書き下ろし二篇が追加された四部構成の作品です。

タイトルからホラー的な何かを想像していたら、それ以上に深いテーマに驚愕。
虹や海、そしてヴィクトール・フランクルの名著『夜と霧』…
複数のモチーフをキーワードに様々な人々の運命が交差する群像ドラマとしての完成度に圧倒されます。

■「虹を見たかい」
佐伯の父視点の話。…

5
非BL作品

謎めいた肌 小説

スコット ハイム  麻生ミツ晃 

ルーツを辿る物語

1995年に発表されたアメリカのゲイ小説の邦訳。
2005年には「ミステリアス・スキン」として映画化もされた作品です。

※あらすじやWiki等に作品のオチに関わる部分がややネタバレされているので、映画も原作も未見という方は閲覧にご注意を。
事前情報を何も入れずに読まれた方が圧倒的に楽しめるかと思います。

ジャンルとしては青春小説になるかと思いますが、展開にミステリ要素としてちょっと…

9

フリージング アイ 小説

華藤えれな  雪舟薫 

大好きな二人

スレイヴァーズシリーズのスピンオフの新装版。旧版を読んだのはだいぶ前になりますが、大好きな作品です。

あらすじ:
大手商社のエリート・早瀬(受け)は、社内弁護士の若宮(攻め)から突然の告白を受ける。
現在準備中の裁判に若宮が勝てば彼と付き合うよう、約束してしまい…。

前半の表題作は、二人が付き合い始めるまでの話。
後半の「Calling Eye」は、早瀬の故郷・京都での話となりま…

8

たべごろ誘惑ハニー 小説

間之あまの  花小蒔朔衣 

萌も笑いも抜群なコメディ

糖度の高いコメディに定評のある間之あまのさん。
本作はその良さが存分に発揮された激甘な一冊です。

カフェでバイトする百瀬(受け・19歳)の夢は、一緒に暮らす従兄・彰芳(攻め・32歳)のお嫁さんになること。
毎日彰芳にアプローチするけど、彼には子ども扱いしかされなくて…
そんなほのぼのコメディです。

幼い頃両親を交通事故で亡くし、彰芳に引き取られた百瀬。
当時から「アキ兄ちゃん…

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