麗音さんのレビュー一覧

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

亭主関白マザコン男 × 料理上手なお母さん

よくできたお母さんに育てられた男が、母親のように面倒見てくれたパートナーを振って結婚したり彼氏を作ったりしながら、結局はお母さんみたい優しく受け入れてくれる元彼が一番いいと元に戻ってくるまでの10年。

水野が阿久津の「家事に協力する、手伝う」という言い方にムッっと感じてしまった心情にわかるわかると思ったら感情移入してしまいました。

なんでもやってくれるお母さんに育てられた息子はダメ人間…

2

藍より甘く 小説

一穂ミチ  雪広うたこ 

自己完結愛の成就

攻め:友人に告白されて動揺する大学生 暁行。
受け:弾みで片思いしていた友人に告白してしまった藍染の家業を手伝う大学生 遙。

遙は、うっかり告白してしまったとはいえ暁行に彼女がいることを知っているし恋の成就は期待していないのです。
そのせいか、遙がとても生きる気力が希薄で消えそうに儚い感じがしました。

暁行にとって遙は、友人として好きだし気心も知れて一番心を許している存在だけれど彼…

3

このカラダ、貸します! 小説

秀香穂里  左京亜也 

胡散くさげなアルバイト先で出会う恋のお話

左京さんのカバー絵に惚れ込んで手に取りました。
うわ〜艶っぽい。
恍惚感で頬染める叶野(受け)の表情も、カメラ目線(?)で挑発的な眼差しの郁波(攻め)もどっちも素敵すぎです。
もちろんモノクロの挿絵も素晴らしくイラストの鑑賞も満足できました。
イラストだけも萌えプラス1でした。

ストーリーの方は、借金を踏み倒して逃げた友人の保証人だったことから背負うことになった借金。
その上運悪く…

4

SEX PISTOLS 9 コミック

寿たらこ 

パラレルなスピンオフとして楽しむ9巻

学園編ていうのはこういうお話だったんですね。
っていうかノリリンと国政の関係はどうなちゃったんでしょう。
8巻が、相手の幸せのために離れる決意をした国政と、彼のために共に困難に立ち向買う決心をしたノリリンのこれからは?…っていうところで終わってすんごく気になって続き待ってたんですけど。
雑誌掲載のコミックは全然読まないので、こんなことになっていたとは知らずショックでした。
とは言っても、8…

4

サクラ咲ク 小説

夜光花 

魔法使いも恋をする

以前『忘れないでいてくれ』を読んだ時、登場人物や関係者のその後が知りたくなってすぐにも読みたいと思っていた本書ですが、複雑な内容だと思うとなかなか手が出せず漸く読む気持ちになりました。

前作で、常識では計り知れないぶっ飛んだ人だと思ったのは塚本さんで、誰にでも優しいキラキラ王子様だけど思考は斜め上という印象を持った通称”花吹雪先輩”が気になる存在でした。
花吹雪先輩は主人公の心を守ってくれ…

3

虹の球根 小説

玄上八絹  三池ろむこ 

心に虹が生まれる素敵なお話

ひとり『玄上八絹』 祭り継続中!
読み始めたら次々読みたくなる不思議な作家さんです。

萌えのベクトルが似ているレビュアーさんがよかったとおっしゃっていたので読んでみました。

不思議な設定のお話でした。
トイチの男のスピンオフだったのを読み始めてから知り、慌てて数年前に読んだ本を再読しました。
本編はトイチの方を読まなくても問題ないですが、それから10数年後のショートストーリーの…

1

辞めるまでにしたい10のこと 小説

鳩村衣杏  みろくことこ 

コンプレックスを武器に頑張る編集者にエール

軽快でできれば前向きな気持ちにさせてくれる話が読みたいと思ったときに選んだ1冊です。
期待通り明日からも頑張るぞっと思わせる元気が出る本でした。

感じ悪い、いけ好かない、大っ嫌い!と思わせる傲慢な新たな上司の登場に「辞めてやる」と思ったけれど、このままじゃあ負け犬だから大きな仕事を成功させてから惜しまれて辞めてやる。そのために辞めるまでにしたい10のことを実行する計算高い腹黒と自分では思っ…

0

二十六年目の恋人 小説

高尾理一  カワイチハル 

おなかを抱えて笑いました

夜中に声を殺して笑いました。おなか痛い!!
落ち込んだ時、励まされたいとき、何も考えずに笑いたいときに読みたい本のリストに加えたいです。

天然で純情で妄想力抜群な瑞貴くんのファンになりました。
このまま生涯童貞のままでいて天使になるのだと宣言したり、だけどめくるめく官能の一夜を経験してみたいなんて野望も抱いてもいるってとこが面白い。
そんな、夢見がちな瑞貴の魅力にいつしか囚われ、一度は…

2

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

二人のラブストーリーの前編

やっぱりBLはハッピーエンドじゃなくちゃイヤだなーと改めて思った作品でした。
いろいろあっても最後は結ばれて幸せに暮らしましたとさ…の『いろいろ』の部分が痛かったり辛かったり傷ついたりしても、障害を乗り越えてあるいは成長して二人で生きていく道を模索しこれから何かあっても二人なら解決していけると思わせるような話に惹かれます。

拓人にとってモデルはバイト感覚の軽い気持ちのようでいたけれど、ドラ…

0

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

繋がれる想い、託される想い

子供の頃に出会って居場所のない波瑠の避難場所のような存在だった裕也。
いつしか恋心が芽生えるけれど、裕也に恋人ができても結婚しても思い続けた末の喪失と悲劇と再生の物語です。

半ば裕也に依存していた波瑠にとって裕也を失うことは、半身をもぎ取られるほどの喪失感と生きる気力を奪うものだったのが良くわかります。
だから、裕也の息子 椢が父親を亡くした自分の悲しみよりも弱っていく波瑠が父のあと追う…

3
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