はるぽんさんのレビュー一覧

俺の嫌いなつがい様 コミック

桐式トキコ 

オメガバースほか

タイトルや裏表紙のあらすじや帯を見て、オメガバース本だと思って買ったのですが、オメガバースだったのは表題作の一作だけで、他は普通のBL作品の入った短編集でした。
まあオメガバースを求めて買ったわけでもないのでそれはいいのですが、全体的に似たような顔のキャラが多くて、読後にどんな話があったか思い出そうとしたら混ざっちゃう感じ。

個別にいくつか感想を。
表題作のオメガバース。エリートのアルフ…

2

かくれんぼハニー コミック

鳶田瀬ケビン 

逆年の差のオメガバース

オメガバースです。『あばれんぼハニー』という既刊作品の続編だそうです。
知らずに買ったのですが、私は前作未読だったので、ちょっとキャラおよびカップリング設定がよくわからない部分がありました。
まあでも、まったくわけがわからないとか、そういう感じではなかったです。特に表題作は楽しく読めました。

その表題作は、ヤクザの跡継ぎ(アルファ)×別の組の幹部(オメガ)という、高校生×35歳の逆年の差…

3

癒やし系妖怪と淫居生活 コミック

麻倉カムイ 

スパダリ成分なかった

妖怪好みの精気を持つ作家攻めと、自称大人になった座敷童子受けのほのぼの同居物語です。

ある日攻めが出会ったのは、人形サイズの小さな座敷童子。座敷童子は、攻めが澱みに憑かれているので、それを祓う代わりに指を舐めさせてくれ、と申し出てきます。
小説のネタになるかな、と座敷童子を自宅に連れ帰った攻め。でも寝ていたら金縛りに遭い、気づくと座敷童子が大人の人間サイズになって乗っかっていました。

3

北上家の恋愛模様 次男編(表題作 恋の時間) 小説

可南さらさ  花小蒔朔衣 

デリカシー皆無の攻め

北上家三兄弟のそれぞれの恋愛模様、次男編です。
隣に住む幼なじみ・匡×北上家次男・祥平というカップリング。

とにかく文体というか、作風が古いなぁ、という印象。相手に突拍子もないこと言われて「…はぁ?」と聞き返すとか、「相手が何を言ってるのか理解できない」とか「何でここで○○が出てくるんだ?」とか、そういう昔よくあった、わざとらしいまでの理解力のなさ。頭のいいキャラなのに飲み込みが悪く、故意…

1

恋の病が重すぎて 小説

名倉和希  篁ふみ 

ゲイ×ノンケの遠距離恋愛

同期のサラリーマンの遠恋ものです。
攻めは四年前の入社式で受けに一目惚れし、それから一途に受けを想い続けていました。二丁目の暴れん棒と異名のついていたヤリチンの絶倫ゲイなのに、片想いで気持ちすら告げていない受けに操を立てて4年間遊んでいなかった、というのは萌ではあるんですがちょっと無理があったかな…。
受けは、キラキラしい外見のイケメン。完全ノンケだったのに、仕事もできるし精悍な男前だと常々思…

2

俺さまケモノと甘々同居中!? 小説

榛名悠  コウキ。 

もふもふファンタジー

家政夫として働く受け、凌は、突如見るようになった悪夢のせいで、火と刃物を扱えなくなる。炊事に支障をきたし、仕事も休業となって途方に暮れていたが、偶然道端で出会ったリュウと名乗る男が「お前に憑いた悪夢をはらってやる」と言い出し…。


悪夢祓いの攻めと、悪夢に取り憑かれた受けの話です。
受けは攻めに悪夢を祓ってもらったのですが、その代わりに代価として家事の能力を奪われます。
家政夫の仕事が…

6

泣いてもいいよ、ここでなら 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

再会した近所のお兄ちゃんと子育てラブ

在宅で作家をしている受け・咲良。親の離婚で離れ離れになった妹が入院・手術することになったため、3歳の男女の双子を預かることになったが、仕事は忙しいし、子供は母親を恋しがって泣くしで大騒動。ついには外に連れて行ったときに迷子にさせてしまう。真っ青になって捜し当てたら、子供たちを保護してくれた男性は、昔よく咲良をかまってくれた直人(攻め)だった…という子育て&再会ものです。

子供の世話なんてした…

4

先生なんて嫌いです。 コミック

ひなこ 

意地悪教師×ツンデレ生徒

イケメン高校教師×ツンデレ高校生、まるまる1冊同じカプの話です。

屋上で女生徒に告白しようとしていた受けが、イケメン教師に現場を目撃されてしまいます。テンパってろくでもないことを口走り、女生徒を怒らせてしまった受け。攻めにはからかわれるわ、失恋して泣いたところを見られるわで「ムカつく! キライ!」となったんですが、無理やり雑用係に任命されてしまい、いろいろちょっかいを出される日々が始まりま…

3

純情サニーデイズ コミック

坂崎春 

あっさり気味のお話が数編

表題作は、終電の駅でよく顔をあわせるサラリーマンと大学生が、ひょんなことから知り合い、仲良くなる話です。

毎日残業で終電続きのサラリーマン、樹(攻め)。顔だけは知っていた学生が、持っていた荷物をぶちまけてしまったのを助けてやったことから話を交わすようになります。
ある晩、その学生・彰(受け)が駅で酔っ払って寝ていて、仕方なく自宅に連れて帰ります。わけを聞くと、同棲していた彼氏と別れて飛び出…

4

黒狼王の水鏡 小説

橋本悠良  古澤エノ 

子供の神様と美人リーマン

子供の頃に水難事故に遭ってから人ならぬものが見えるようになった馨(受け)は、ある日の仕事帰りに不思議な鏡を見つけた。割れていた鏡の破片の一部を合わせてみると、そこから山伏姿の男の子が現れ、自分は黒狼であり、影御霊を統べる神であると言う。大牙と名乗ったその子供を家に住まわせ、一緒に風呂に入ったり抱き合って寝たりしていたが…。


人の背中に妖が見えることのある広告マンの受け。変なものは見えるし…

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