ふばばさんのレビュー一覧

奪いたいほど コミック

タクミユウ 

翻弄してるのは圭吾の方かも

「殺したいほど」の後に発表されていますが、時間軸は本作が「殺したいほど」の前日譚となっているようで、藤木x圭吾の高校時代のお話となります。

「殺したいほど」でも描かれていた通り、先に圭吾の方が好きになったようなのですが、2人は周囲に隠れて付き合っています。
しかし部屋にはついていくけれど、いざ触られたりすると拒否する圭吾に藤木はイラついている。
とはいえ、藤木は決して体目当てではなく、圭…

0

殺したいほど コミック

タクミユウ 

殺したいほど…嫌いで好き

大好きなタクミユウ先生の電子限定の短編。

高校の同窓会に初めて出た圭吾。
同級生だった女子たちは、皆美形でアイドル的だった圭吾と付き合いたいと思ってたのよ〜なんて飲みながら軽口を叩くが…
皆で飲んでいると一人の男が入ってくる。
ワルな雰囲気を醸し出すその男・藤木と圭吾は、高校当時から周囲から何か因縁があると思われていて、その同窓会の場でもなんとなく妙な空気。
酒を煽り、気分が悪くなる…

0

ラムスプリンガの情景 書店限定ペーパー 特典

オズは優しくて器用

「ラムスプリンガの情景 限定かきおろしペーパー」となります。
大きさはハガキ大。
ピンク〜薄紫色の紙にモノクロ印刷。

以下、内容となります。


↓↓↓↓ネタバレ↓↓↓↓


タイトル「おまけの4コマ」
①オズ「テオちょっと頭貸してくれ」
テオ「え⁉︎とうとう僕のラムスプリンガで培った知恵が役に立つ時が…⁉︎」
オズ「いや悪いが そういう意味じゃなく物理的に」何の知恵だ…

2

ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

読み応え抜群

今更感はありますが、やはり絶賛されている作品という事で手に取りました。
もう神レビューが沢山上がっていますので、感想だけ。

この作品の舞台・設定を、80年代アメリカ、その中でも特殊と言っていい「アーミッシュ」を絡めていること、そのアーミッシュのイニシエーションともいえる「ラムスプリンガ」という規律外の体験期間の中で起きる体験で描いている事が、非常に卓見だな、と感じました。
物語の構成とし…

3

十二支色恋草子~蜜月の章~ 2 コミック

待緒イサミ 

ん?わかりづらい。

十二支色恋草子のシリーズです。
一応の十二支の大将たちのお話は終わって、前作からはお休み処にやってくる動物神たちのエピソードとなっているわけですが。
今回は、子(ネ)の仲能(なかよし)が連れてきたクマの子供達の顛末と、神使になったカラスの兄弟のお話が骨子となっています。
いつもながら、胡太朗と正隆、コマ、そして大将たちの優しさが際立っています。
しかし。
ここから少々辛口。

絵柄の…

2

巡りあわせと恋の罠 コミック

ぱんこ。 

落ち着きと若作り。2人は同い年

短編だった「思い上がりと恋の罠」の続編。
こちらは丸々1冊のボリュームとなっています。
「思い上がり〜」の後の物語ですので、やはり順番通りに読むのをおすすめします。

奏多は吉栖の探偵事務所で働いています、イヤ、働かされてる?
しかし、オラオラな吉栖が好きになれず、何度もHしてしまう仲ながらいつまでも反発してしまう奏多。
そんな時、仕事中に偶然会ったシノ(昔の友人)から吉栖が元警官と聞…

0

思いあがりと恋の罠 コミック

ぱんこ。 

ビッチ君は更生できるのか⁈

短編集。
作者様のカバー下あとがきによると、「アホの子受だらけな一冊」となっています。

「思いあがりの恋の罠」前編・後編
替え玉試験代行や、論文代行など、違法行為を生業としている奏多(かなた)。
そこに、大学の准教授・吉栖(よしず)が博士論文の手伝いをして欲しいと依頼してくる。
吉栖のヨレヨレのくたびれ中年の見た目が好みど真ん中の奏多は、それはそれとしてゲイマッチングの相手としてもお…

0

「ロジカルオリオン」2ヶ月連続刊行企画初回限定描き下ろしペーパー 特典

紺碧セレンディピティとの連動

「ロジカルオリオン」初回限定描き下ろしペーパーとなります。
ホーム社xKADOKAWA amco2カ月連続刊行企画のペーパーだそうです。
大きさはハガキ大。モノクロ印刷。

以下、内容となります。


↓↓↓↓ネタバレ↓↓↓↓


①スマホ?を見ながらご機嫌のキール。

②誠治「キール君 ご機嫌だね」
キール「友達が好きな子と付き合えたって」「ホラっ」と画面を見せる。

0

ロジカルオリオン コミック

amco 

引き下がったら恋なんかできないよ

印象的で個性的な表紙に目が止まりました。
読んでみると、他にない絵柄と共に、内容もちょっと変わってると思いました。
キッズモデル出身の美少年・キールが、モデル時代にいつも花束を贈ってくれたひとを探す資金集めのために、会員制高級売春クラブを介して日本人天文学者・誠治と出会い…
誠治の性癖は、「女装した美少年に激しく攻め立てられるのが大好き」。
あら、変態もの?
…と思いつつ読み進めますが、…

0

17 初恋 コミック

木下けい子 

完結巻(少々辛口)

「17 教師」から1年。
やっと届いた完結巻「17 初恋」の表紙は、淡く暖かいピンク色…

……ほのぼの系に帰結してしまいましたか…
ハッピーエンドは本来好きですが、この作品に関しては「17 生徒」の痛々しいヒリつき、「17 教師」の重く冷えた空気感、そんなものに、日常や恋の中に「かすかな不穏」を漂わせるのが大変に巧みな木下けい子先生の薄暗めな名作がキタ⁈と楽しみにしていましたので…残念。…

4
PAGE TOP