ふばばさんのレビュー一覧

ただいま。 コミック

高岡あまね 

心にじんわりの良作。エロなし

社内で2年間の出向後に戻ってきた先輩社員・山口漣を紹介された成田。
山口は人当たりのいい優しげな男性。
昼食時、自作のお弁当を広げる成田に「卵焼き交換して!」と気軽に声をかけてくる…

…というのが2人の始まり。
料理上手な成田に毎日毎日卵焼きをクレクレ。ついに「山口さんの分も作りましょうか」とまでこぎつける。
と言っても、2人は全く「BL展開」ではなく完全に胃袋関係のみ。
週末山口…

2

オリジナルボーイズラブアンソロジーPetit Canna Vol.4 コミック

胸毛あり/VIO無しの美筋肉がいいと思います

毛?
好きですよ、エェ。
で、まず表紙がいいですよねぇ〜。帽子先生のセクスィーなイケおじ!
いつも独自の視点で編まれたアンソロジーを届けてくださるCannaより、今回は「毛はあり?なし?特集」です。

以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)

「胸毛ではじまる恋もある」文善やよひ
え?「鴆」の文善先生が体毛フェチの話を?
…と思わず二度見のちょっと笑えるお話。
小さな頃からもふ…

0

さめないうちに召し上がれ コミック

山田ユギ 

ユギマジックの胸熱

まとまるの待ってました!
内容的にはそれほど目新しい訳ではありません。
真面目リーマンのノンケ同僚への片想いが叶う……!というストーリー。

主人公は建設会社勤務の水島。
本当は設計部志望だけど現場監督さんを頑張ってる。
そして、同期の北川に友情以上の気持ちを抱きながらも、言うつもりも進めるつもりもなかった水島だけど。
北川は会社を辞めてしまい音信不通だったが、1年後カフェの雇われ店…

10

押しかけ鬼婿のWプロポーズ事情 コミック

雨宮かよう 

イケメン溺愛に人外を絡めて

コミックス作品はコンプリートしている雨宮かよう先生の新作。
雨宮先生らしいイケメン攻め2人に可愛い系受け1人の組み合わせ、です。
タイトルに「鬼」、表紙の攻めにツノあり、でわかる通り、人外系ファンタジーでもあります。

主人公は人間・結生(ゆう)。
小さい頃は可愛いゆるふわものが大好きで、ひとには見えないお友達と遊んでいるような子供。
ある年のお祭りの晩、迷子になって泣いている鬼の子2…

2

パラフィリアの束縛 コミック

鳥海よう子 

愛を知らないDom紳士

Dom/Subもの。

主人公は、会社社長の北方篤史。Dom。
ある日、叔父の渡が亡くなったので、と遺言書とカギを託され、その家に行ってみると一人の男と黒猫がいた…
…と始まります。
亡くなった叔父もDom。
思春期に自分のDom性に悩んでいた篤史に、本能との向き合い方を教えてくれて寄り添ってくれた温和で優しかった渡叔父。
その叔父が自分に後を託したのが、パートナSubの塁だったのだ…

5

猫、愛を知る コミック

阿部あかね 

シバキ足りない

あ〜!あのキノコねぇ〜…
やっぱり阿部あかね先生、キノコ坊ちゃんのスピンオフ、描かれたんですね。
私、このキノコ大嫌い。
シリーズ作「華と楽」のレビューでも明記した通り、「ギッタギタのボッコボコのぺっちゃんこになる話」にしてほしいもんだよな?
…という前置きがあるところで。

ま〜相変わらずのクズキノコ。
しかし、生活に変化が起こる。
お母さんのいとこのおっさんが、東京から大阪に帰…

4

かんしゃく玉のラブソング コミック

鈴丸みんた 

ハズレなし。おすすめ

待ってました!の猛生先輩のスピンオフ!
…という事で期待も大変に大きかったわけですが、読んでみてハズレはなかったです。
まず「絵」がいい。
猛生はイケメンで性格もサッパリしててモテるのよくわかる。いい奴って感じ。
一方、和晃は。
この「和晃」の造形が非常にいいんですよ。
一見クール。メガネだから。
一見ツンデレ。メガネだから。
よく見ると美形、かも?
でもほんとはね?可愛いし、不…

4

歩道橋 コミック

歩田川和果 

同人誌を集めた電子版単行本

同人誌作品6作を1冊にまとめた電子単行本。
商業作品で目についたセフレとか浮気とかの設定は無くて、ゲイである事を隠していたりの「葛藤」ものが目立つ。

「歩道橋」
主人公はゲイバレを非常に恐れている大学生。
高校時代付き合っていた相手にまた付き合ってほしいと告白されるが。
好きなのにバレる恐怖ばかりが勝ってしまう彼の心がつらい。
でも大丈夫そうなエンディングだから、ただただ踏ん張れよ…

0

友人関係 コミック

歩田川和果 

短いけど重量感を感じる短編集

短編集。
私はどれもすごく好きでした!良作揃い。

「友人関係」
読み進めていく過程で、この「友人」和久井の方もバカな奴だと思うんです。
はじめにフったくせに、恋人のできない相原にちょっかいを出し続けて。
でも和久井の行動原理と相原の幼さが見えて来る過程で、物語が反転するような感覚。
フラれて宙ぶらりんな待ちに入ったのは和久井の方…わかりづらくなったのは一種の自業自得?
短いのに複…

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ねくたいや コミック

歩田川和果 

仕立て屋さんじゃなくて…ねくたい屋さん

観念的作品が多いような先生ですが、本作は随分と「BL」してる!

主人公たちは、元々同僚。
百貨店の紳士売り場でのスーツ担当の永瀬、と。
ネクタイ担当の有働。
有働は、実家がネクタイ職人のおうちで自分もネクタイ大好きのネクタイフェチ。
で、数年間デパート勤めして、自分の「ねくたいや」をオープンしました…
…という設定。
永瀬と有働は男だらけの合コンで鉢合わせ。お互いゲイとわかりまし…

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