• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ピンクハートジャム 下

灰賀優希,大学1年生
金江凉,「リョウ」という源氏名でハコヘルで働いている大学4年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

合宿を経て、金江(かなえ)への恋心を自覚した灰賀(はいが)は、その後なかなか金江に会えずもどかしい日々を送っていた。

そんな中、重音部のライブで久しぶりに金江に会えたことを喜ぶ灰賀だったが、彼から告げられたのは「店に来るな」という拒絶のような言葉で…。

一方金江も、徐々に灰賀への想いが変化していることに気づき始める。



ひたむきで心優しい朗らか男子×クールビューティーな男前先輩が、ゆっくり丁寧に時間を重ねていくハートフルラブストーリー、完結編。

作品情報

作品名
ピンクハートジャム 下
著者
しっけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス メロキス
発売日
電子発売日
ISBN
9784834265132
4.6

(542)

(419)

萌々

(80)

(26)

中立

(9)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
49
得点
2502
評価数
542
平均
4.6 / 5
神率
77.3%

レビュー投稿数49

細かな描写までもがグッとくる…!!

上下巻構成だとどうしても
下巻の感想はネタバレ多めになってしまいすみません。

王道ながら巧みなストーリーだったと思いました。

例えばなんですが灰賀は男女好かれやすい性格で。
部内の女子からも好意を寄せられているんですね。
それが単純に"男女問わずモテる男"を表すだけでなく、
いつ・どこで・何がどう傾くか分からないリアルが組み込まれている。

恋のキッカケなんてそこら中にあって、
Aに片思いしてたとしても誠実なBに告白されたら…
Aへの想いが報われない現実に打ちのめされてたら…
Aを諦めBと付き合うのは多かれ少なかれある日常の一端。

そんな周囲の揺れ動く人の心もさりげなく組み込み
ブレることがない灰賀の一途っぷりが浮き彫りになって、
だからこそ金江が灰賀を好きになる理由が見えてくる…。

そして金江は「彼女持ちのノンケが好み」で、
女になりたいわけじゃなく彼女のように扱われたい人で…。
灰賀の好意を寄せる女の子ポジの捉え方も変わってきます。

何気ない描写・小さなコマの細かな描写ですら
ロジックがピッタリ嵌まるようでストンときました。
セクシャルな部分まで巧みな展開だったと思います。
めっっちゃくちゃ良かった!!!+゚。*(;///;)*。゚+

(周囲の揺れ動きは悪いことじゃなく自然なこと。書き方が悪かったらすみません)


以下、思うがままの萌え吐きです。


バンドとかめっちゃ青春やん~~~~~~!!!!!!!
青春BL大好きマンとしては胸一杯でウルウルきた(;///;)
ステージ上で目を合わせるのとか反則だよ…ウウウウウ

1年生と4年生だもんね。
これで最初で最後のステージとか言われちゃったら、
もうエモさ爆発しちゃって私の情緒が乱れちゃうよ。
めっっっっちゃ萌えた…最高のステージやん…*。゚+

起承転結でいう『転』のキッカケになった合宿。
合宿後の金江の変化が萌えて萌えてハァハァ息切れした。

お仕事が上手く出来なくなっちゃったりさーーー!!
もうそれって灰賀じゃないとダメってことでしょ!?
愛じゃん……恋じゃん……最高じゃん……(激萌)

顔が見たくなって声が聞きたくて。
恋の切なさがたっぷり感じられてキュンキュンしました。

だけどそこからがまた一山あってッッ!!!
「想うこと」と「伝えること」は行動しないと進まない。
灰賀も金江もどう動いていいかわからず二の足踏むのがもどかしかった(;ω;)
(しかもちょっとすれ違っちゃうし)
(灰賀の魂が抜けちゃって心配だお)

ーーーーなんて色々ありながらも、
「憧れ」ではなく「恋」と自覚したラストが感無量です。
なんの迷いもないストレートな好きが刺さりました(;///;)

客だったときの灰賀はやられっぱなしだったのに、
恋人になった灰賀のガッツキっぷりはニヤニヤMAX♡
年下ワンコ攻めスキーには堪らないガツガツさです♡
(めっっっっっちゃ萌えたのよ)
(急に雄を出してくるギャップがヤバい)

金江はめちゃくちゃ可愛い人でした。
友人に恋の相談をしてる時は叫びたいほど可愛くて、
一旦本を閉じて天を仰いで「あーーーーー!!!」
(結局叫んだんかい)(マジ叫び)

金江にとって相手がいる恋愛は初めてなんですよね…?
初々しさが爆発しててかわいいの極み。堪らんです!!
なんの不安もないほど灰賀を信用してるのもイイ(;///;)

はぁぁぁぁ(∩´///`∩)~333
ラストに近づくほど萌えまくりでめっちゃ興奮しました。
面白かったし、いっぱいキュンキュンした…!!!!!

余談ですが
今回もしっけさんの描く男子はとってもオシャレで。
特装版小冊子ではちっちゃくコーデ一覧がありました♪
小冊子の漫画部分はお付き合いを初めて約1年後の様子です(﹡´◡`﹡ )

10

キャラ良し、ストーリー良し、絵柄良しの神作品。

「ピンクハートジャム」の下巻。
続きものなので上巻未読だと理解できません。そちらから読まれることをお勧めします。

重音部の夏合宿、を機に少しずつ近づいていった二人。
けれど、少しの言葉の足りなさと、相手に誠実でいたいと願ったことがかえって裏目に出てしまい、すれ違っていく二人で―。

というところから下巻はスタートします。

灰賀くんという男の子はですね、こういう男の子好き!と思われる方が多いんじゃないかと思われるホントにいい子です。裏表がなく、一生懸命で誠実で。そんな彼だからこそ、金江くんとすれ違ってしまう。

一方の金江くん。
クールビューティーで体温が低い男の子、に見える彼の、恋する男子の葛藤だったりドキドキ感だったり、そのギャップが堪らない。可愛い…!

そんな二人をサポートする彼らの仲間がまた良い。
BL作品だと当て馬くんが登場したり可愛くない女の子が登場して二人を引っ掻き回す、ってテッパンな気がしますが、今作品にはそういういわゆる「嫌な」奴は登場しません。みんないい仲間たちなの。なので、不必要にシリアスにもダークにもならずほのぼので温かな空気感が流れる作品でした。

あ、ちなみに指用のコンドームがあることを、今作品を読んで初めて知りました。一つ賢くなりましたです。

上巻ではタバコを吸い、箱ヘルで働くちょっと淫靡な空気感をも魅せていた金江くんがどんどん可愛くなっていく。素の自分を魅せれるようになった。と言ってもいいかもしれません。それは、まさに灰賀くんと出会い恋をしたから。

キャラ良し、ストーリー良し、もちろんしっけさんの絵柄良し。とっても萌える素敵な作品でした。

あ、あと、箱ヘルの金江くんの先輩のマキさん。
彼も素敵でした。ぜひとも彼のお話も読んでみたいなあ、と。ということで、しっけ先生、スピンオフを正座してお待ちしております。

7

もだもだからの解放

上巻にたっぷりともだもだがあり
下巻でぐっと話が進むかなと思っていましたが
前半はまだ焦らしがあり…!

攻めの灰賀くんの性格的に
すんなりと進みはしないだろうなと身構えていたので
結構な焦れっぷりでもなんだか納得できました。

その分やっと思いを伝えられた時の解放感が半端なく、
私はその感覚が好きなので「わー!やっとだー!」と盛り上がりましたが
耐えられない人もいるかもしれないですね。

自分が音楽サークルに所属していたので
描かれているシーンに懐かしさを覚えることが多々あり
キャラクターたちの考え方や行動に共感できる部分があったりで
BLという括りを超えて漫画として楽しめました。

絵がお綺麗で、先生の描く下品さのないエロがとても好きなので
正直なところもう少し見たかったな…と思っていたのですが

なんと、特装版の小冊子の方にエロが詰め込まれていたようで
それを後から知り買い足しました。
修正もかなり甘くて買って大正解でした。

フェチを感じるキャラクターの細かな動きや描写に
うっとりできる素敵な作品です。
特に手の表現が素晴らしいです。

続編が出ればエロがたっぷり見れるのではと期待しています。
(受けの金江さんがぐいぐい来てくれそうなので)

5

キングオブクールビューティー受

いや、、もう、、ほんとタイトル通りなんですが、金江さん、、かっわいいわかっっっこいいわの大渋滞です。普段クールな先輩が頬を赤らめて恋の相談してるとこなんてもう萌えまくりでした。今まで見てきたBLのクールビューティの中で断トツ魅力的な人でした。
可愛いながらも男前で、年上なだけあります。ミステリアスで陰のある雰囲気の男ってだけでもう堪らんですよねー。灰賀が骨抜きにされるのも分かります。
大学生✖️バンド✖️先輩後輩の構図、最高でした!

5

看板バンドCigarsメンバーについて

主人公の灰賀と金江の大学の看板バンドだそうです。

まず、ドラムの林田。1番の人格者。忘年会の時の金江への優しい眼差しとアドバイスは私含め腐女子読者の胸を打ちました。ザ・いい奴で彼女持ち。二次会幹事を引き受けたり、酔っ払い対応もそつがない。頼り甲斐があり涙脆いところも魅力。

ベースの山内。無神経な性格で飲み会の席で灰賀に絡む。「男に告白された事あるんじゃないのー?」実は図星なので勘のいい人。たぶん彼もバイの要素のある人だから気づいたんじゃないかな。モーションかけたっていうか。スピンオフがあるとすればこの人かも。ちょっと見た目が地味だけど。卒業ライブでは「お前ら涙腺ガバガバかよ」と言って1人だけ笑顔。なかなかいいキャラです。後輩の中では松井を気に入ってたらしい。

1番カリスマ性のあるギターの金江。普段は物静かだが、雰囲気があり女性と見間違えるような美しさ。長髪で一部分だけ色が違う。お洒落。こんな先輩が箱ヘルでバスタオルだけ巻いて三つ指ついて「いらっしゃいませ」と言った時、灰賀は驚いただろうなあ。あの冒頭部分最高だと思います。2人の出会いと逢瀬の場所となった箱ヘル。ここで金江さんは本番無しとはいえ色んな男達にアレコレされてたわけで(顔射コースとかあったよね)。中にはハゲデブ親父とかヒヒジジイとかもいただろうし。そういう過去が2人を苦しめる事はないのかな?それはそれで萌える(←ひどいヤツ)元お客さんのストーカーとかもありそう。

おまけで重音研究会部長の上田。主役2人の出会うきっかけを作った人ですが、1年女子もいる飲み会で、×ゲームで二丁目箱ヘル行ってこーい!って…人としてどうなの?山内といい勝負の無神経ヤローです。サークルへの想いは熱そうだけど。女子の内田さんはあんなに好きアピールしたけど灰賀本人だけに気づかれなかったという…でも他の彼氏ができて良かったね。BL的には金江さんのヤキモチを煽るスパイス的存在でしかないけど(ひどい)

今どきマンガの中では結構気に入ったのでダラダラと下巻の感想も書いてしまいました。そういえばあのバンドにはボーカルがいないからラブセッションができたのですね。金江さん音響関係の学部って…音大だったの?色々気になるけど楽しい。

5

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP