みざきさんのレビュー一覧

αの花嫁 共鳴恋情 1 コミック

岩本薫  幸村佳苗 

ベタだからこそ良い

ずっと気になっていたものの、まだ手に取っていなかったこちらの作品。
まずはなんといっても画面の美しさったら。
幸村佳苗先生の作画が本当に美麗で見惚れてしまいますね。

肝心のお話はというと、なんだかすごく懐かしい感じがしたのです。
オメガバースのスタンダードを描きながら、90年代〜2000年代初期の香りがするというか…
肩幅がしっかりとしたハイスペックな攻め×初めてのことに戸惑いながら…

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はぐれ銀狼と修道士 小説

栗城偲  夏河シオリ 

優しくて柔らかい

自らが望んだことではないのに、その生い立ちから寂しさや孤独を嫌というほどに知っている心優しい人には、とびっきりの幸せをつかみ取ってほしくなります。

そっと身を預けて心から安心できる誰かや、本当の居場所がない不遇の者同士の組み合わせは珍しく、そしてとても優しかったです。
前半部分は優しくないことも起きるのだけれど、それでも柔らかくて優しいお話という印象が強かったですね。
読ませるところは読…

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シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

かりそめの居場所から

久しぶりの再読。
この時代のBL小説の雰囲気、やっぱり好きだなあ。
数多くある雪代先生作品の中でも、内容が思い出せるほどに記憶に残っていたのは、依存や痛々しさからなかなか抜け出せない心理描写の細やかさがあったからかもしれません。
徹底的にとことん痛く。でも甘みもあるこの不思議なバランスが好きです。

今回十数年ぶりに読み返して、初読時とは印象が異なっていたことがおもしろかったのです。

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理想の肖像 小説

ベッキー・ブラック  門野葉一 

飾らない自然な会話に惹かれます

長すぎず、短すぎない長さの短編で読みやすかったです。
堅苦しくない文体で繰り広げられる会話劇も良いテンポ感でした。

読み口は気軽に読めるライトさなのだけれど、描かれていることはとても現実的。
大人の恋愛もの…というよりも、どちらかというと人との出会いを通して自分の人生と本当の気持ちを見つめ直すきっかけを得るお話といった印象が強いです。
恋愛要素はあまり強くはないのですが、なんだかこんな…

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マッチングしたら嫌いな担当編集がきた 小説

切江真琴  奏島ゆこ 

お仕事描写が楽しいです

担当編集と担当作家。
苦手だったはずの相手との距離の縮まりと、仕事に対しての真摯な向き合い方が丁寧に描かれていて読み応えがありました。
切江先生らしい甘さもちょこちょこっとさりげなく味わえるのもうれしいですね。
三室と小坂の自然体で柔らかい雰囲気も良かったです。
すごく相性の良い2人だったと思います。

タイトル通り、ひょんなことから嫌いな担当編集とプライベートで遭遇し…と始まるお話。…

2

オメガ嫌いの英雄大公と絶対離婚したくない内職花嫁 小説

滝沢晴  奈良千春 

ギャップがキュートな攻め

仲睦まじい2人の姿がどうしようもなくかわいらしいうえに微笑ましくて、何度もにこにこしてしまいました。
この夫妻、猛烈にかわいいなあ!

シリルのことを愛してやまないエセルレッドの、加糖練乳のようなとびっきりの甘さと、5歳児よりも恋愛初心者な姿がたまらなくてですね。
基本的には、やや過保護だけれどとても頼りになる年上攻めなのです。
もっと近くで顔が見たいからとシリルを抱き上げたり、息を吸う…

1

キスは捜査のあとで コミック

すう 

遅咲きのもだつく恋心

「あのね、みっちゃん」がとても良かったので、作家さん追っかけで購入。
ひとコマずつじっくり見たくなる、味のある絵柄が素敵です。

コメディ色強めの中に山あり谷ありでおもしろかったです。
警察ものではあるのだけれど、なにか大きな事件が起こるかというとそういうわけではなく…
どちらかというと「地方の警察署に勤務する2人」にフォーカスが当てられていて、この設定が後にしっかり効いてくる感じ。

0

Hate My MIA! 5 コミック

人鳥ぺんぎん 

息を吸うように乳を揉む男

いよいよ同棲スタート!となった第5巻。
新居となるボロアパートの名前「壱岐荘(いきそう)」に笑っていると…
SM帝王な大家とその豚、ヤクザ、おじさんの幽霊、ゴミ出しをする某堕天使などなど。
登場するキャラクターのラインナップと個性がなかなかに強かったです。
なんてアトラクションみたいなアパートなんだ…

こんなにも濃いメンツが揃っているというのに、それでも舞沢のクセの強さの方が勝ってし…

2

地角の衆生 小説

栗城偲  ミナヅキアキラ 

世界でひとりだけ

虎のような四肢に鋭い爪を持ち、本来ならば尾が生えているではずの位置には蛇が。
なんとも不思議としか言いようがない姿をした、本作の主人公である妖の鵺が愛らしくてたまらないお話でした。

破戒僧と妖…いわば妖怪の組み合わせとは、はたしてどんなお話になるのか?と思っていたのですが、これが終始とても読み心地が良かったのです。
もっとシリアスなトーンなのかと思いきやそうでもなく、むしろ全体的に柔らか…

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こじらせ山瀬はわからせたい コミック

入日マロ 

煩悩の数と同じくらい受けを溺愛してやまない攻め

山瀬慧…クールな顔をしてなんて愉快な男なんだ…

受けのことが大好きすぎて、毎回脳内がたいへんなことになっているムッツリ攻めって本当にいとおしいですよね。
ちょっと距離が近くなっただけでも平常心ではいられず、ふと笑顔を向けられれば「俺は明日死ぬのか?」ときました。
これは、これは間違いなくおもしろい攻めです。

とある会社の営業職に就く2人のお話。
大学時代にひょんなことで知り合って…

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